ワインメーカーズ・ディナー開催のお知らせ
フランス、ブルゴーニュより二人のワイン醸造家をお招きし、ワインメーカーズ・ディナーを開催いたします。今回は特級畑のクロ・サン・ドニ、希少なシャサーニュ・モンラッシェ1erCruアンバゼなどの高額商品もお飲みになれます。
お時間のある皆様、ぜひご参加ください。

【パスカル・マルシャン(PASCAL MARCHAND)】
パスカル・マルシャン 巨匠アンリ・ジャイエの弟子といわれた男

ドメーヌ・コント・アルマンで15年、ラ・ヴージュレでは7年間醸造長を務め、これらをトップドメーヌに育て上げたカナダ人醸造家パスカル・マルシャン。ドメーヌ生活を通して近所でもあったあのアンリ・ジャイエと親交が深く、普段の何気ない会話や、時には具体的な助言を重ね、いつしか彼の醸造スタイルはジャイエの影響を大きく受け周囲から“アンリ・ジャイエの弟子”と呼ばれるようになりました。

かくして2006年12月、自らのネゴシャンを設立し、彼の集大成とも言うべきワインが誕生します。2005年はACブルゴーニュのみの生産ですが、2006年からはグラン・クリュを含むアペラシオンの銘柄も生産します。ネゴシャンとはいっても自前の畑の比率が高く、かつてコント・アルマンやヴージュレで実践してきたヴィオディナミの哲学に基づいた栽培により、土壌に活力を与え、豊かなミネラルを含んだ凝縮したぶどうを使っています。

自然の恩恵をうけた自然な畑、醸造に入れば可能な限り手をかけず、時間をかけてじっくりと、ぶどうが自らワインへとなるのを見守る。ジャイエの教えを忠実に再現し、かつ己の信念に基づいた頑固なまでのこだわりが産む究極のACブルゴーニュは圧巻です。アタックが強いのにしっとりとエレガント。圧倒的な濃縮感とパワフルなボディーの中に一本通るきれいな酸味が絶妙のバランスを保っています。

余韻も極めて長く、少し時間をおくと、スパイシーさが際立ってくるという魅力に満ちたワインです。初ヴィンテージといえども、もともと勝気な性格のパスカル・マルシャンが誰にも負けたくない一心で自身の知識と能力をフルに発揮した自信作!!

〔当日のワイン〕
★Bourgogne Rouge Cuvee Avalon 2006
シャサーニュの2つのプルミエ・クリュと4つのヴィラージュの区画の葡萄が使われている。比率の高いACブルゴーニュも樹齢55年以上の古木にこだわる。新樽15%、澱引きのみで無清澄、無濾過にてボトリング。

★Geverey Chambertin 2006
ジュヴレ・シャンベルタン村南部分、ロンスヴィーの畑、樹齢は約40年。収量は27hl/ha。除梗はなし。新樽は25%、20ヶ月の熟成。

★Clos St.Denis Grand Cru 2006
言わずと知れたモレ・サン・ドニの特級畑


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Maison Benjamin Leroux　Beaune
コント・アルマンの若き天才醸造家、英知の結集

コント・アルマンをトップドメーヌの一員に築き上げた醸造家パスカル・マルシャンが後継と認め、1999年若干24歳の若さにして醸造責任者に大抜擢されたバンジャマン・ルルー。

ドメーヌでの醸造に加え自身のネゴシャンをボーヌに設立し、2007年をファーストヴィンテージに新たな挑戦に挑みます。（契約農家とのぶどう栽培は2001年から始め、そのぶどうは2006年までドメーヌのワインに使われている）ドメーヌ・コント・アルマンでは伝統を守りつつも、ヴィオディナミの全面展開、スクリューキャップの導入、500リットル樽での熟成など、次々に新しいことにチャレンジするフロンティア精神旺盛な若者は、メゾン・バンジャマン・ルルーでもその能力を遺憾なく発揮します。すべてのワインは樽でなく、ぶどうの時点で購入し自ら醸造を手がけます。

ドメーヌ同様、ぶどうの栽培方法にこだわりを持ち、畑には何度も足を運び、栽培者と協力し理想とするぶどうを手に入れるのです。ぶどうを購入する畑の6割以上がリュットレゾネ、3割がビオロジック。ビオディナミ展開するドメーヌの畑（オーセイ・デュレス）からも僅かながらぶどうを入手しています。またそれらの畑のほとんどがそのアペラシオンより格上の畑に隣接し、同様の地質から極めて高品質のぶどうを得ることが出来ます。

バンジャマンがドメーヌ・コント・アルマンの醸造責任者に就く前、彼はオレゴン、ニュージーランドでピノ・ノワールの可能性について、またボルドーのシャトー・コス・デストーネルでもワイン醸造の多くを学んだと言います。あえてブルゴーニュから離れることでよりブルゴーニュを知り、そして更に良いものを造り上げる知識を身につけたバンジャマン。彼の記念すべき初ヴィンテージ2007年は簡単に言えばオフヴィンテージですが逆にそれがバンジャマンの卓越した醸造技術、そしてなにより畑の選定とぶどう栽培のレベルの高さが際立った結果となりました。

ファーストヴィンテージでは僅か120樽の生産でしたが今後数量、銘柄ともに増やしてゆく予定で、完全ビオディナミ展開や、新しいぶどうの仕立て方、新しい熟成方法など、今後がますます楽しみな生産者です。


〔当日のワイン〕
☆Bourgogne Blanc 2007
ピュリニー・モンラッシェに隣接する単一畑。ピュリニー・モンラッシェも少量混醸。樽で12ヶ月、その後ステンレスタンクで6ヶ月熟成。

★Geverey Chambertin 2007
３週間以上の長期マセラシオン。18ヶ月樽熟成。生産量はわずか5樽。

☆Chassagne Montrachet 1erCru Embazees 2007
もっとも南に位置し、斜面に広がる区画。水はけが大変良く上質の葡萄が作られる。きれがありしなやか。きわめて上品で完璧なクオリティ。



以上の６アイテムの上質のワインを生産者と一緒に楽しみます。お時間のある皆様、ぜひご参加ください。



《ブルゴーニュから二人の生産者を迎えてのワインメーカーズ・ディナー》
日時：2009年7月23日(木曜日)　19:00〜22:00
会場：ワインバー・エスペルト　豊島区南池袋1-13-21
TEL 03-3987-3660
会費：10,000円(当日は現金のみとさせていただきます)
募集：27名

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