はじめまして。兵庫県立ピッコロ劇団で俳優をやっております。
原竹志と申します。

さて、五月三日〜七日にお芝居あります。
今回は、チェーホフの『ワーニャ伯父さん！』をやります。
僕にとっては「とうとうあのチェーホフ」という感じです。
初めて読んだ『かもめ』は、１８歳の時でしたが、お恥ずかしながらなにが面白いのかわかりませんでした。
それは今思えばおそらく、科白の裏に流れているものがわからなかったからだと思われます。チェーホフは、言葉の裏に流れている人物の思考回路がめちゃくちゃに面白い！でも、それを体に落とすことの難解さ。
稽古場で科白と相手と演出と格闘する日々です。


演出は劇団員の島守辰明。今回はロシア語からの新訳で、彼が手がけました。
稽古初めの頃は、出来上がった台本の言葉のチョイスを、どうやったらより伝わりやすいかみんなで喧々諤々やりました。


僕は医者のアーストロフをやります。
彼の中にある理想、挫折、欲望、倦怠が、僕自身の血となり肉となっていくよう感覚を少し感じます、少し。まだまだこれからです。
面白くなる予感が、かなりしますので是非観に来てください。演劇でしか体験出来ないものを感じてもらえると思います。

《演目》
『ワーニャ伯父さん！』
作＝Ａ.チェーホフ　訳・演出＝島守辰明

《日時》
５月３日（月祝）１５時
５月４日（火祝）１３時／１７寺
５月５日（水祝）１３時／１７時
５月６日　休演
５月７日（金）１８時３０分

《場所》
ピッコロシアター中ホール

《料金》
前売り＝２０００円　当日２５００円（全席自由）

稽古場ブログもありますんでご覧ください。
http://hyogo-arts.or.jp/piccolo/