L.A在住のビートメイカー/プロデューサー。カルロス・ニーニョがコンパイルしたオムニバス『The Sound Of L.A.』(2006年)に収録され、一躍注目の存在となる。同年10月には『The Sound Of L.A.』等をリリースしている米<プラグ・リサーチ>より自身の生誕年をタイトルに掲げたデビューアルバム『1983』をリリース。サーラーやJ.ディラと並び評される事も多い、スペイシーなシンセとファットなロービートが織り成すフュ−チャリスティックなコズミック・ソウルは高い評価を得る。しかしプロデューサー/アーティストとしてネクストレベルへと向かうフライング・ロータスは2007年、<ワープ>と電撃契約。昨年6月には、2007年に他界した叔母アリス・コルトレーンに捧げられたという待望のセカンド・アルバム『Los Angeles』をリリース。昨年ザ・シネマティック・オーケストラと共に来日した来日公演、その直後の朝霧JAM'08でその姿が遂に日本で解禁されたが、規格外のスケールで終始オーディエンスを煽っていく、躍動感溢れるパフォーマンスは前評判を遥かに上回る破壊力を備えていた。