◎来島友幸プロフィール 美術家。2000年より環境と自身の時間感覚をテーマとしたフィールドワークによるインスタレーション作品”Form is Rhythm”を開始する。最近は場の環境のみならず人物を対象としたインスタレーション作品に展開することを模索中。 主な展覧会 スキマプロジェクト(コマンドN)、中島望・来島友幸二人展(金沢21世紀美術館)など。
[ 来島友幸の“Form is Rhythm” ] “Form is Rhythm”という作品は、ある時ある場所にとどまり自分の五感を通して感じるその環境での時間感覚=リズムを刻もうという試みです。リズムを実際に刻むのはリレーといわれる電子部品で、電気信号を切替えるスイッチの役割をするモノです。リレーに電気が流れるとスイッチがつながりカチッという音がします。リズムはこのリレーから出る動作音でつくられます。それはカチッと音がする、しないという2つの要素だけであり、その音のタイミングを自分の五感でコントロールし、積み重ねていくとリズムが出来上がります。リレーから出る音はごくごく小さく、自分の近くでしか聞こえないので、サウンドパフォーマンスというよりスケッチに近いモノです。 必要なのは時と場所だけです。あとはその環境にどっぷり浸り自分の身体で感じた時間をリズムに表します。日々変わっていく場所の環境や自分の感覚、そんな変化していく瞬間を1コマの絵ではなく、ある幅を持った時間の感覚でとり出してみたいのです。