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開催終了コミュ運営100日突破企画!皆で創作【万の貝になって】

詳細

2008年03月20日 19:36 更新

皆でリレー的にお話をつくります。

トップバッターは僕です。

書き終わったら、次に書く人を指名しましょう。


そしてメッセで連絡しましょう。


指名した人がとんずらしてしまったら、そこでどうするか皆で相談しましょう。

皆で素晴しいお話ができれば嬉しく思います。

コメント(122)

  • [83] mixiユーザー

    2008年04月06日 22:20

    「キサマ、タケル!!!!!」

    稲村が必死の形相でタケルに向かって叫ぶ。

    「キサマ・・キサマぁ!!よくもシエを!!!!」


     稲村は背中から刀を抜いた。



    タケルは動揺した。

    自分が・・・

    自分がシエを殺してしまった・・・。



     刀を振り上げ、向かってくる稲村。


    タケルは目を閉じた。




    このまま・・・



    このまま死のう・・・。


    稲村に殺されてしまおう・・・。



    もうシエも居ない。


    おれが殺してしまった。


    こんな姿にもなってしまった・・・。



     タケルは目を閉じた。


    心の中では、もう一人の自分が尚もタケルに語りかける。

    「ワレ、死んで何になる! ワレ、攻撃をカワセ!何をやっている!」

    自分の心が、もう一人の自分に支配されて行くのがわかる。


    だが、


    だが今ならまだ大丈夫。


    自分の意思が勝っている。


    まだ、自分が肉体を支配している。


    タケルはそのまま、稲村の攻撃を受けた。







     ザシュッツ!!!!!



    鈍い感触が体を襲った。



    目を開けると、左肩からヘソのあたりまでザックリと刀で切り裂かれていた。


    タケルを見る稲村の目にはあらゆる憎悪の心が映し出されていた。


    「い・・なむら・・・。」


     なぜか稲村に対してタケルは感謝していた。


     『ありがとう・・・。』

    そう呟きたかったが、もう声を出す力ものこっていなかった。


    タケルはその場に倒れこんだ。




    ・・・


    ・・・


    ・・・



    「はっ・・・。」


    タケルは目を覚ました。


    「こ・・・ここは・・・?」


    タケルは胸の辺りを触った。



    ・・・おかしい。

    ザックリと切り裂かれていたはずの体は何事も無かったかのように繋がっていた。


    だが、服だけはさっき切り裂かれていた部分が破れていた。

    そしておびただしい量の血も辺りに散らばっている。


     

     「・・・一体何が・・・。」





    タケルがそう呟いた時だった。


    「よう。気がついたかい。」


    後ろから声が聞こえた。



    「い・・稲村・・・?」


    そこには稲村・・・に似ているが、少し小柄の男が立っていた。



    タケルは訳がわからず、「一体・・・どうなっているんだ?」

    と、その稲村にクリソツな男に聞いた。



    男は、「おいおい・・・。聞きたいのはオレの方だ・・・。 この部屋に入るとアンタが倒れていた。 血まみれでね。 ところが、良く見るとアンタは無傷。
    ぐーぐー寝息を立てて寝ていたってワケ。
    ・・・何があったんだい?この部屋で・・・。」


    ・・・寝ていただけ・・・?


    オレはたしかに斬られた・・・はず。


    寝ていただけ・・・。


    肉体が修復したというのか・・・。


    そんなバカな・・・


    ・・・


    ・・・いや・・・。

    ありうる・・・。


    デンドロアレチンの効力が・・・。

    いやでもまさか・・・。



    タケルは自分の体を見回す。


    ・・・さっきまでバケモノのようになっていた体は、まったく普通の人間の物と変わらない状態だ。



     オドオドと自分の体を見ているタケルに男は、

    「・・・まあ、アンタに何があったのかはこの際どうでもいい。

    生存者という事実に変わりは無いからな。

    とりあえず、死にたくないだろうからオレに付いて来てもらう。いいな?」


    「あ・・あぁ・・・。」


    タケルはゆっくりと立ち上がり、その男に付いていく事にした。



    男は、「オレの名はヒロイチ。お前は?」

    と聞いてきたので、


    「あぁ。おれは順平。」

    と、またタケルは無意味に偽名を告げてしまった。


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^^

     次は恋の空騒ぎでおなじみ、 椿ちゃんお願いします指でOK
  • [87] mixiユーザー

    2008年04月15日 02:15

    みなさんご迷惑おかけしてすみません。
    恋に空騒いでる椿です。
    遅くなりましたがUPさせて頂きます。

    むっずかしい話にしやがってちくしょう!←←


    -------------------------

    ハァ…ハァ…



    ピチャン…

    ピチャン…



    ハァ…ハァ…
    ハァ…ハァハァ…ハァ



    キィィィ…
    バタン。



    「シエ…シエ…」
    「シエ…大丈夫、大丈夫だからね…」

    薄暗い地下室。
    タケルを刀で切ってから、人が近づく気配がして愛しいシエの亡骸を抱え、稲村が逃げ込んだ。


    「シエ…あぁ…なんて可哀想に…大丈夫、大丈夫だよ…すぐに元に戻してあげる…体もこれできっと動くよ」

    稲村は冷静とは言えなかった。
    もはや奇人と化していた。


    息遣いが荒く、錯乱しながらも
    胸ポケットからワクチンを取り出した。


    <デンドロアレチン>


    そう刻まれたワクチンを。

    離れ離れになった、二つの個体。

    首から上
    首から下

    どちらの傷口にも、稲村はまんべんなくデンドロアレチンの入ったワクチンを投与した。

    そして直ぐに繋げ合わす。


    「切り離れてから時間は経ってない…細胞はまだ生きているはずだ…大丈夫だよシエ…必ずくっつくよ…」



    シュゥゥゥゥ…



    直にヒシヒシと皮膚がくっつきだしそして、



    二つの個体が一つになった。






    ムクッ




    おもむろに起き上がる個体。

    喜び叫ぶ稲村。



    無表情の個体は荒々しく稲村に抱きしめられた。


    「シエ…シエ!もうこれで大丈夫…」
    「俺がそばにいるから…」


    「デンドロアレチン…これのおかげでシエ…傷が塞がったよ…血が止まった…生きてるよ…大丈夫、俺がついてるよ」


    稲村は涙を流した。
    喜びの涙を。


    無表情の個体、
    シエは透き通った顔をしながら静かに壁を見つめていた。








    シエの頬にも一筋の涙がつたった。
    悲しみの涙が。

    ------------------------------


    一方その頃的に書きました。
    さぁーて、ではぱんちゃんに続き書いてもらおうかな!!
  • [88] mixiユーザー

    2008年04月15日 05:31

    No.5
    椿ちゃまからいただきやしたぴかぴか(新しい)


    ↓↓↓↓↓↓↓↓
    「なぁ順平…
    お前は稲村を…
    俺に似た男を…
    知っているのか!?」
    「…。
    あぁよく知っているよ。
    あいつはかつての親友…。」
    「順平!!
    あいつの居場所を知っているか!?」
    「残念ながら居場所は分からない…。
    俺も探さなければならないんだ…。」
    「お前は稲村を探してどうするつもりだ?」
    「正直…
    よく分からない。
    俺は…
    俺自身は…
    何を望んでいるのだろう…。」
    「まぁいい!
    俺はあいつを見付けたら殺すね!!
    この手で憎きあいつをっ!!
    ヒッヒッヒ…!!」
    「ヒロイチ…
    お前はどうしてそこまで稲村を憎むんだ!?」





    ↓↓↓↓↓↓↓↓↓アフロ★DANCEさんに続く!!
  • [89] mixiユーザー

    2008年04月16日 21:23

    せっかくお話を頂戴しましたので、
    一話だけ作らせて頂きます(◎´∀`)ノ
    …って、
    張り切りすぎて、長くなっちゃいました。
    コメント4,5つ分位あるかもです。
    スイマセン…

    ば・ば・んば・ばん・ばん・ばん!
    さあ いってみよう!



    稲村に声をかける者は皆無であった。

    それもそのはず、
    女を連れて歩く男に、声をかける遊女はいない。


    夜空は満天の星であった。
    この地に堕ちてきそうほどの数。
    その輝きは、
    戦争という人の醜さを憂いもしない傍観者を思わせた。


    稲村はシエの手を引き、
    人ごみを掻き分け、
    暗闇に包まれた色欲の街を力強く歩く。

    シエは人形のように無表情で、足下もおぼつかない。
    ひたすら、稲村の手に引っ張られているだけであった。



    現東京都台東区 千束――

    かつて、吉原と呼ばれた場所である。

    他の街とは違い、敵からの攻撃をからくも逃れ、
    この街は活気に溢れていた。

    夜、空襲の標的となる為、
    建物の明かりは控えめだが、
    通りには人があふれかえっている。

    しゃなりしゃなりと歩む遊女たちと、
    その遊女たちを充血させた目で物色する日本兵たち。


    戦時中、
    金が儲かる対象は、決して戦争屋だけではない。

    戦争が長引けば、兵士達の不安は増大していく。
    その行き場のない気持ちの掃き溜めとして、この街は機能していた。


    オレンジ色の提灯がぽつぽつと灯り、
    やんわりとした彩を披露している。

    夏祭りを連想させる幻想的な風景。

    異なる点といえば、
    男と女の利害が性に支配されている、
    という動物的摂理である。


    甘い香の匂いと人々の体臭が混ざりあい、通りに漂う。
    妖艶な振る舞いで誘う、女たち。
    欲に駆られた、男たち。

    そして、通りの両側には幾多に及ぶ遊女屋。

    その中でも巨大な建物に、ひときわ目立つ看板の宿がある。
    看板名は「夜ざくら」。

    ここ吉原の遊郭で、最も人気の宿である。

    稲村はシエを連れ、その店の前で立ち止まった。


    「マリコさん、いますか?」

    稲村は宿の入口に立つ男に問いかけた。

    男は訝しげな顔をしながら、店の奥へと消えて行く。

    しばらくして、
    奥からキセルの煙をくゆらせながら、
    ひとりの女が顔をのぞかせた。


    恐らく女は、事が終わったばかりなのであろう。

    頬が火照りでうっすら赤みをおびている。

    首筋の着物が、はだけており、
    ほっそりした鎖骨ときゃしゃな肩があらわになっていた。

    しかし、
    その細身の骨格とはうらはらに、
    着物の上からでもわかる豊満な胸と尻は、
    男達の目を引くには十分過ぎるほどである。

    顔の大部分を占める大きな眼(まなこ)と、
    すらっと通った鼻筋。

    黒くて長い髪は乱れているが、
    そのだらしない格好すら淫靡な雰囲気を纏っている。

    そしてその肌の色は、
    白さのあまり向こう側の景色が、
    透けて見えそうであった。


    「夜ざくら」一番人気の遊女、マリコ。

    時代の流れにより、
    「花魁」をいう位は無くっているが、
    実質上、吉原で一番稼ぐ女である。


    マリコはけだるそうに暖簾を押し上げ、
    稲村を見た瞬間、眉間に皺がよせた。

    「ジュン…」


    「ジュンか…懐かしいな…その呼び方」
    稲村は自嘲気味に笑って、痩せこけた頬を引きつらせた。

    稲村順二――マリコは稲村のことをジュンと呼ぶ。

    かつて、ふたりは恋人同士であった。
  • [90] mixiユーザー

    2008年04月16日 21:26

    「今さら何のようだっぺ?」

    マリコは訛りがひどかった。


    「そう厭な顔をするなよ…」
    稲川は、犬のような上目づかいで呟いた。


    「そりゃするさっ!!自分の胸さぁ、聞いてみれっ!」


    「…そうだよな…俺が悪かったんだよな…
    …ところで、…おまえ…源氏名はつけないんだな?」


    「ふん!おっ父もおっ母もいねえオラに、
    何を隠す必要があるっ!!」

    その美貌からは想像もつかないこの訛りが、
    魅力的なギャップを生み、
    マリコを吉原の頂点へと押し上げていた。


    「…実は、おまえに頼みがある」
    小さな声ではあるが、稲村ははっきりと言った。


    「ふん。オラにけ?
    あいかわずぅ目的のためには、手段さ選ばん男だぁ!
    しかも、女好きもなおってないっぺよ!」

    見つめるだけで吸い込まれそうな紅の口元。
    マリコはそれをおもいっきり歪ませて言い放った。

    「女をひっかえ、とっかえ、この男は!!
    研究所の腐れ女から、またとっかえたけ!!」

    マリコはだらりと首がうなだれているシエの顔を、
    睨みながら、下から覗き込んだ。

    「!! こいつさ!まさかっ!シエけ!?」


    マリコは二重の顔を持つ。
    昼は軍の病院で働く看護士であり、夜は遊女であった。
    そんな彼女を男達は畏敬の念をこめてこう呼ぶ。

    ―――紅天女 マリコ

    吉原かいわいで、知らない者はひとりとしていない。


    マリコとシエは、
    看護士見習い時の同期であった。
    つまり、
    タケル、シエ、稲村順二、マリコは共通の友人で、
    戦前は共によく遊んでいた。



    「こぉのチンポコやろう!!
    ついに、シエにも手を出したけ!!
    タケルさどうした!!タケルさは!?」

    マリコは唾を飛ばして、稲村を罵った。


    「違うんだマリコ!……実は…」


    あの建物を抜け出した稲村は、
    すぐにシエの異変に気がついた。

    シエの体はワクチンの作用により、
    首のみならず、手足の傷なども回復し、
    歩けるまでに至っているのだが、
    言葉も話さず、
    表情も蝋人形のように固まったままであった。

    どうして良いものか、解決方法を見出せない稲村は、
    こうして最後の頼みの綱であるマリコを訪れたのだった。


    稲村は、今までのいきさつをマリコに話した。
    しかし、
    その大半は作り話であった。
    自分が敵国のスパイであることや、
    シエを心から愛していることや、
    タケルを裏切ったことは伏せた。
    もちろんその方が、スムースに要求が通ると考えたからだ。


    マリコは空虚な顔をしたシエの頬をさわり、
    瞳を潤ませながら、ぼそりと囁いた。

    「…けぇそうに(かわいそうに)、シエ」


    「…そこで俺が頼れるのは、もうおまえしかいない。
    この魂が抜けたようなシエを元に戻すスベを知りたい。
    死んでいったタケルの代わりに俺が治したいんだよ。
    それが親友として俺にできることだと思う」

    稲村は一呼吸おき、
    「おまえの情報網なら可能じゃないのか?」


    腕を組んで話を聞いていたマリコは、
    キセルの煙をゆっくりと吸い込み、
    ふうっと白いそれを、宙に吐きかけた。

    そのキセルを持つ指は細く、百合のように白い。
    その指先で多くの傷ついた兵士を救い、
    また夜のとばりには、
    数知れない程の男達を昇天させてきた。
    それを思うと、
    そのエロティックな手つきは、
    暗闇の中ぼうっと輝き、神々しく見える。


    「……あることは…あるだぁ」

    「本当か!!」
    稲村は身を乗り出した。


    マリコはもう一度キセルをやると、
    「ヒロサヤの三賢者なら…」
    と遠い目をして呟いた。


    「おい!!本当かよ!!
    ヒロサヤの三賢者って、
    ただの噂じゃなかったのか!!」
  • [91] mixiユーザー

    2008年04月16日 21:29

    ヒロサヤの三賢者とは、
    狂った科学者「出眉」、
    闇医者「蛮」、
    そして呪術者「垢図琴」の通り名を持つ三人のことで、
    現在でいうところの都市伝説として、
    戦時中、東京で噂が広まっていた。

    彼らは法を犯し、禁術を使うことによって、
    この世の不可能を埋めていた。


    「それならそうと、どこに行けば会える!?」
    稲村は、興奮をなるべく抑えるように努めて言った。


    「………ふん。あんた金は持ってるっぺ?
    まぁ…シエの一大事だし、三賢者の居所は教えるだぁ。
    でもぉ、莫大な金がないと奴らは依頼を受けないっぺよ」

    マリコはシエの方を見て、哀れみの表情を浮かべた。


    「金……この戦時中に金なんて!価値は無いものだろ!!」
    稲村は額に青い血管を浮かべ、怒鳴った。


    「いんや、
    そう思っているのは目の前の現実に流されている奴らだけだぁ。
    いずれ戦争が終われば、金は大いに役立つだぁ。
    ……ここだけの話、日本はこの戦争に…」

    そこまで話すと急にマリコは眉を八の字にして、

    「やめた、やめた!あんたなんかに教えてもしょうがないっぺ」
    と顔の前で手を左右に振った。

    だが、マリコのその話を聞かなくても、
    スパイである稲村には日本国の行く末が見えていたことは、
    言うまでもない。


    「金がないならぁ、ほかに方法がひとつだけあるだぁ」

    「ほかにっ!?」
    稲村は、先に言えよ、という言葉を必死にのみこんだ。


    「…ちんころまんじゅう、というものを探して、三賢者に渡せぇ
    ちんころまんじゅうが何かはオラにもわからん。
    三賢者の居場所は滋賀県だぁ。
    場所を指してやっから、地図さ出せぇ」

    マリコはちょいちょいと指を動かし、
    灰を地面に落とすと、
    キセルの先で、稲村が持つ鞄を指した。

    せかせかと鞄から地図を取り出す稲村。


    ちんころまんじゅう??
    ちん…ころ…まん…じゅう…いったい何なんだ!?

    稲村が全く聞いたことのない言葉であった。


    マリコは一旦店の中へ入り出てくると、
    今の手持ちはこれだけだと、稲村に金を手渡した。

    手持ちの金といえども、
    東京、滋賀間を汽車で往復しても、
    余りが出るほどであった。

    マリコはそっと包み込むように、シエを抱きしめた。
    「シエ…、
    ちゃんと元に戻ってくんだっぺよ」

    シエはマリコの声に何も答えることができない、
    マリコから発するほのかな良い香りも嗅ぐことができない。

    ただ、この絵巻画のように鮮やかな街を、
    じっと見つめているだけであった。



    一抹の不安を抱え、
    稲村は「ちんころまんじゅう」という得体の知れない言葉と共に、
    シエを連れ、
    吉原を発った。




    魂を失くしたシエ。


    シエを救う為、三賢者に会う決意をした稲村順二。


    シエと稲村を救う為に二人を追うが、
    後手後手に回り、追いつかず、
    自分の中の獣を止められないし、
    そんでもって偽名を使いすぎてしまったタケル。


    そんなタケルと行動をともにし、
    順二似のくせに順二を恨むというややこしい謎の男、稲村ヒロイチ。


    そして、
    冒頭に登場したきり、行方知れずのタケルの親友、もうひとりのヒロイチ。


    物語はそれぞれの思惑が交錯し、終局へと加速する。



    はたして、
    日本は米国に勝つことができるのか?


    タケルの体は?


    シエの魂は?


    ふたりに、
    お互いの貝の欠片を、
    見せ合う日が訪れるのであろうか?


    そして、
    物語の鍵「ちんころまんじゅう」とはいったい?



    『万の貝になって〜第一章〜』 終演


    次回、怒涛の新章突入!!!
    運命の箱舟は彼らを何処へ!!



    勝手に、適当に、まとめてスマセン。
    フリ逃げしてスマセン。
    史実を著しくまげてスマセン。

    次は「あひるさん」、
    よろしくぅぅぅねっ!ヾ(´c_,`*)
  • [92] mixiユーザー

    2008年05月08日 08:58

    あひるちゃんよりいただきましたぴかぴか(新しい)
    No.6

    〜万の貝になって第二章〜ぴかぴか(新しい)開演ぴかぴか(新しい)


    俺の名前は稲川順二。

    俺には稲川広一(ヒロイチ)という双子の弟がいた。
    広一は生まれた時から身体が弱かった。
    俺はそんな弟をどうにか健康にしてやりたい。
    それだけを考え
    勉強や実験を繰り返した。
    広一は一日の大半を自室の布団で過ごしていた。
    おそらく…
    自分を不幸に思っていただろう。
    そして
    同じ双子でありながら健康で、自由に出掛けることの出来る俺を憎んでいただろう。
    だが、俺の研究は広一を健康にしてやりたいという思いでしかないことを広一は知らない。

    双子でありながら
    布団からでることのない生活のためか。
    広一の成長は俺のそれとは違い、未熟な小柄なものだった。

    ついに薬が完成した。
    『広一…。これでお前は歩けるようになるんだ!!』
    そうして
    広一が寝ている隙に
    折れてしまいそうなくらい細いその腕に
    ゛デントロアデチン゛
    を投与した。

    数分後広一に変化が現れた。
    身体が膨脹したり
    縮んだり。
    失敗だったのか!?
    そんなはずはない。
    実験はいずれも成功している。

    「順二…何をした!?」

    俺は恐ろしくなりその場から逃げ出した。



    ウッディさんに続く
  • [93] mixiユーザー

    2008年05月08日 12:23

    広一の誘導のもと、建物を後にするタケル。


    『なあ、アンタ。 なんで建物の中にいたんだい?』


    道中の会話がてら、タケルは広一のこれまでの経緯を聞いてみることにした。


    「ん? そりゃあ、こっちがアンタに聞きたいくらいだが・・・まあ、いい。

    ある男を探している。」


    『ある・・・男?』


    「ああ。 アンタも、この街の異常さを見ただろう? アレの元凶さ。」


    あの変異の元凶だって?

    それじゃあ、この男もアイツを追っているのか・・・。


    『・・・稲村。 広一、あんたに瓜二つの男。』


    「・・・! アンタ、知っているのか? いや、会ったことがあるのか!?」


    タケルは、今までの経緯を広一に話した。










    「・・・そうか。 アンタもデンドロアレチンの・・・。」


    目を瞑り、黙って話を聞いていた広一が口を開く。


    「話を聞くところ、あんたの能力は【獣人化】だな。」


    『獣人化・・・?』


    「ああ。 人によって、デンドロアレチンの効果が違うらしくてな。 

    共通しているのは、異常な回復力。

    ちなみに、獣人化の特徴は、戦闘時に起こる身体の獣化と、怪力だ。」


    ・・・・・・。


    『広一、何でアンタ、そんなに詳しい?』


    稲村順二と瓜二つとはいえ、別人の彼が何故こうも詳しいのか?


    「ん? 実はな・・・」


    広一は、そう言って懐から1本のナイフを取り出す。


    『何を!!』


    タケルも、先ほどまでの異常な体験で敏感になっている為、咄嗟に身構える。


    「大丈夫だ。 別にアンタを襲おうって訳じゃあねえ。 ・・・見てろよ。」


    突然、広一が自分の首に持っていたナイフを突き立てる。

    それと同時に、広一の首から噴水のように血液が噴出する。


    『何やってんだよ、アンタッッ!?』


    駆け寄ろうとするタケルに、ヒューヒューと喉から音を立てながら広一はタケルを制止させる。


    「ヒュー・・・だい・・・ヒュー・・・じょ・ぶだ・・・・・・」


    そう言う広一の首からは、パキパキという聞き覚えのある音が聞こえていた。

    そう。

    これは、あの忌まわしいデンドロアレチンが、肉体を再生する音だ。

    ということは・・・まさか・・・


    『ア、アンタも・・・?』


    「そうだ。 アンタと同じ被害者の一人さ。」


    首からの流血も治まり、笛のような音もしなくなっている。

    そして何より、生きている。

    どうやら、間違いないようだ。


    「ちなみに俺の能力は【念力】。

    アンタのように容姿が変化したり、怪力を発揮することは出来ない。

    だが直接、手を触れなくても物を動かせたり、破壊したりできる。」


    『・・・アンタ、何者なんだい? その顔。 その力。

    どう考えたって、稲村と無関係ではない筈だ。』


    「・・・。」


    『どうした? 言えないのか?』


    広一は考え込んでいたが、暫くすると答え始めた。


    「稲村順二と俺は、双子の兄弟だ。」


    『・・・! 何だって!?』


    「だから俺は、兄弟として奴を止めなきゃならねえ。

    これ以上、俺やアンタのような被害者を増やさない為にもな・・・。」


    『・・・・・・。』


    黙りこくるタケルを見て、広一が話し掛けてくる。


    「どうした?」


    『仮に・・・俺達が稲村を止めたとして。

    その後、どうする? 俺達の身体は、もう人間じゃあない。

    人間としては生きていけない・・・。』


    「アンタ、【ヒロサヤの三賢者】・・・知ってるかい?」


    『? ・・・いや。』


    「奴らもマッドサイエンティストだが、科学者として、その力は最高だ。

    奴らならば、この呪われた身体も何とかできるかもしれん。」


    『・・・! ホ、本当か!? どこにいるんだ!!』


    「じゃあ、まずは三賢者の居所を知っている女がいる。 そこに行くか。

    俺の掴んだ情報だと、順二もそこに向かったらしい。 

    奴を追うにも丁度いいしな。」


    こうしてタケルと広一は、稲村達の向かった吉原へと進路を向けた。










    ・・・難しかった。

    天さんにバトンタッチ。

    この世界で仕事のイライラから現実逃避しちゃってください。





  • [94] mixiユーザー

    2008年06月22日 05:55

    天龍さんより
    No.7


    『ちんころまんじゅう…』
    三賢者は滋賀県にいる…。

    稲村は心の壊れたシエを抱きしめた。

    「シエ…。
    必ずお前を元にもどしてやるから…。

    そして2人でひっそりと暮らそう。

    シエ…
    本当に愛しているんだ。

    シエ…シエ」

    稲村はそっとシエに口付けた。

    シエはただただ遠くを見つめるばかり。

    どこか悲しげな表情のまま。
    無気力に稲村の口付けを受ける。



    ちんころまんじゅう…
    それは一体どういう物なんだろう…。


    どこを探せばいいっていうんだ!!


    愛しのシエ。
    俺は必ずお前を元に戻してみせる。

    そしてこんな腐った世界とは関係ない
    静かなところで暮らそう。


    シエを再び抱きしめ、
    ちんころまんじゅうについて
    情報収集を始めた。






    ごめんなさいあせあせ(飛び散る汗)
    ここが限界冷や汗
    timtimさんにまわしたいと思います!!
  • [98] mixiユーザー

    2008年06月26日 20:01

     おれの名は珍夫。

    趣味はファミコンとパソコンいじり。


     今流行りのグラディウスを最近クリアしたところだ。



    変な夢だった。

    戦争のような夢・・・。


    おれは第三者視点から、複数の人間、複数の場面を見ていた。


    あれは単なる夢だったのか・・・それにしては、妙にリアルな感覚があったが・・・。



    「珍夫〜ごはんよ〜。」


    「はーい、ママ。」



    ママが呼んでいる。


    おれは自分の部屋を出て、ママの待つ台所へと向かった。



    【1986年 6月29日】


    階段にかけてあるカレンダーには、国生さゆりのかわいらしい笑顔。


    (かっわいいなぁ〜。)


    おれは鼻の下ロング状態でママの待つ台所にたどり着いた。


    「あら?珍夫、今日はえらい鼻の下ロングね。

    さ、お食べ。

    今日はアンタの好きなスッポンよ。」



    「わぁ。ママ、ありがとう。」




    おれはスッポンをたいらげ、部屋に戻る。


    そしてスーマリ3を差込み、ファミコンの電源を入れた。







     画面には、ねずみ色のモヤモヤが映し出された。

    「チッ・・・。接触が悪い。」



    カチッ、

      バツンっ!



    電源を切り、赤いレバーを押しやりカセット抜き出す。


    「ふぅーーッ。」



    カセットの差込口をフーっとやる。



    そしてリトライ。




    チャリーン



    「よし。点いた!」


    シッポの生えたマリオが、OP画面で軽快に飛び跳ねていた。




    おれはそのままスーマリ3をプレイする。







    深夜。




    3面まで行った。


    笛を使わず、海をボートで彷徨い、アイテムを集めまくっていた。





    うとうと・・・




    「あぁ・・・眠い・・・。」




    スーマリ3・・・。


    ドラクエ2みたいに、パスワード機能があればいいのに・・・。



    うとうと・・・




      うとうと・・・











     おれは眠りに入っていった・・・。




    ・・・




    ・・・





    「ちんころまんじゅう・・・。」



    稲村は、シエを抱きかかえながら、ちんころまんじゅうの情報を集めていた。



    「シエ・・・必ず・・・必ず・・・。」



    稲村はまた無意味にシエに口付けをした。









    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


    おつぎは、あーやさん、おねがいします!


       強 ! 制 !  
  • [99] mixiユーザー

    2008年06月27日 00:33

    そしてまた、もう一度シエにキスをした。


    さらにもう一度。
    今度は長い長い時間。


    さらに更にもう一度。
    昔のシエが思い出される。俺はたまらない気分になり、、、


    またもう一度。
    今度はぶっちゅり、ねっちょり、ぐっちょり、、、、、と

    とここで俺はある事に気が付いた。

    「これは?」

    舌先に何かが触れる、舌以外の異質な何か、、、。

    早速取出し、なんだったのかと確認してみる、。

    それは、さくらんぼ大の大きさで、球体、玉虫色にひかる物体であった。

    何故?
    何故シエの中にこんな物が、、、、。

    まるで理解できない。

    こんなモノを口に含む時間などシエにはなかったはず。

    これは一体、、、。

    これが何を意味するのか分からないが、今の俺は大した手掛かりもなく、
    ただの偶然だと見過ごす事も出来ない。


    冷静になった俺は、シエをそっと横たえ、その物体をまじまじと観察した。

    今までに見たことはないようだし、
    特に変わった所もないような、、、
    、、、、、、こうしてじっとしていると元来集中力のない俺の頭に、様々な考えが浮かんでくる。

    あの恐ろしい戦争。

    シエの最後。

    ちんころまんじゅう。

    ゲームのオープニング。

    昨日の夕飯。

    飼っていた犬、元気にしてるか。

    天気予報今日も外れて雨が降ってきたな。

    ヘビは嫌いだ、寄ってこないでくれ。

    今日お布団干すの忘れた。。。。。。。。。


    はっ!!イカンイカン?!
    つい雑念ばかりが浮かんでくる。
    これだから俺は、、、

    頭を激しく振り、もう一度手元の物体に目をおとす。

    不思議なモノだ。
    光の加減なのか、見るたびに違う輝きを放っている。
    それに、こうして眺めていると、
    何とも言えない気分になってくるのだ、、、。

    そうして小一時間がたった時



    突然!!!




    スミマセン、ここで終わります(ノд<。)゜。
    でびさん、読み手の私をここに引きずりこんだのだから、後もう一度よろしくお願いしますm(__)m
  • [100] mixiユーザー

    2008年06月27日 23:35

    突然、辺りが真っ暗になった。


    ガシッ!


    一瞬何が起こったのか解らなかった。


    体を数人の人間に押さえつけられたのだろう。

    目隠しをされ、口には猿ぐつわ。


    手を後ろで縛られ、稲村は地面に押さえつけられた。



    「シェケ アヴェラカ ドボンネ?」


    「オヴェ アヴェケケ オニョンロ。」



    イミフの言葉が聞えてくる。



     ゴンッ



    衝撃が稲村の頭を襲う。


    鈍器で殴られたのだろう・・・。

    稲村はそのまま意識を失った・・・。









    ・・・




    ・・・




    ・・・





    「はっ。」




    目が覚めると、珍夫はファミコンのコントローラーを握って座ったままだった。



    「・・・いけね・・・ファミコンしながら寝ちゃったよ・・・。」


    画面のマリオは、カエルスーツを着たままボートの上でヒョコヒョコ動いていた。



    時計を見ると、もう深夜の三時を過ぎていた。


    「・・・さすがにヤバイな・・・。」


    珍夫は惜しい気持ちを押さえ、ファミコンの電源を落とした。


    そして布団に入って横になる。



    (それにしても・・・さっきの夢・・・。

    その前に見た夢の続きだった・・・。)


    珍夫は不思議に思いながらも、電気を切ろうと、横になったままでも届く長いヒモを引っ張った。


    ヒモの先には、玉虫色に光る丸い球体が飾りとして取り付けられていた。


    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



    次はぴゅあぼぉい。

    強制!


  • [103] mixiユーザー

    2008年06月29日 22:36

    私の舎弟のぴゅあより
    NO.8



    ↓↓↓↓↓↓↓↓↓
    部族の一人に稲村は訪ねた
    「シエは!?
    シエはどこだ!?」

    『シエとは一緒にいた女のことか?』

    「そうだ!!
    シエ…
    俺のシエは一体どこにいるんだ。」

    『我々は見てしまった。
    恐ろしいものを。』

    「恐ろしいものとシエが何の関係があるというんだ!?」

    『お前達の接吻を我々は見た。
    すると女の口から玉が出てきた。
    』

    「あの玉とお前らは何の関係があるというんだ!?」

    『あの玉を知らないのか!?
    あれはおそろしい物だぞ!!』

    「それがなんでシエの口から出てくるんだ!!」




    眠い…
    ぢゅんさん宜しく
  • [105] mixiユーザー

    2008年06月30日 22:22

    はい。
    受け取りました。
    それにしても皆さん、主人公のタケル君が放置プレーになってますね。
    なので私は・・・










    「タケル。 ここから電車で吉原まで行くぞ。」


    今、俺をタケルと呼んだのは広一。

    俺の追っている稲村の双子の兄弟だ。

    彼も訳あって、稲村を追っている。


    『ここから吉原までは、どのくらいかかる?』

    「そうだな。 ざっと3時間ってとこか。」


    吉原に行けば、俺や広一に巣食う【デンドロアレチン】をどうにかしてくれるとう三賢者の情報が得られる。

    そして、そこには稲村もいるかもしれない。

    稲村・・・。

    今、お前はどうしている?

    この狂ってしまった世界を、一人で歩いているのか?

    シエの居なくなってしまった、この世界で・・・。


    ジリリリリリッッ・・・・・・!!


    ベルの音が、電車の出発の時間を告げる。


    「タケル・・・。 少し眠っているといい。 疲れているだろう?」


    広一が俺を気遣って、言葉をかけてくる。

    この1日の出来事は、普通ではなかった。

    身体は人間のものではなくなった俺も、精神は普通の人間と変わらない。


    『あぁ、悪いな。 少し、眠らせて貰うよ。』


    そう言って、俺は目を瞑った。










    眠りに落ちて、小一時間が経過した頃だろうか?


    ガタンッッ!!!!


    俺達の乗った電車は大きく揺れ、急ブレーキがかかる。

    突然の衝撃に、車内の乗客は悲鳴と共に倒れる人や身体をどこかにぶつける人が続出していた。

    勿論、俺や広一も例外ではない。

    目を瞑っていた俺の唇に、温かく柔らかな感触がある。

    なんだ・・・?

    不審に思った俺が目を開けると、そこには10代の乙女のように頬を紅く染めた髭面のオヤジ・・・もとい、広一がいた。


    『ウゲエエェェ・・・ッ!!!!』


    あまりの出来事にショックを受けた俺は、その場を飛びのき、座席の角に頭をぶつける。


    「俺の初めての唇を奪ったのが・・・タケル。 お前だとはな。」


    そう言う広一の目には、キラリと光るものがあった。

    それは、ファースト・キスを男に奪われたオッサンの悲しみなのか。

    それとも、想像もしたくないような別の想いなのか・・・?


    『それはそうと、何かあったのか?』


    広一の、どちらに転ぶか分からない告白を聞くまいと、話を逸らす。


    「何かトラブルがあったみたいだな。」

    『トラブル?』

    「あぁ。 ここからでは何も見えないが、俺達には分かる筈だ。」

    『・・・どういうことだ?』


    ・・・ザワッ


    その瞬間、自分の腕に違和感を覚える。

    シャツの袖を捲り、自身の腕を確認する。

    ・・・・・・!!

    俺の右腕は、硬く長い毛に覆われ、爪も鋭利なものへと変化していた。


    『獣人化が・・・!!』


    これは、同じデンドロアレチンを体内に保有する【敵】が近くにいることを示している。


    「どうやら、この騒ぎ。 デンドロアレチンが関与しているみたいだな。」


    キャアアァァァーーー・・・ッッ!!


    車両の先頭付近で悲鳴が聞こえる。

    どうやら、あそこで何かがあったようだ。


    「行くぞ! ・・・ダーリンッッ!!」


    俺は髭面乙女と共に、悲鳴のした方へと向かった。

    隣を走る男に、若干の身の危険を感じながら。










    次は・・・

    ふぅこさんにお願いしようかな?

  • [107] mixiユーザー

    2008年07月01日 00:31

    優しいふぅこさんより
    NO.9



    「あっマリコ!!」
    「マリコって誰だ!?
    お前の恋人か!?」
    「こんな時にジェラってる場合かよ!!
    マリコは友人だ。
    吉原にいるハズが何故こんな場所に!?」
    「吉原に会いに行く予定の女はあいつか。
    しかし何をもめている!?」




    ラッキーボーイの
    ご☆ん☆ろ☆くさんにパスウッシッシ
  • [110] mixiユーザー

    2008年07月07日 09:43

     本当に久しぶりに会えたのに、再会の喜びも分かち合えぬまま俺達は互いの姿に驚愕する。
    「おっ…おめぇもって、そらオラの台詞だわ!その腕ぇ、何があったんだ!」
    「何って、侵されてんだよぉっ!デンドロアレチンに!!」
    「デンドロアレチン……まさかぁタケルの口からそんな単語さ聞ぐなんて思ってもみんかったわ」
     ドクン、ドクンと疼く俺の腕。その腕は俺の意志には従わない。
    ―――ぐぐぐぐっ……
    「はぁっ、はぁっ。やばい、マリコ逃げろ!!」
    「あほ。身体ー言うこときかんのはオラもおんなじだっぺ。せめてどっちかの身体が侵されてなければ、二人でゆっくり話せんのにな。」

    ――ビクッ…ビクンビクンッ!

    「避けろ!マリコ避けろぁあ!」
    「あほ……。避けんのはそっちだっぺや。」
    ―――ばき。

     ……え?何だ……手が

    ―――バリバリバリバリッ!!!

     俺の手が………喰われた。
    「タケル!!おい、大丈夫か!?」
     ヒロイチが何か言ってるけど。それより、痛い……痛い痛い痛い痛い……

    「オラの身体が敵視した奴ぁ、オラに触れようとすっと、喰われちまうよ。オラの回りの空間にな。」
    「いっ………いてぇっ……」
     食いちぎられた俺の腕の断面から、真っ赤な液と煙が溢れ出しジュウジュウと音を鳴らす。
    「いてぇ……いてぇよ、何だよこれ!!何だよこれ!!」
    「我慢しな。すぐ治るべ。」
     冷たい目で俺を見るマリコ。治るよ…確かに治る。治るんだ。でも、こんな姿でもいてぇもんはいてぇんだよ。…もう、人が痛いのなんてわかんなくなっちまっているのかな…。


    ↓Cielさんに。
  • [111] mixiユーザー

    2008年07月07日 15:33

    痛い

    痛い

    食いちぎりられた腕から流れる鮮血と共なう痛み…

    やっと

    やっと

    会えたのにな俺達…

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    ここまで。

    じゃあウッデイさんで
  • [112] mixiユーザー

    2008年07月08日 00:55

    えー。
    前回、私の時にミスがあったので、修正をしつつ・・・










    「じゅ・・・順平! 大丈夫かッ!?」


    急に左手を失った俺を見て、広一が駆け寄ってくる。


    「・・・!! ジュ、ジュンッ!!??」


    広一を見たマリコが驚嘆の声をあげる。


    「ジュン、あんたシエと一緒にいた筈じゃあ!?」


    【ジュン】とは、マリコが稲村を呼ぶときに使う名だ。

    恐らくは双子の弟である広一の存在を知らないマリコは、兄の順二と見間違えたのだろう。

    しかし、俺が気になっているのは、そんなことではない。

    今、マリコは何と言った・・・?

    【シ エ と 一 緒 に い る】

    そう言っていなかったか?

    いや、確かに言っていた。


    『お・・・おい、マリコ。 お前、稲村とシエを見たのか?』


    そう俺が聞こうと、マリコに近づいた時だった。


    「順平! どけッ!! ソイツは俺の念力じゃないと攻撃出来ない!!」


    そう言った広一の眉間のあたりには、何か力の塊のような光が集まっている。


    『広一、待てッ! マリコは俺の友人だ! それに聞きたいことも・・・』

    「・・・!? 【ヒロイチ】?? この髭男、ジュンじゃないのけ!!??」


    俺とマリコの言葉が終わるのを待たずに、広一の作り出した光の玉は、マリコに向かって勢いよく放たれた。


    バチイィィィッッ!!!!


    「キャアアアぁぁぁ・・・・・・!!」


    感電したような乾いた音と共にマリコの叫び声が響く。

    マリコは、その白く細い身体を黒く焦げつかせ、煙を立ち昇らせながら倒れ込んだ。


    『広一! 最後まで人の話を・・・』


    クラリ・・・


    『う・・・!』


    広一の行動に怒りを覚え、掴みかかった俺だったが、先ほどの出血が酷かった所為か、貧血を起こしその場で気を失ってしまった。









    目が覚めると、俺は布団に寝ていた。

    そして俺の横にはマリコが。

    ここは宿の一室だろうか?

    8畳ほどの畳の部屋に俺と広一、マリコは居た。


    「順平・・・いや、本当はタケルか。 気が付いたいだな。」


    窓際あたりに腰かけている広一が、目を覚ました俺に気が付き、話し掛けてきた。


    『ああ。 ここまで運んでくれたのか。 悪いな。』


    そう言って布団から起き上がろうと、いつものように左手を下に着く。


    『!?』


    その時、いつもとは違う違和感に気付く。

    左手が・・・無い。

    そうだった。

    左手は、横に寝ているマリコに【喰われた】のだった。


    「ああ、タケル。 まだその左手が生えるのには時間がかかるぞ。」


    そう言われて、左手のあった箇所を見てみると、傷自体は皮膚が再生し塞がっており、もう出血は無い。

    しかし、手は再生しきっておらず、手首の先から直接、指のような小さな肉が突起していた。

    広一の話によると、回復力の異常に高いデンドロアレチンであっても、【今、そこに無いもの】を再構築し、再生させるのには時間がかかるらしい。

    まあ、再生するのならば、別に問題は無いか。

    つくづく自分がもう人間ではないということを思い知らされるのには正直、凹むが。

    とりあえず今はマリコの回復を待とう。

    彼女は、何かを知っている。

    もしかしたら、シエは生きているのかもしれない・・・。

    横で広一が


    「順平、俺に嘘をついていたのか・・・。 いや、タケルか・・・。」


    などと、ブツブツ言っていじけていた。










    はい、ここまで。
    次はぁ・・・あーやるんるんさんにしましょうか。
  • [113] mixiユーザー

    2008年07月09日 00:18

    難しすぎますが(ノд<。)゜。頭こんがりまくります(ノд<。)゜。


    「おい、広一うるさいぞ!嘘だとかかんとか細かい事言わず、今はマリコだ。
    せっかく会えたんだ、じっくり話を聞きたい。」

    俺はそう言い放ち広一を黙らせた。


    マリコ、、、、。


    シエと一緒にとはどういう事だ。あれから、シエとマリコが一緒にいたなんて事がありえるのか、、?


    「マリコ、、、、」
    そっと声をかけてみるがマリコはピクリともしない。

    「マリコっ!」
    「マリコマリコっ!」
    何度声をかけても、強く揺すぶっても変化なしだ、、、、。


    どうしよう。見た目よりもダメージが大きいのだろうか。


    、、、、。


    よし!こういう場合はお約束のあれだ!
    俺は、さっきの事も忘れて寝ているマリコにそっと近づき、、、、


    唇を重ねた。



    ここまででーするんるん
    ぱんお姉様に続きをお願いしたいです爆弾爆弾
  • [115] mixiユーザー

    2008年07月09日 12:31

    あーや♪ちゃんからぴかぴか(新しい)

    NO.10



    マリコ…
    目覚めてくれ…

    唇を重ねようとしたその瞬間
    突然空間がゆがんだ。

    「順平exclamation ×2」
    タケルは壁に激突した。

    『イタタ…』
    頭を強く打ち
    でかいたんこぶが出来た。
    たんこぶをさすりながら立ち上がり
    マリコの方を見た。

    『マリコexclamation ×2広一exclamation ×2』

    なんと2人が激しい口付けを交わしていた。

    「順平…すまない。俺はマリコを好きになってしまった。」
    どうやら
    マリコと俺の口付けを阻止しようと突き飛ばした拍子に広一の唇がマリコの唇に重なったらしい。


    「タケルさ…。
    」

    マリコはタケルに
    稲村とシエのことを語りだした。



    次は
    姫。さんにお願いしますほっとした顔
  • [118] mixiユーザー

    2008年07月23日 21:41

    姫さん→ストカメちん→椿ちゃん経由で
    No11


    『ふん… 秘薬の解毒… ということか?…
    甘ったれるな! この秘薬の意味も分からずに使ったんだろう?
    自業自得… だ…』
    垢図琴が一瞬、高揚した。

    「ぐっ…」稲村は呻く…

    『とは言う物の… 教えてやらん事もない…
    私の出す条件が揃えば… な…』

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    「シエ・・・シエを返せ!!」
    『条件をのむか?』
    「本当にシエは元に戻るのか!?」
    『ああ。保障しよう。
    正し君には、やってもらいたいことがある。
    さあ、のむのか?』
    「シエ・・・シエ!
    俺のシエ。
    俺とシエは幸せになるんだ!
    もう二度と失いたくない。
    俺だけのものであるべきなんだ・・・。
    ああシエ!
    俺はお前のためなら何だってやれるさ。
    お前と二人っきりの未来のためなら。」
    『さあどうする?』
    「シエは無事なのか?それだけは答えてくれ」
    『隔離してはいるが無事だ。これで満足か?』
    「ああシエ。
    待ってろ。すぐ迎えに行くから。
    垢図琴さん。
    俺のシエを助けてください。
    俺に出来ることなら何でもやります!!」
    『それでいい。賢明だな。
    さて、お前は”ちんころまんじゅう”というものを知っているか?』
    「”ちんころまんじゅう”・・・。ここに来る前に名前だけは聞いた。」
    『それはどこで聞いたんだ!?』
    「吉原に昔馴染みの友人がいて、その友人に三賢者のことと一緒に”ちんころまんじゅう”の名前だけきいた。
    それが何なのかは何一つ分らないが」
    『そうか。
    実は、お前は”ちんころまんじゅう”を作ることができるんだ。』
    「え!?俺が!?」





    戻ってきたやまちゃんことやまこーに強制です電球
  • [119] mixiユーザー

    2008年07月24日 03:08

    テスト前という素敵な時間に回ってきましたやまこーです。

    モロ理系で文才はないですがテキパキ行ってみましょう��



    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


    「俺が・・・ちんころまんじゅうを・・・・・・」


    稲村は急に明かされた自分の能力に驚きを隠せずにいた。


    「ちんころまんじゅう・・・一体それが何なのかわからないが、シエを助けられるなら何だってやる!作り方を教えてくれ!!!」


    愛するシエを助けられるかもしれない。

    稲村の心に一筋の光が差し込んでいた。






    「作り方?それは自分で考えろ。ははははははははははははははははははははははははははははははは!くらえ!」



    バシッ!!!!!





    「殴ったね!親父にもぶたれたことないのに!!!」









    光とはこんなにも簡単に消えてしまうのだろうか・・・


    心が崩れていく様な感覚。


    裏切られた思いだ。






    「やってみるさ・・・」


    「俺がシエを助ける・・・」


    「やっとシエが俺のモノになるんだ・・・もうタケルには渡さない。」









    ちんころまんじゅうの情報を得るために、稲村は三賢者の一人、出眉のもとへ向かった。



    「裏切られるって、痛いんだな・・・」


    垢図琴に希望を見せられ、直ぐに地の底に落とされた。

    出会ったばかりの人間なのに、裏切られると痛い。



    稲村は、タケルを裏切った日のことを思い返していた。


    「俺はこれでよかったのか?親友を裏切ってまで何をしていたんだ・・・。」





    「認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものは・・・。」




    稲村は独り言をポニョポニョ話しつつ、崖の上から歩き出した・・・。



    ∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞


    とりあえずは無難に(笑)

    懐かしいセリフいくつか無理やり入れました。ごめんなさい��


    困った時のでびさんお任せします!!!!


    (・ε・)プップクプー
  • [120] mixiユーザー

    2008年08月25日 22:06

    1ヶ月間、ずっと座禅を組んで考えていました。

    無の空間の中で目を閉じ、開けると、

    1ヶ月が経っていました。

    け 決してサボっていたわけではないよあせあせ(飛び散る汗)

    皆さんの話ツナギ力、すごいです!

    ビップラポンです!

    とりあえず、がんばってつなぎます!!!

    そして先に言っておきますが、次は泳人さんに頼もうと思います!

    それではどうぞ・・・。

    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


    マリコを垢図琴に監禁されてしまった稲村。

    自分がちんころまんじゅうを作れるらしいと知った稲村。


    稲村は、ちんころまんじゅうの事を考えながら、崖を下った。


    別に、崖を下らなくても良かった。

    他に、下っていく道はあったのだ。

    でも、なんとなく崖を下ってみた。


    それがいけなかったんだろう。


    稲村は、崖から生える木の枝に引っかかっていた。


    引っかかってから、既に1週間の月日が流れていた。


    稲村の顔はひげもじゃだった。


    稲村は生きる為に、自分の尿を飲んだ。


    コップが無かったので、むりやり引っ張って伸ばして、

    直接口にくわえて飲んだ。


    人間、やろうと思えば何でも出切るものだ。




    「おおおおおぉぉぉぉぉぉおおおおい!」


    稲村は今日も叫ぶ。


    助けを求めて・・・。











    「・・・さ!滋賀に着いた。

    で、ここからどこに行けばいい?」

    タケルに広一が聞いた。


    「ん・・・ちょっと静かにしててくれ。」


    タケルは真剣な目をして、手に持つL字型の針金を見つめていた。

    いわゆる【ダウジング】である。



    「タケルさ〜ん・・・タケルさんは、そんな超能力あったんだぁねぇ〜。

    オラぁ、タケルさんに惚れちまいそうだぁ〜。」


    マリコの問題発言に、広一はムっとした。


    「ちょっとマリしゃん!

    タケルは今集中してるんだよ!

    静かにしなさい!」


    「あれぇ〜〜

    広一さぁん、そんな青筋立てて怒らんでもええやんねん〜。」


    「オレが怒っているだと?

    キレてないっすよ。

    オレキレさしたらたいしたもんだよ。」





    ベキッ!



    と、突然タケルがダウジングの針金をへし折った。

    そして一言、



    「おまえらうるさぁ〜〜〜〜〜い!

    おまえらがうるさいから、集中できないから、

    ダウジングできなぁ〜〜〜い!」



    「・・・。」


    「・・・。」


    「ごめん。」

    「ごめん。」



    広一とマリコは一応謝ったが、


    (ダウジングなんかホンマは出来へん言い訳ちゃうんかいな・・・。)


    と確信していた・・・。




    その後三人は、マリコの提案でサイコロを振って行き先を決める事にした。


    とりあえず最初は【4】が出たので、【南東】に向かう事にした。


    南東に進むと、大きな池に突き当たった。

    仕方が無いので、三人はまたサイコロを振った。






    コロコロ・・・













         【4】










    三人は服を脱いで、頭の上にくくりつけて、池に飛び込んだ。






    〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


    やっぱり泳人さんには人間としてバトンしたくないので、

    巨匠ウッディー先生に託したいと思います。

    うけてくださぁい!!!涙
  • [121] mixiユーザー

    2008年08月27日 01:47

    ダウジング・・・以前、どこかの作品で使った記憶が・・・










    池を泳ぐ3人。

    タケルはその時、気が付いた。

    このパーティーの紅一点であるマリコも、自分達と共に全裸で泳いでいるという事実に。

    ドキドキとしながらも、チラリとマリコへと視線を向けるタケル。

    しかし、タケルの視線の先にあったのは・・・










    ヒロイチの、モッサリと毛に覆われたイナリと尻のコラボレーションだった。










    『・・・グハッ。 ゴボボボ・・・・。』


    あまりのショックに足がつり、溺れるタケル。


    『や・・・やば! ガボボボボ・・・ッッ!!??』


    タケルの先を泳いでいたヒロイチやマリコも背後の異変に気付き、タケルの救出に向かう。


    「ダーリンッッ!!」
    「タケルさ! 今、助けるっぺッ!!」


    どんどんと底へと向かって沈んでいくタケル。

    マリコよりも僅かに先にヒロイチがタケルの手を掴んだ瞬間、

    突如大渦が現れ、3人を飲み込んでしまう。


    『う・・・うわああぁぁーーーーーッッ』


    飲みこまれまいと必死に泳ぐが、災害という大自然の力の前には全くの無力。

    3人は為すがまま、渦の中心へと流されるしかなかった。

    渦の中心へといよいよ近付いた時、タケルはある事に気付く。

    一つ目は、ヒロイチの毛イナリが、自身の頬にピッタリと密着している事。

    二つ目は、渦の中心に何か光るものが見えたということだ。


    『あ・・・あれは、何だ?』


    その光る【何か】は、渦の中心に近づくにつれ、その正体を明らかにしていった。


    『・・・!! 巨大ナマズッッ!?』


    二つの光の正体は、身の丈50メートルはあろうかという巨大ナマズの両眼だったのだ。

    そしてこの大渦も、タケル達を飲み込もうとする巨大ナマズの口が巻き起こしたものだった。


    『わああぁぁぁーーーッ!!』
    「キャアァァァーーーッ!!」
    「ダーリン、そこはダメぇーーーッッ」















  • [122] mixiユーザー

    2008年08月27日 01:48

    ・・・ピチョン


    タケルは、どこから落ちてきたのか、額に落ちてきた水滴によって目を覚ました。


    『・・・うーん。 こ、ここはどこだ?』


    周りを見渡してみる。

    とても薄暗く、広い洞窟のような場所だ。

    さっきまで泳いでいた池とは、明らかに景色が違う。


    『な・・・何だ、ここは? 確か、ナマズに飲みこまれたような気がするが・・・?』


    タケルは近くに倒れていたヒロイチとマリコを起こす。


    『大丈夫か? 二人とも・・・。』


    「う・・・うーーん。 ここは、どこだっぺ?」
    「ダーリン、目覚めのキッスで起こしてくれればよかったのに。 照れてるのか?」


    とりあえず、キャラのよく分からなくなってきたヒロイチをスルーし、タケルは再度、辺りを見回す。

    よく見ると、天井や壁が岩ではなく、もっとこう生々しいというか・・・

    そう。

    肉のようなもので出来ているということに気がつく。


    『まさか・・・。 ありきたりな展開でゲンナリだが。 ここはナマズの胃袋の中か??』


    その時、3人の背後から何かが蠢く気配を感じる。

    振り向くとそこには、人間の女性の上半身を持ち、蛇のような下半身を持つモンスターが何十対と肉の壁から発生していた。





    パキパキパキ・・・





    モンスターの登場と同時に、獣人化を始めるタケルの肉体。

    それは、ヒロイチやマリコも同様だった。

    デンドロアレチンに侵された身体は、同じデンドロアレチンを持つ敵にしか反応はしないはず・・・。

    ということは、


    『こいつらも、デンドロアレチンのモンスターかッ!!』


    瞬時に戦闘態勢に入る3人。

    タケルは強靭な身体と鋭い爪で、瞬く間にモンスターを切り裂いていく。

    ヒロイチは眉間から放たれる念力波で次々とモンスターを消し飛ばし、マリコは胸部に作った空間の口でモンスターを喰っていく。

    力を合わせたこの3人に掛かっては、モンスターの大群が殲滅されるまでには、水が湯になる程も時間は掛からなかった。


    『ふう・・・! 何とか片付いたな。』


    そう一息ついたのも束の間、どこからともなく洞窟内に声が響き渡る。


    【ほう! 私の作ったモンスターを、いとも簡単に倒すなんて大したものだわ】


    『!? ・・・だ、誰だ!!』


    僅かな気配を感じ取り、その方向へと視線を向ける。

    暗闇の中から現れたのは、一人の華奢な女性だった。

    その女性は、タケル達の近くまで寄ってくると、何かに気が付いたように話し掛けてくる。


    「・・・! これは驚いた。 マリコではないか。 久しいな。」


    突然出てきたマリコの名前に、タケルとヒロイチはその名前の持ち主へと顔を向ける。


    「ま・・・まさか。 蛮さまけッ!!??」










    ここまで。
    タケル・ヒロイチ・マリコの前に現れた、ヒロサヤの三賢者のひとり、蛮。
    今後は、どんな展開が待ち受けているのか!?

    引っ越したばかりの、ぢゅんさんに続く!!
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