第97回メキシコ学勉強会のお知らせ 「“MOVIMIENTO POR LA PAZ CON JUSTICIA Y DIGNIDAD”の誕生から1年:国家非常事態にいかに対応するか」
「MOVIMIENTO POR LA PAZ CON JUSTICIA Y DIGNIDAD」は2011年3月28日に誕生した。きっかけは詩人バビエル・シシリアの息子の拉致と殺害である。メキシコの治安が悪化し、深刻化することへの危機感を誰もが持っていたものの、この市民運動が登場するまでは、誰もが今の危機にどう対応すべきか見いだせなかった。 「MOVIMIENTO POR LA PAZ CON JUSTICIA Y DIGNIDAD」が登場するまでは政府は国民に対して「マフィアを倒すのに全力を尽くしている」と繰り返し宣伝し、死者の殆どがマフィアか軍・警察側と説明していた。政府の「勧善懲悪」的なシナリオの「臭さ」に呆れるものの、誰もが正確に国で起きていることを説明できなかったのである。 「MOVIMIENTO POR LA PAZ CON JUSTICIA Y DIGNIDAD」の一番の功績と言えば、なんと言っても「被害者」に光を当てたことである。「南」と「北」への二つのキャラバンを企画したことで、国中に麻薬戦争に巻き込まれて死んだ、あるいは失踪した数知れない市民がいることを証明したことである。さらに政府の「マフィア対決戦略」が誤っていることを明らかにしたことである。 メキシコ学勉強会の皆様に、ここ一年の「MOVIMIENTO POR LA PAZ CON JUSTICIA Y DIGNIDAD」の歩みと、これからの計画についてお伝えしたいと思います。ぜひともいらっしゃる前に、http://peaceformexico.blogspot.com/ を覗いて下さい。『メキシコにおける抑圧のパラドックス』という記事と「メキシコの麻薬戦争の中の行方不明者」というビデオが参考になると思います。 「メキシコに平和をグロバール・ネットワーク」とは海外に住むメキシコ人が築いたネットワークです。「MOVIMIENTO POR LA PAZ CON JUSTICIA Y DIGNIDAD」を支える目的で築いたものです。