紛争予防・再発防止のためには、開発、外交、安全保障等の各部門が一貫性・継続性のある支援を行うことが重要である、との議論が行われるようになって久しく、特に近年「脆弱な国家」の問題に注目が集まっていることを受け、OECD開発援助委員会(DAC)等においても、ドナー国や援助機関が、これを如何に戦略・政策として実践していくか、また「開発」部門の果たしうる役割は何か、などにつき改めて関心が高まっています。 本セミナーでは、基調報告者として、世銀でのご経験が長く、この分野では近刊として”Global Development and Human Security”を出版されたロバート・ピチオット教授(現職:客員教授、キングス・カレッジ・ロンドン、ロンドン大学)、および UNDPでのご経験が長く、「人間開発指数(HDI)」で有名な「UNDP人間開発報告書」の編集長を長く務められた サキコ・フクダ-パー教授(現職:客員教授、米国ニュースクール大学院)をお招きし、アフリカを中心としつつ、国際社会がこれまでに行ってきた貧困削減を目指す支援、開発政策には、紛争予防に資する考え方が盛り込まれてきたか、不十分な点は何か、などの議論をお願いしたいと考えております。