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開催終了メコン談話室(ビエンチャン)

詳細

2008年08月11日 20:25 更新

メコン談話室(ビエンチャン開催)
「自然資源に根ざした人々の暮らしと開発問題」

ラオスでは、農村部に暮らす人々の多くが、今も自然資源に根ざした生活を営ん
でいます。しかし、開発事業や経済投資は、そうした人々の暮らしに大きな影響
を与えてきました。今回メコン談話室では、自然を利用して生きるラオスの人々
の暮らし、隣国タイのパクムンダムの経験から開発事業が人々の生活にもたらし
たもの、ラオスで急速に進む水力発電事業と懸念される環境社会影響についてお
話します。

メコン・ウォッチは、東京事務所で1〜2ヶ月に一度、メコン河流域国の開発、環
境、援助などについて学びあう「メコン談話室」を開催しています。今回は、メ
コン・ウォッチのフィールド・スクールの勉強会を兼ねて、ビエンチャンでメコ
ン談話室を開催します。フィールド・スクール参加者以外の方でも、ラオスの農
村部の人々の暮らしや開発問題にご関心がありましたら、ぜひご参加ください。


日時:2008年8月30日(土)14:00〜16:30

場所:Lao-Japan CommunicationPlaza(JICafe) 3階会議室

話し手:木口由香、東智美
(特活)メコン・ウォッチ スタッフ

参加費: 無料

<内容>
第一部 自然資源に根ざしたラオスの人々の暮らし

ラオスの農村部の人々は、農業だけでなく漁労や森・川・沼などからの採取で食
料や生活必需品を得る暮らしを続けています。一方で、様々な「開発」は人々の
生活を便利にする反面、自然環境を劣化させる場合もあります。ラオスでの自然
環境の変化は、日本の私たちの暮らしが受けるよりさらに直接的な生活変化を人
々に及ぼします。このような事象を理解するため、ラオスの人々に自然の恵みが
どのように利用されているかを写真や映像を通してご紹介します。

第二部 開発によって壊される人々の暮らし:パクムンの経験

「パクムン」とはムン(ムーン)川の河口、という意味で河口域の地域一帯を指
します。ムン川は東北タイを流れるメコン河の支流です。ラオスの多数派である
ラオ族が暮らすタイの東北部では、人々の自然環境の利用や生活様式もラオスの
人々非常に近いといわれています。特に、川での漁業の重要性は、南部ラオスと
共通しています。ムン川河口では1994年にパクムンダムが完成し、川での漁業に
依存する人々の生活を大きく変えました。ダムは川の自然環境を大きく変えます。
パクムンでは魚が減少してしまい、激減した漁業資源をめぐり、住民と政府機関
の対立が長く続いてきました。ダムができたことで人々の生活がどのように変わっ
たかを振り返り、ラオスでの持続的な開発について考える一つの材料を提供した
いと思います。

第三部 加速するラオスの水力発電開発と環境社会影響

豊富な水資源に恵まれたラオスでは、近隣諸国の電力需要の高まりを背景に、
「東南アジアのバッテリー」を目指し、水力発電開発が進められています。一方
で、環境政策の未整備や不十分な影響回避・緩和策によって、深刻な環境社会影
響が生じているケースが見られます。世界銀行、アジア発銀行の支援を得て建設
が進められているナムトゥン2ダムは、「貧困削減のためのダム」「持続的な開
発のモデル」とされながら、環境社会面で多くの課題を抱えています。また、近
年、急速に進んでいるメコン河本流ダム開発は、実現すれば、国境を越える環境
問題を引き起こすことが懸念されています。いくつかの事例を挙げながら、近年
のラオスの水力発電開発の動向と、懸念される環境社会影響についてお話します。


申込: 事前に担当までメールでお申し込みください。

担当: 東 智美(メコン・ウォッチ)
   E-mail satomi@mekongwatch.org

※ 会場のJICafeは、 メコン河沿いから、インターホテルの角をセタティラー
ト通りに向かって入り、イタリアン・レストランゴンドラを過ぎてすぐ左の3階
建てピンクの建物です。

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