●MYSTERY OF THE GLASS HOUSE(ガラスの家のミステリー)
この作品が果たしてカーディニによるものかは定かではありません。しかしこの完成度を考えるとそう思わざる負えません。素晴らしい作品ですが一度も見たことがありませんし、演じたこともありませんでした。
これは一種のサッカートリックです。演者は二回失敗します。そして最後に逆転します。ここで使われる技法そのものはそれほど難しいものではありませんが、演技的に難しいのです。わざと失敗する、という演技は、わざとらしくなくリアルに見えなければなりません。しかし、だからといって本当に失敗ばかりのマジシャンに見えてもいけないのです。演技の途中で観客が興味を失ってしまうことだけは避けなければならないのです。
クロースアップだけではなく、サロンやステージでも使える演目です。その際には、観客を二人を演者の両脇に立たせます。その観客が客席にいるお客の視線の邪魔にならないようにとのコツも述べられています。