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開催終了「しまくとぅば未来へつなぐアート展」

詳細

2008年10月01日 11:49 更新

沖縄タイムスに書いたってば。
日曜日暇な人がもしいたら美術館に来てちょーだい。
しっちょーるーがいたら調子に乗って沢山喋るかも!






「しまくとぅば未来へつなぐアート展」シンポジウムに寄せて

しまくとぅばと芸術の関係議論


「方言」を「しまくとぅば」と呼び変えた時、私たちが目にしたのはしまくとぅばの危機だった。「生まり島ぬ言葉忘しいねぇ故郷忘しゆん」と言われても、一九八一年生まれの私はそもそも忘れる程しまくとぅばを持ち合わせていなかったし、生まり島から那覇に越しその後も住居を転々とした私と生まり島の関係だって至って希薄なものなのだから。
 
沖縄に生まれ育っても祖母の通訳がなければ曾祖母と話すことができなかったし、日本語で習い英語をも学ぶ学校教育について何一つ疑問を感じたことがなかった。きっと多くの若者世代は私と同じように、知念ウシさん風に言うと「見えない方言札」をかけられた状態で現代を生きているのだと思う、見えないことをいいことに無知と無視を決め込みながら。

しかし、今、生まれ島の言葉を与えられなかった私たちの前で、消滅の危機に瀕ひんしたしまくとぅばのその言語復興への取り組みが展開しつつある。世界中の危機言語の例に漏れず、パワーにより言葉を奪われた人々が沖縄にいること。
 
彼らが言語を取り戻す作業、そして彼らと同じ共同体に生を受けながらも言語を継承できなかった私たちの学び、両者をつないでいるはずの、聞けるけど話せない・話さない世代のアクション。立ちはだかる「取り組むべき大きな課題」と呼ばれる「壁」と、私たちはついに向き合うことができたように思う。

そんな折、県立博物館・美術館で「しまくとぅば未来へつなぐアート展」が開催された。来る五日午後一時からは「しまくとぅば未来へつなぐアート展」のシンポジウムが行われる。アーティストでしまくとぅばのネーティブスピーカーである比嘉豊光氏、宮城明氏、真喜志勉氏、新垣安雄氏と、しまくとぅばのノンネーティブスピーカーである儀間朝龍氏、宮城潤氏らがシンポに参加する。

しまくとぅばのネーティブスピーカーとノンネーティブスピーカー、彼らのアートの間にはとてつもなく大きく深い溝があるのを私は見てしまったように思う。溝にかけられたロープを渡る緊張感で恐る恐る溝のあちらとこちらを行き来し、そこに「未来」の共通項を見いだせず途方にくれてしまった。もしも「継承させたいしまくとぅば」と「継承してみたいしまくとぅば」の間にギャップがあるとすれば、「未来」をどこに設定すべきなのだろうか。それを決めるのはいったい誰なのだろうか。そして未来には何が継承され何が継承されていないのだろうか。

時に「言葉を超える」と表現されるアートが言語を扱うこと、そもそも言語はアートになるのだろうか、なぜしまくとぅばをアートするのだろうか。「アート展」では渦中の、つまり沖縄にいる私たち全員が関係しているしまくとぅばが、しまくとぅばアートとなり私たちにさまざまな感情を与えてくれたように思う。シンポではその共感や違和感、しまくとぅばの定義やしまくとぅばとの距離を含め沖縄にとって、あるいはアートにとってしまくとぅばとは何かというテーマで、議論を行う。どうぞ会場に足をお運びください、しまくとぅばアートについて語らいましょう。

◇    ◇
シンポジウムは5日午後1時から、那覇市の県立博物館・美術館で開催。入場無料。第1部「しまくとぅばと現代アート」では、比嘉豊光氏、儀間朝龍氏、宮城潤氏、宮城明氏、親川志奈子氏、第2部「沖縄の現代アート」では、真喜志勉氏、新垣安雄氏らがそれぞれ登壇。問い合わせは沖縄文化の杜、電話098(941)1321。

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  • 2008年10月05日 (日) 午後1時
  • 沖縄県 那覇市の県立博物館・美術館
  • 2008年10月05日 (日) 締切
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参加者
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