来る11月3日文化の日、ICU祭の初日の午後に「NS Home Coming」が開催されます。この催しは、理学科の学生・卒業生と教職員を初めとして、ICUでの科学教育(Science at ICU)に関係したあらゆるメンバーの集結する一大イベントです。「国際基督教大学理学科倶楽部」の立ち上げと、インターネットを通じて国内外の各所で活躍する「Science at ICU」に関係した皆様を結んでの交流会を行ないます。また、理学・科学教育に携わるNS卒業生による講演も予定しています。現役の NS学生諸氏はもちろん、NSの卒業生も、他学科を出てから科学の分野の仕事に関連している方も、そのすべての皆様に、ICUに帰って来てほしい、そんな一日です。
そもそも2008年度より、ICUの教育は大きく変わりま す。学科が無くなり、学生はより自由に様々な分野の勉強・研究をしていくことができるようになります。このことは、「真のリベラルアーツ教育」を施す大学として非常に前向きの改革です。しかしながら、他の文系学科よりさらに系統立ったカリキュラムを必要とする理系教育においては、Science at ICUを常に念頭において考え、サポートをし、行動するコミュニティが必要なこともまた確かです。
ICUは、「文系大学」ではなく、理系科目も文系科目も等しく学べる、「本当の意味でのリベラルアーツ教育ができる大学なのだ」ということを世間に強く知らしめることが、ICUの今回の教学改革の成功にもつながり、「明日の大学」としてこれからも成功し続ける一つの鍵になるはずです。その意味からも、NSの卒業生・現役学生・院生、教職員、並びに科学のエリアで活躍するすべての同窓生は、今後「Science at ICU」の価値をさらに高めていかなくてはなりません。学科が無くなる今こそ、あらゆる分野の専門性も持っており、その全てが自由に学べるのだということを示す必要があるからです。そのことで、この少子化時代に「リベラルアーツ」を標榜する他大学とは決定的な差をつけなくてはならないのです。ですから、私たち、同窓生一人一人、学生一人一人、教職員一人一人がその意識を強く持ち、協力して行く必要があります。
今回のNS Home Comingは、こういった意味あいから企画されました。もちろん、会の後には懇談会も予定しており、本当に久しぶりに会う先生や仲間たちと、懐かしい理学館で、旧交を暖めることができるようにしてあります。
なお、この時に正式に立ち上げを行なう「国際基督教大学理学科倶楽部」(通称:Science Club)は、今まで、そしてこれからの Science at ICU に関わる、全ての学生・同窓生・教職員に開かれたコミュニティです。また、それと同時に、同窓会にとっては初の「地域ではない支部」として位置づけられます。これは、同窓会から見ると、学生・同窓生・教職員が一体となった初めてのコミュニティであり、今後、地域とは別の切り口で同窓生と大学と学生ネットワークが作られていく最初のケースにしていきます。このコミュニティを皮切りに、学生も教職員も卒業生も、全てのICUに関係した人が有機的に繋がっていき、明日の大学ICUとそして自分たち自身を支えあう素晴らしい共同体が次々に出来上がっていくことを祈念します。
今の日々の生活も大切です。しかし、ここらでもう一度、あの懐かしい理学館に帰ってみませんか?私たちひとりひとりが足を運ぶことが、明日のICUの一助にもなり、後輩達へのメッセージにもなるのです。そうそう、なんと、1階の廊下には人感センサー付きの照明がついています。しかし、あのN館の匂いは全く変わっていませんよ。 NS Home Coming の詳細は次のとおりです。