豪快で逞しく、それでいて他アーティストの物真似も臆面なくやってしまう愛嬌のあるソウル/ファンク・バンド、それがバーケイズだ。'60年代にテネシー州メンフィスで結成。名門スタックス/ヴォルト・レーベルのハウス・バンドとしてスタートした彼らは、'67年にインスト曲"Soul Finger"のヒットを飛ばすが、同年12月、オーティス・レディングとともに乗り合わせた飛行機の墜落事故で6人のメンバーのうち4人を失う。しかし、飛行機に乗り遅れて命拾いしたベーシストのジェイムズ・アレクサンダーを中心にバンドを再編。ヴォーカリストにラリー・ドッドソンを加えてからはサイケデリックなブラック・ロック調のナンバーを連発していく。'76年にはスタックスの倒産を機にマーキュリーへ移籍。持ち前のファンク・スピリットとパーティー・グルーヴを失うことなく、その後も'84年にR&Bチャート2位となった"Freakshow On The Dancefloor"などでシーンを沸かせた。'80年代後半にマーキュリーを離れてからはインディで活動。'03年に発表された『The Real Thing』でも絶好調だった彼らが、ファンクの饗宴を繰り広げる時がやってきた。