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開催終了真宗教学学会 三重大会

詳細

2010年04月15日 11:01 更新

来る5月21日(金)に、桑名別院を会場に「真宗教学学会 三重大会」を開催します。

真宗教学学会の地方大会は、2年に一度、各教区を会場として開催されます。
本年度は、三重教区がその大会を受けて実施いたします。

来年は宗祖親鸞聖人750回御遠忌をお迎えし、
そして、同朋会運動50年を迎えることになります。
そのお待ち受け前年ということもあり、
実行委員会において、「同朋会運動につつまれている」私たちが
宗祖御遠忌を機縁として、新たな出発を指向したいという願いを持って、
企画しています。

宗祖御遠忌のテーマは、「今、いのちがあなたを生きている」ですが、
そのテーマにあわせて同朋会運動を言いかえるとするなら、

今、同朋会運動が大谷派を生きている

ということができるでしょう。
しかし、「真宗同朋会運動」と表現されているときは、
大谷派が行っている一施策におとしめられており、
先人が願った「大乗仏教の復興運動」という大切な位置が見失われています。

三重大会で、先人の願いをすべて明らかにすることはできないかもしれませんが、
同朋会運動に学ぶことをとおして、「私の新たな出発」をともに模索したいものです。

参加の申込みは、チラシに添付されているハガキをご利用いただき、
4月30日必着でお願いします。


大会趣旨

 宗祖親鸞聖人の七百回御遠忌法要が勤修された1961(昭和36)年、日本社会は高度経済成長を迎え活気に沸いていた。それから半世紀たつが、今日の社会の基礎ができたのもこの時期である。今では当たり前になった都市への人口集中や核家族化がそのころから進み、私たちの生活構造自体が変わっていった。そして、それまでの近隣関係や地域の結びつきを重視する村落社会的構造が徐々に変化し、自分や家族のみを中心とした都市化社会へと構造の仕組み自体が大きく変わる時であった。生活の基盤も農業から工業へと移りゆく時代状況の真っ只中で御遠忌法要を迎えた。そしてこのとき、当時の時代社会のもつ課題を見据えた上で、同朋会運動は提唱された。この運動はもちろん当時の宗門の厳しい状況から提唱された大谷派の内から起こった信仰運動であるが、それは同時に、世に公開され、宗門を超えた信仰運動でもあった。では、なぜ同朋会運動が提唱され、それが宗門のいのちとする信仰運動として展開されなければならなかったのであろうか。
 そこには当時の時代社会の状況への応答もあろうが、それ以上に人間の本質的問題に対する危機感があったからである。そのことは、1956(昭和31)年に出された「宗門白書」が如実に物語っている。当時、多くの人びとが宗門の状況に対する危機感を踏まえて、改めて「親鸞に帰れ」と叫んだ。その叫びは、真宗の教えに直参し、真摯に親鸞聖人の教えに耳を傾け自身の生き方を聖人に問うという、当たり前のことが見失われた痛みの声であった。その声によって、私たちは、自らが門徒や社会から乖離する状況をつくっていたと気付かされた。それに気付いた先達は、自身を教えに学ぶ「教学」と、その学びを他に伝道する「教化」を内容とした同朋会運動を、人類にとって大事な信仰運動であると提起した。清沢満之先生は「自信教人信の誠を尽くす」ことが真宗の肝要であると教えられる。そこには、学びを通してひとりでも親鸞聖人の教えに真に生きようとする人の「誕生」が願われているのである。
 今回の大会では、テーマを「教学と教化」とし、サブ・テーマを「三重教区同朋会運動の取り組みと課題」としたが、それは、同朋会運動の出発点は「教学と教化」にあると考えるからである。今大会において、三重教区の取り組みの歴史がどのような運動であったのか、その歴史や内容を検証しつつ、そこから見えてくる課題を共有することで、同朋会運動につつまれている宗門の、今後の方向性を明らかにする大会としたい。


補足  「同朋会運動につつまれている宗門」のところの「つつまれている」には強調の意味で、
上点がふられています。




※「真宗同朋会運動」という用語について
いつのころからか、真宗誌などの宗門刊行物に出され、
現在は当たり前のように使用されていますが、
もともと1962年、同朋会運動発足当時は、
「真宗同朋会」と正式には表現し、
それを一般的に「同朋会運動」と表現されていました。
それゆえ、宗会においてもそれが議決されて使用されていました。
「真宗同朋会運動」は、使い始められたときには、
たしか宗会において議決されていません。
いつの間にか、使い始められ、それが当たり前になっています。
行政において、名称が変更されるというのは、
内容が変更されて、もとのままでは都合が悪いときですから、
「真宗同朋会運動」が正式名称となったということであれば、
1962年、発足当時の願いや、内容から変更されているということになります。
変更する必要がなければ、名称を変える必要もありません。
ですから、名称が変わっている以上、
同朋会運動と先人が表現したお心と
現在の行政用語にあらわれている真宗同朋会運動とは
別物と考える必要があるのではないでしょうか

蛇足です

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  • 2010年05月21日 (金)
  • 三重県 桑名別院
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