４月に行われる公演のご案内になります。
世界で活躍している振付家の新作公演、ぜひいらしてください！

INDIVIDUA-RHYTHM, ENTIRE-RHYTHM PROJECT vol.02

STスポットでは、舞台における身体表現の可能性を常に模索し、それを具現化しようと試みています。そのため、本企画では、感情や技術のみに偏るのではなく、その思想的裏づけから独自の表現方法を生み出し続けている振付家であり、演出家である山下残氏に作品制作を依頼しました。2002年の『横浜滞在制作』以来、8年ぶりのSTスポットでの新作発表となります。

『大洪水』特設ブログ： http://daikouzui.exblog.jp
　むかしあるギタリストが、どんなギター使ってるんですかってインタビューに、ギターなんてなんだっていいんだよって答えてた。ぼくはそのとき衝撃を受けた。ギタリストがギターなんてなんだっていいんだよとは何事か。
　以来、ぼくの創作の根底にあるのは、なんだっていいんだよ。言葉を使ってダンスを作るのも、限定した言葉の枠の中で動きはなんだっていいんだよって言いたいから。普通、どんな作品を作りたいですかって聞かれて、振付家がなんだっていいんだよって答えたら、即、企画消滅ではないでしょうか。
　STスポットを無法地帯にしたい。夜な夜な不良が集まる場所とかそういう感じのイメージではなくて。「なんだっていいんだよ」をコツコツ作り込みしたい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山下残

振付・演出： 山下残
出演： 中村達哉、神林佳美、宮原万智
舞台監督： 鈴木康郎＋鴉屋
照明デザイン： 木藤歩
音響デザイン： 堤田祐史（LAYEE INC）
宣伝美術： 荒木智子
記録写真： 松本和幸

【日程】
2010年4月8日 （木）　19:30
　　　 4月9日 （金）　19:30
　　　 4月10日（土）　15:00 / 19:00
　　　 4月11日（日）　15:00
※開場は開演の20分前となります。

【料金】
予約：2,500円（学生 2,200円）
当日：3,000円

【会場】
STスポット

【ご予約・お問い合わせ】
STスポット
WEB： http://www.stspot.jp/ticket/daikouzui/
Email： mail@stspot.jp
TEL ： 045-325-0411
特設ブログ： http://daikouzui.exblog.jp

主催： NPO法人 STスポット横浜
共催： 横浜市
特別協力： 急な坂スタジオ


【プロフィール】
山下残 （振付家・演出家）
1970年大阪府生まれ。90年代中頃より振付家・演出家として活動を始める。主な作品に、来場者に本を配り、ステージからのカウントに合わせて、観客がページをめくりながら本と舞台を交互に観る「そこに書いてある」、ダンサーの動きを言葉にして声にする「透明人間」、スクリーンに映写される呼吸の記号と俳句のテキストを合わせて身体で見せる「せきをしてもひとり」、揺れる舞台装置の上で踊る「船乗りたち」、動物が演劇をしているようにも見えるダンス作品「動物の演劇」などがある。2004年京都芸術センター舞台芸術賞受賞。日本のみならず、世界各地での公演も行っており、2007年ライブ・アーツ・イン・バンコク（タイ）、2008年クンステン・フェスティバル・デザール（ベルギー）、2009年イスタンブール国際コンテンポラリーダンス・パフォーマンスフェスティバル（トルコ）などにて作品を上演。2010年2月には、ポストメインストリーム・パフォーミング・アーツ・フェスティバル（東京）に出演。
http://www.zanyamashita.com/

中村達哉
1975年生まれ、埼玉県出身。1998年より現在まで、ダンスカンパニー「イデビアン・クルー」に参加、パフォーマンスシアター「水と油」の作品をはじめとする他のカンパニーへの客演、ミュージシャンのPVなどへも出演している。カンパニー外でも、ソロ活動として、ギャラリーや屋外でのパフォーマンスを継続的に行うほか、最近では大学や劇場を中心に、ワークショップを展開するなど、活動の幅を広げている。

神林佳美
1985年生まれ、神奈川県出身。2005〜08年の間、中村しんじ主宰ナチュラルダンステアトルに所属し、公演・WS事業に参加。中村しんじ・川野眞子に師事。他、高野美和子振付作品、磯島未来振付作品に出演。現在はフリーでインディーズビジュアル系バンドの公演にサポートダンサーとして参加するなど、活動の幅を広げている。クラシックバレエを白井さちこに師事。

宮原万智
1988年生まれ、東京都出身。18歳より現在まで、インディペンデントダンサー加藤範子氏に師事。言葉、身体、イメージを使って、自分から遠く離れた「未知」を模索中。


最後まで読んで頂きありがとうございました。
みなさま、宜しくお願い致します。