混沌+融合+既成価値に捕らわれることがない=フィッシュボーン。LA出身のアフリカン・アメリカン6人組として、当時平均年齢18歳で85年にEP『Fishbone』で華々しくデビューを飾る。その音楽スタイルといえば、スカ、レゲエ、ファンク、ロック、パンク、ソウルといった様々な要素を持ち、どのジャンルにも当てはまらない−例えば、対バンとしてレゲエやモッズ、はたまたヘヴィメタなんかともプレイし、全く違ったタイプの聴衆からの支持を受ける−というものだった。86年にはフル・アルバム『In Your Face』をリリースし、そのセンセーショナルな存在をアピールする。日本にもその年に初来日を果たし、想像以上のパフォーマンス力を見せつけた。その後も、88年に『Truth and Soul』、91年に『The Reality Of My Surroundings』、93年には『Give A Monkey A Brain...』をリリースしていくも、本国アメリカでのセールスが彼らの存在に対する評価ほどは、非常に残念なことにあがらなかった。ただ、その存在、そして彼らの続けてきた努力が、後続の様々なバンドの成功に影響を与えていることは間違いない。