山田せつ子と寺田みさこは、06年の『the two chairs』大阪公演、『ツナガレル』札幌公演、そして京都造形芸術大学での2年越しのジュネ企画『恋する虜』と、近年の創作活動において多くの時間を共有してきました。そのプロセスは、互いのダンスの独自性を生かしながら、これまでとは違う新たな作品世界への可能性を探るものです。二人の磁場からは、抽象化された物語性を通して、女性特有のユーモアや孤独、互いに共振する身体の交感が生み出されました。これまでに培ってきた濃密な時間の堆積と、ふたつの身体の共振から起きる波動を拾い上げ、まだ見ぬ互いに出会います。