キャロライン・ワンダーランドを聴いて、ジャニス・ジョプリンを思い浮かべる人も多い。ちょっとかすれてパワフルな歌声は確かにそれを思い起こさせるが、彼女の音楽はもっと裾野が広い。MySpaceの自身のページ上には、影響をうけたアーティストが数多く書かれているが、偉大なブルースやロックのミュージシャンに混じってコール・ポーターやヘンリー・マンシーニの名前もあったりする。 とは言っても、やはり彼女の音楽の一番の魅力はブルースを基調にした骨太なロックにある。2008年のAustin City Limitsでも放送されたジョニー・ウィンター“Still Alive and Well”のカバーなどまさに真骨頂である。 テレキャスターを弾きまたラップスティールを抱えて歌うバンドでの姿とは、また違った演奏が今回の来日では聴けそうな気がする。一方で、シェリー・キングであるが、1998年のデビューCDからの'call of my heart'また、2作目のCDがMuscle shoalsのFame studiosでレコーディングされたことで日本でも一部のファンの注目を集めた。2005年にはRoots rock band of the yearに、2008年には,栄誉あるOfficial state of texas musician に最年少かつ女性初として選ばれた。豪快比して、繊細にうたいあげるテキサスカントリーブルースを味わえる。近年のAustinの女性音楽状況を知る絶好のチャンスである。今まさに旬のキャロライン、シェリーのその姿を皆さんと一緒にしっかりと心に焼き付けておきたい。