東京国際芸術祭（TIF）2007において、3月1日から4日まで、
演劇/パフォーマンスユニットPort B（ポルト・ビー）が行う公演『雲。家。』のご案内です。


2004年、ギュンター・グラス以来５年ぶりにドイツ語圏からノーベル文学賞を受賞した作家、エルフリーデ・イェリネク。彼女が1988年に執筆した僅か40ページの散文を舞台化する試みが、東京国際芸術祭2007において行われます。もちろん日本初演です。

「日本におけるドイツ年」も終わってドイツ関連イベントも少なくなってきましたが、この機会にぜひノーベル賞作家のドイツ語の言葉と世界がどのような日本語の舞台に結晶するのか、ご覧になっていただきたいと思います。公演後にはドイツ演劇研究者によるトークイベント等もございます。あわせてお楽しみいただければと思います。

4日間5公演のみで、座席数には限りがございます。当日券も確保しておりますが、ご予約の上ご来場いただければ幸いです。皆様のお越しをお待ちしております。


東京国際芸術祭（TIF） ： http://tif.anj.or.jp/program/portb.html

Port Bインタビューや過去公演のダイジェスト版作品集、演出家高山明のエッセイなどがご覧いただける「TIFポケットブック」 ：
http://tif.anj.or.jp/pocket/portb/index.html

Port B webサイト ： http://portb.zone.ne.jp


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ヘルダーリン、フィヒテ、ヘーゲル、ハイデッガー・・・
祖国への想いが綴られた言葉の断片が、
極右思想を連想させるテキストへと回帰する——

ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクによる僅か40ページの戯曲『雲。家。』。人種差別、外国人排斥、愛国心や祖国のための死といったテーマに触れるそのテキストは、大部分を詩人や哲学者の引用から成り立たせている… 言葉とテーマが深く結びつくあまり、外国での上演は不可能と言われるこの作品に、越境的思考で多メディア・多ジャンル的な活動をするPort Bが挑む。

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東京国際芸術祭（TIF）2007 参加作品

Port B（ポルト・ビー）
『雲。家。』　Wolken.Heim.


日時：
3月1日（木）19:00
3月2日（金）19:00
3月3日（土）15:00／19:00
3月4日（日）17:00

◎全公演、終演後にポスト・パフォーマンス・トークあり。
3月1日（木）19:00　谷川道子（ドイツ文学・現代演劇）× 寺尾格（ドイツ文学・現代演劇）
3月2日（金）19:00　熊倉敬聡（文化実践論）
3月3日（土）15:00　Port B
3月3日（土）19:00　藤原敏史（映画監督）
3月4日（日）17:00　佐伯隆幸（演劇批評・フランス文学）× 藤井慎太郎（フランス語圏舞台芸術・表象文化論）


作：エルフリーデ・イェリネク
構成・演出：高山明
翻訳・ドラマトゥルク：林立騎

出演：暁子猫

映像：宇賀神雅裕　三行英登
音響：内藤正典
照明：江連亜花里
舞台監督：清水義幸
技術監督：井上達夫
宣伝美術：三行英登
制作：大久保聖子（NPO法人アートネットワーク・ジャパン）

チケット料金（全席自由・日時指定・税込）
一般 3,000円
学生 2,000円（当日要学生証提示）
豊島区民割引 2,000円（ぷれいす、TIFのみ取扱い）

チケット取扱い
チケットぴあ：TEL:0570-02-9999 / 0570-02-9966（Pコード 374-125） http://pia.jp/t
ぷれいす：TEL:03-5468-8113
東京国際芸術祭（TIF）：http://tif.anj.or.jp（ネットのみ）
Port B ウェブサイト内チケットページ：http://portb.zone.ne.jp

会場：にしすがも創造舎特設劇場：http://tif.anj.or.jp/access/nishisugamo.html
〒170-0001 東京都豊島区西巣鴨4-9-1　旧朝日中学校
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