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開催終了『虹のアルバム』上映会

詳細

2006年05月29日 00:29 更新

東京大学の東アジア・リベラルアーツ・イニシアティヴ(EALAI)が前期教養学部で支援しているテーマ講義「東アジアのドキュメンタリー映画 個人映像から見える社会」の課外活動として、2週に1回程度、ドキュメンタリーの上映会をしています。次はフィリピンから。アジアン・アート界の鬼才キドラット・タヒミックによる、爆笑じんわりパーソナル・ドキュメンタリーを上映します。フィリピンの現代史を三人の子供たちの成長とともに描く『虹のアルバム』。反植民地主義、反マルコス運動、米軍基地問題、ピナツボ火山の噴火、先住民文化の再評価など日常を生きるフィリピン人の目から、10年以上にわたって撮り続けられた映画です。

EALAI課外上映 第2回目
日時:5月29日(月)14:45- (上映終了 予定 17:40)
場所:東京大学駒場キャンパス 18号館4階 コラボレーションルーム3
上映作品:
■『虹のアルバム』 Why is Yellow Middle of Rainbow?
(製作・監督・撮影・編集:キドラット・タヒミック /フィリピン/
1994/175分/日本語字幕/オリジナル16ミリのビデオ上映)

初作品「悪夢の香り」が77年のベルリン国際映画祭批評家賞を受賞し、 一躍世界にその名を知られるようになったフィリピンの映画作家キドラット・タヒミックが、ドイツ人の妻との間に生まれた3人の子供たちの成長過程を追いながら、家族と国家、歴史を問い直すドキュメンタリー。81年から撮影を始め、86年より「僕は怒れる黄色」のタイトルで上映され、上映の度ごとに新たな撮影部分を加え、再編集している作品の94年版 (監督は“終わりのないドキュメンタリー"と呼んでいる)。資材の欠乏や恒常的な停電といった困難にもめげず、天分のユーモアと創造力で製作を続ける監督の姿勢が感動を呼ぶ。

製作・監督・脚本はキドラット・タヒミック、撮影はタヒミック、ロベルト・イニゲスほか、音楽はボーイ・ガロヴィロとシャント・ヴェルドゥン。ナレーションは監督の長男のキドラット・ゴッドリーブが担当。アンドレイ・タルコフスキー、小川紳介といった映画作家たちも登場する。日本公開に当たり、一般公開に先立って監督のパフォーマンス付きの全国巡回上映が行われた。

第1部『とるにたらない緑』では、ジョン・フォードが「駅馬車」で舞台としたモニュメント・ヴァレーで、子供たちが監督と“第三世界"について対話する場面から始まる。そして母親の故郷であるドイツ、映画祭で訪れたアメリカから日本への旅行記がつづられる。

第2部『怒れる黄色』は、黄色を反独裁者運動のシンボルとした政治プロテストの渦中にある子供たちを記録。

第3部『好奇心の強いピンク』は、マルコス政権の独裁統治終了後の矛盾を扱う。

第4部『惨たんたる灰色』は、火山の爆発・台風の襲来などの天災に見舞われ、政治的にもますます矛盾を露呈していくアキノ政権といった、苦難と絶望感の濃い80年代の社会情勢をとらえる。この後さらに、『植民地色の赤、白、青』『調和のとれないディズニー色』『インディオ先住民の茶色』と続き、フィリピンの先住民族イゴロト族の豊かな文化と精神に接し、失われた大陸レムリアへ思いを馳せ、映画は増殖していく。

http://www.ealai.c.u-tokyo.ac.jp/ja/lectures_documentary/

お問い合わせ
東京大学/東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ
   〒153-8902 東京都目黒区駒場3-8-1
   TEL/FAX: 03-5465-8835
   URL: http://www.ealai.c.u-tokyo.ac.jp/
   mailto: admin@ealai.c.u-tokyo.ac.jp

コメント(2)

  • [1] mixiユーザー

    2006年05月29日 02:22

    タヒミック、10年以上前に、どこぞの映画館(たしか中野武蔵野感)で観て以来、観る機会も無く....。
    うわ〜行きたいが...仕事の予定が....残念です。

    また機会あれば書き込み願います。
  • [2] mixiユーザー

    2006年05月30日 00:13

    行ってきました〜。
    私も前日知ったもので、書き込みが遅くなりました。

    内容は…良かったです!
    タヒミックの子どもたちの成長の記録であると共に、フィリピン社会の変化の記録でもあります。
    ピープルパワー、ピナトゥボ噴火、アメリカ軍基地の撤退、バギオ大地震…
    世界中を移動しながら、でもバギオを拠点として、ローカルなアートムーブメントを描いています。

    秋くらいに上映会をやる方向で持っていきたいと思います。
    気長に待っててくださいね。
mixiユーザー
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