■Plum Blossoms Tour について イングランド南西部にある都市ブリストルには、音楽や芸術などの創作 活動をおこなっているひとが多く暮らしています。そのブリストルでレイチェルと出会ったのは昨年の春、ライトボート(Light Boat) という会場での演奏会に参加したときでした。ライトボートはボートクラブの所有するバーで、停留しているボートそのものでした。バンドの 一員として出演した彼女の唄を深く聴くことはできませんでしたが、その気さくさや、ライブ終了後のプレゼント抽選会での司会ぶりから、その素敵な人柄を知ることができました。演奏会の前、「食べる?」といって彼女が差し出してくれたのは生のにんじんでした。その食感が、彼女が立ち返ってゆくであろう人生の素朴さとして、彼女の音楽を聴くたびによみがえります。このツアーはささやかなこころみですが、レイチェルと彼女の音楽の魅力を、多くの方々に実感していただける機会にできればと思っています。(川手直人)
■出演者紹介 Rachael Dadd レイチェル・ダッドは、17歳のときにファースト・アルバムを作り、ブリストルを拠点にして演奏活動を行っています。草木のようにし なやかに語りかけるような歌声は、古き良き時代のフォーク・ミュージックを髣髴とさせ、決して聴き手を混乱させませんが、90年代以降の錯綜したサブ・カルチャーの影響下にあったであろう彼女の感受性は、多方面への触手を持っています。また、その表現手法にはシュールレアリスムの伝統が息づいており、スリリングな音楽世界を築き上げる由となっています。彼女のアルバムは日本のインディペンデント・ミュージックのレーベル、ANGEL'S EGGからリリースされています。いくつかの室内楽器とループ音によって構成された最新作「The World Outside is in a Cupboard」は、2008年2月9日に発売を予定されています。また、彼女は刺繍を中心とした手芸作品も制作しています。 http://www.myspace.com/rachaeldadd