ヨーロッパ屈指のジャズフェスNorth Sea Jazz FestivalとジャズクラブBimhuis(ビムハウス)があるジャズ大国オランダ。2008-2009日本オランダ年は、Dutch Jazz Gardenをはじめ、日本でも数々のジャズイベントが行われました。
このトリを飾るべく、今やヨーロッパを代表するトランぺッターの一人となったEric Vloeimans(エリック・フルイマンス)が、8年振りに来日します。前回は、Jesse van Ruller、Michiel Borstlapらとの来日で、ハウステンボスでTokuらと共演したライブの模様はNHKのBSで放送されていました。
自己名義アルバムへの参加者だけを挙げてみても、John Taylor, Marc Johnson, Joey Baron, Furio di Castri, Joe LaBarbera, Nguyen Le, Markku Ounaskari, Lars Danielsson, Michel Banabila, Rita Marcotulli, Palle Danielsson, Roberto Gatto, Ernst Reijseger...と多様な国籍のミュージシャンが並びます。最近のライブではセルビア出身でフランスで活躍するBojan Zやキューバ出身でオランダを拠点としているRamon Valleといったピアニストとの共演も目立ちます。
もう1つのプロジェクトが、今回初来日公演を行うエレクトリック・カルテットのGatecrash。メンバーは、キーボード/フェンダーローズにJeroen van Vliet(イェルン・ヴァン・フリート)、ベースにアイスランド出身のGulli Gudmundsson(グリ・グドムンドソン)、ドラムスに東京Jazzにも出演していたJasper van Hulten(ヤスパー・ヴァン・フルテン)。ポップさと実験性が同居した変幻自在なジャズを奏でるこのカルテットは、2007年以降、エジソン賞を受賞した"Gatecrashin'"、"Hyper"、"Heavensabove!"とアルバムを3作発表しています。