2008年に作られたボリウッド映画に「Mumbai Meri Jaan(ムンバイ、我が命)」というのがあります。ムンバイを走る夕方のラッシュアワーで同じラインを走る何本もの電車が同時に爆弾テロを受けた事件を映画化したものです。ただ、この映画にはテロリストは出て来ません。列車に乗って生き残ったけれど爆発の恐怖が抜けない人、底辺でなんとか生きてるうちにデパートに爆弾テロの予告電話をかけ愉快犯になってしまう男、恋人をテロで失ったことからTV番組の視聴率競争に使われてしまうTVレポーター、テロ実行犯が近所にいると思って勝手に捜査を始めてしまう男…などなどが登場します。
この映画の素晴らしいところは、テロを境に日常を壊された人々が心を見失いつつも、ムンバイに住む人々が自分たちの街を愛し、誇りに思う事で再生してゆくストーリーとなっていることです。
出来れば、日本でもこの震災の影響を受けた様々な人々を取り上げて良い映画を作ってくれれば、と思います。