2.THE COIN, ENVELOPE, and HANDKERCHIEF(コイン、封筒そしてハンカチ)
この作品は、百科事典版で言えば一体どこに書かれているのでしょう? マイザースドリームなどとは全く違う場所に書かれていました。この点だけでもこのオリジナル版との違いが明確になります。この作品を百科事典版で読んだときには大したマジックには思いませんでした。
しかし、このレッスン23に書かれていることには大きな意味があります。前回のレッスン22で学んだ原理がここに生かされているからです。
現象的にはそれほど特筆すべきところはありませんが、大変重要なマジックの原理を学ぶにはとても適した演目です。
3.HOW TO VANISH A COIN BY WRAPPING IT IN A PIECE OF PAPER(一枚の紙片でコインを包み消失させる方法)
上記の現象では封筒を使ってコインを消します。しかしいつも封筒があるとは限りません。メモ用紙などで簡単にコインを消すための方法が二種類紹介されます。
一種類目はとても有名ですが、二種類目も覚えておいても損はないやり方です。
4.THE PASSE COINS AND GLASSES(パセ・コイン&グラス)
これは今回のレッスンで最も衝撃的な作品です。そしてターベルコースの中でも最も素晴らしいマジックの一つです。これを覚えられただけでも充分な価値があります。現象はグラスを使った単なるコインアクロスです。
素晴らしい作品でありながら、実際に演じることには大きくためらいが生じます。
まず第一に準備が面倒に見える、ということです。しかし実際にやってみるとそれほど面倒ではありませんでした。
第二にこんなタネはすぐにバレてしまうだろう、ということです。しかし実際にやってみる全く気がつかれることがありません。そのことに驚きます。
実際に演じてわかったことは、準備もリセットも簡単でした。信じられないマジックです。
5.THE PASSE COINS FROM HAND TO HAND(パセ・コイン・フロム・ハンド・トゥ・ハンド)
この時代に既にシェルを使ったコインアクロスが存在しています。至近距離でのコインアクロスとしては、今も昔もこれがベストです。一般客からすれば魔法でしょうし、演じる側としてもとても演じやすいものです。
しかし、このシェルの処理という点は今も昔も難題となります。ここで使われる解決方法を私は初めて知りました。こんな簡単で単純な方法があったのか、と感心してしまいました。大変クリアーな方法です。