近年、西洋医学では、検証された科学的なデータに基づいた医学、エビデンス・ベイスト・メディスン(Evidence Based Medicine,略してEBM)の重要性が強調されてきました。 しかしEBMだけでは、患者はただの「疾患名」であり、「まとはずれ」な患者の話の多くは無視されがちです。つまりEBMは、使い方を間違えると、患者の一人ひとり違う「個性」を考慮しない、非人間的な医療になってしまいかねません。
そこでEBMの限界を補い、個別性を尊重する立場として、ナラティブ・ベイスト・メディスン(Narrative Based Medicine,略してNBM)という考え方が注目されてきています。