Thanksgiving,Praise and Worship (TPW)の大きな魅力は、ただゴスペルを歌うだけではなく、その名の通り、彼らの土壌となっているアメリカ南部の黒人教会の感謝(Thanksgiving)、賛美(Praise)、礼拝(Worship)の姿を日本人に惜しみなく伝えてくれるところである。(中略)その創立者アンドレ・レイノルズ牧師が時おり語る暖かいメッセージは、人々を励まし、疲れきった現代人の心に灯りをともしてくれている。 TPWのユニークな点は、ブラック・ゴスペルの感動を日本人が母国語で味わえるようにと、自分たちの曲を日本語に訳してワークショップで教えていることである。 私にとって一番思い出深いTPWの曲は、初めて通訳をしたツアーで聞いた、「I Need You To Survive(David Fraizer作曲)」だ。その時、TPWはこの曲を日本語で歌ったのであるが、「互いに祈ろう、君を愛している。傷つけることはしない、共に生きてゆこう。」と繰り返し語りかけるように歌うその声に、私は今まで感じたことのない慰めや安らぎを覚え、涙を止めることが出来なかった。今でもこの曲を聴くたびに、当時の思い出が鮮やかによみがえってくる。(後略、以上)