<左> Chapparo / El Padrino
楽器ケースを銃に見立てたこの男の名はChaparro、NYラテンの大御所らとの共演歴も豊富なトランペット奏者である。猥雑でドライブ感溢れる演奏に、Victor Rodriguezの(涙腺を刺激してくる)高音域のヴォーカルが突き刺さってくるNYサルサ"Pon El Oido Mujer"が最高。
<中> Che Sudaka / Mirando Al Reves
昨年からモダンなクンビアを探し続けて見つけた、バルセロナを代表するミクスチャーバンドChe Sudakaの最新作。ラテン、クンビア、フラメンコがごちゃ混ぜになったサウンドは文句なしにカッコ良い。哀愁溢れる"Mirando El Mundo Al Revez"がマイベスト。季節外れだけど、夏の終わりを感じさせます。全曲試聴可(3曲目)。
左【Ican / A Quien】(2006)
Carl Craig主宰のレーベルPLANET Eから2006年にリリースされた、超強力ファンキー・ラテン・チューン。疾走感溢れるデトロイトテクノ・トラックに、GALAXY 2 GALAXYのEsteban Adameのラテンピアノ&ボイスサンプルを大胆に取り入れたサウンドは衝撃でした。フロアの温度を急上昇させるパワーを持つこの曲、テクノ/ハウスDJにはもはや説明不要だとは思いますが、未体験の方には是非聴いていただきたい一曲であります。最高!
右【Plaid / Scoobs In Columbia】(1992)
名門テクノ・レーベルであるWarp Recordsの初期の活動を支えたBlack Dog Productions。そのメンバーEd HandleyとAndy Turnerによって結成されたPlaidの作り出す音楽は、クラブ遊びを始めた頃の僕にとってはまさに青春そのものであり、音楽的ルーツでもあります。そして当時彼らから受けた様々な音楽的衝撃に敬意を払いながら、いまだに現場で使い続けているのがこの曲です。反復するラテンピアノに攻め攻めなブレイクビーツ、麻薬的に体が動き出す問答無用のキラーチューンであります。最高!