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開催終了復元上映『レ・ミゼラブル』

詳細

2011年06月09日 20:21 更新

復元上映『レ・ミゼラブル』

――アンリ・フェスクール監督(1925年)――柳下美恵氏によるピアノ伴奏とともに

(オランダ語中間字幕・日本語通訳付き)

日時:2011年6月16日(木曜)10時〜17時10分

会場:早稲田大学小野記念講堂(小野梓記念館地下2階)

入場無料・事前予約不要

主催:早稲田大学演劇博物館グローバルCOEプログラム

「演劇・映像の国際的教育研究拠点」映像研究コース

問い合わせ:早稲田大学演劇博物館グローバルCOE映像研究コース

〒169-8050 東京都新宿区西早稲田1-6-1 

TEL:03-5286-0808

http://www.enpaku.jp/event/host/event20110616.html

                   『レ・ミゼラブル』における一場面

企画主旨

GCOE映像コース(映画史)では、1925年の大作フランス映画「レ・ミゼラブル」(邦題「噫無情」大正15年日本封切)を17.5ミリプリントよりデジタル復元しました。1912年以来、世界中で何度も映画化されている「レ・ミゼラブル」ですが、このアンリ・フェスクール監督版は、最もよくヴィクトル・ユーゴーの原作の雰囲気を伝え、映画作品としても芸術的に最も成功した作品であることが知られています。オリジナルの35ミリ・プリントは全4部構成で、上映時間も6時間に及ぶ大作となっています。1984年にパリのシネマテーク・フランセーズはオリジナル・ネガに基づき、この映画の復元版を完成させました。これは、1925年にフランスで一般上映された完全な形での復元プリントです。一方この映画は、アメリカではユニヴァーサル社によって配給・公開されましたが、この際アメリカ公開用におよそ2巻分短縮されたアメリカ版が製作されました。大正15年に日本で封切られたのも、このアメリカ版プリントでした。また、この映画は、17.5ミリ映写機に使用されるフィルムとしても販売されました。今回GCOEでデジタル復元を行ったのは、当時オランダで発売されたこの17.5ミリプリントです。「レ・ミゼラブル」の製作会社パテ・フレールは、この映画の17.5ミリ版を販売するにあたり、オリジナル・フィルム全体を再編集し、全3部構成の新たな版として販売しました。

 シネマテーク・フランセーズが1984年に復元したアンリ・フェスクール版「レ・ミゼラブル」はオリジナル・ネガから復元した非常に美しい画質を持つプリントですが、ネガからの復元のため、一般に公開されたポジ・プリントにあった染色・調色が欠落しています。17.5ミリプリントはおよそ5時間弱に短縮された再編集版ではありますが、公開時の色を保存しています。この点をとりましても、また我が国では1920年代以降一度も上映されていない傑作映画という点からも、GCOEによる今回のデジタル復元の試みとその上映は、大きな意味を持つものです。1920年代に製作された格調高い大作映画、アンリ・フェスクール監督作品「レ・ミゼラブル」の上映をぜひご堪能ください。(GCOE事業推進担当者:小松弘)

プログラム

10:00〜10:20 「『レ・ミゼラブル』の復元について」(GCOE事業推進担当者:小松弘)

10:20〜11:50 映画上映(第一部)

11:50〜12:10 研究報告

「アルベール・カペラニ監督版 Les Misérables (1913) の映画史的意義」

(GCOE研究生:小川佐和子)

12:10〜13:10 休憩

13:10〜14:40 映画上映(第二部)

14:40〜15:00 研究報告「『レ・ミゼラブル』日本映画への移植」(GCOE研究生:谷口紀枝)

15:00〜15:15 休憩

15:15〜16:35 映画上映(第三部)

16:35〜17:05 講演「映画『レ・ミゼラブル』とアンリ・フェスクール」

(GCOE事業推進担当者:小松弘)

※写真2 監督のHenri Fescourt

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