今年もまた、「復帰の日」がやってきます。沖縄の本土復帰を巡って、これまで大量の言葉が生み出されてきました。それらの中には、沖縄だけで流通消費するものもあれば、その逆に、主に沖縄の外で流通して消費されているものもあるでしょう。ある時期だけの流行りものもあれば、ある世代だけに通じる叙情的なものもあるかもしれません。「民主主義の教室」において常に「居残り組」の私たちは、これまでに何を学び、そしてこれから何を学んでいくのでしょうか。 平和憲法と戦後美術をテーマにした「Into the Atomic Sunshine in Okinawa」展の幕を閉じるにあたって、基地(Base)、平和憲法(Constitution)、日米安保条約(Treaty)という究極のアジクーター・メニュー ― BLTならぬBCTサンドウィッチをその「教室」の片隅で噛みしめつつ、吟味しようと思います。熱くそして冷静なパフォーマンスと討議を通して、理論・表現・生活といった諸相から見える「復帰」の意味を改めて考えます。私たちが住む場所から、ネイションとアイデンティティについて「今の言葉」を残していければと、願っています。