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ここ数年のベルリンを中心とするミニマル・テクノ・シーンにおけるヴィラロボスらと並ぶトップ・アーティストのひとり、レディオ・スレイヴことマッド・エドワーズ。そして彼はその驚くべき才能を行使して、テクノのみならず他のジャンルにおいても大きな影響力を持ついくつかの別名義/ユニットでも活躍している。そのひとつがこのたび待望の初来日ライヴ・ツアーを行うジョエル・マーティンとのクワイエット・ヴィレッジだ。このユニットでの活躍はコズミック再評価/ネオ・バリアリックといったシーンの動きとも連動し、ア・マウンテン・オブ・ワンやスタジオ、DJハーヴィーのマップ・オブ・アフリカといったバンドとともにDJカルチャーに出自を持つサイケデリック・ミュージックの新たな潮流を生み出したエキゾッチック・ミュージックの大家、マーティン・デニーの名作に由来するこのユニット。そのサウンドは、ロックやディスコ、ダブ、ワールド・ミュージックにイージー・リスニング、カルト映画のサントラにいたるまで、ありとあらゆる時代と地域から流れ出た音が漂流する広大なレコードの大海原から、彼らによってかき集められミックスされたさまざまな音の断片たちの集合体だ。それは狂おしいほどに美しい、幻想的なサイケデリック・ダウンビートへと再構築されている。いうなればレディオ・スレイヴが最先端のダンスフロアを熟知したDJのセンスの賜物だとすれば、こちらは“掘り師”としてDJのセンスが色濃く出たサウンドと言えるだろう。カルト的人気を誇るDJハーヴィー周辺人脈によるレーベル〈Whatever We Want〉から05年〜06年の間にリリースされた3枚のEPでじょじょにアンダーグラウンドで伝説の存在となり、そして今春リリースされたそれらの音源をまとめた〈!K7〉からのアルバ 『Silent Movie』にてさらにその音楽性が広く知らしめられた絶妙なるタイミングでの来日。今回は相棒のジョエル・マーティングが映像を、そしてマット・エドワーズがエレクトロニクスを操る形でのライヴ・ショーケースの日本縦断ツアーとなる。