“who you know? who knows you?” のベースとなったプログラム、video exchange program は、国別の討議というかたちで、他者理解の困難さを探究しようという試みである。ただこの試みは、他者を都合のいい意味の下に組み伏せようとする「理解」を目指すものではない。むしろ、そうした地点からどれだけ遠ざかることができるのかということを試そうとするものである。エドゥアール・グリッサンが指摘するように、他者を不透明なままにしておくことこそが、世界の多様性を延命してくれる。いたずらなグローバリゼーションではなく、多様なるもののなかでこそ、共に生き、建設し、リスクを冒すことも可能になる。誤解を恐れずに言えば、きっと、他者のことは知らなくてもいい。知るべきではない? いや、そうじゃない。知ったような気になるべきではないのだ。そしてその不透明性を深く呼吸する術を手にすること。video exchange program は、そこに向かっている。
会場 : 特定非営利活動法人 art & river bank 会期 : 2010年2月27日(土)〜3月20日(土) 日時 : 13:00 - 19:00 月・火曜日休
主催 : 東京都、東京文化発信プロジェクト室(財団法人東京都歴史文化財団)、女子美術大学 協力 : グリフィス大学 クイーンズランド・カレッジ・オブ・アート、Galeria Zé dos Bois、 ポルトガル大使館、オーストラリア大使館、女子美術大学 大学院GPプログラム 企画 : WYK=WKY実行委員会、特定非営利活動法人 art & river bank ※本事業は、東京文化発信プロジェクトにおける「学生とアーティストによるアート交流プログラム」の一環として実施されます。