OUR WORLD, OUR CHANNEL (HOTT IT UP MOVEMENT) TRACKLINSTING: Falling Soulja – Demarko Days – Busy Signal Take My Place – Munga Jail – Busy Signal Long Time – Anthony B Gangster Prayer – Beenie Man Mama’s Cry – Beenie Man I Got To take – Sizzla Stab Vampire – I Octain (Dub Plate) I Promise – Da’Ville Love Me – Singer J (Dub Plate) Lost Without U – Ghost Hotta Ball Rules / Laws – Mr. Vegas (Dub Plate) Bombo Cloth – Beenie Man Gun Rise – I Octain (Dub Plate) Driver – Buju Banton Bring It – Elephant man Next To Me – Action K (Dub Plate) Waiting – Ce’Cile Lucky Day – Cutty Corn I’m Sorry – Jigsy King / Tony Curtis Sticky – Jah Cure Mighty Than Dem – Lutan Fyah (Dub Plate) Hi Grade Burn It – Mr. Vegas Searching – Lukie D Affection – Pressure (Dub Plate) My People – Pressure A Nuh Me Dat – Richie Spice Me Know – I Octain Daddy – Queen Ifrika Exercise – Bugle (Dub Plate) Muss Cum Around – Mr. Vegas Dem Can’t Blow – Junior Reid / Bloods Territory – Anthony B St. Jago De-La-Vega – Lutan Fyah Kingston Street – Junior Reid / Bloods Another One – Cherie Anderson (Dub Plate) Ien With It – Mr. Vegas Informer – Movado / Brasco Crab Inna Barrel – Shane-O When Yu Look Inna – Serani / Bugle (Dub Plate) Shoot Out – Mykal Rose (Dub Plate) Fama Man – Keke I
曲が流行りだすと、セレクターは丸でミックスCDの様にどのダンスでもお決まりの順番でヒット曲が掛けたりする。お客もこの曲の次にはあの曲が掛かると知っていたりする。セレクターたちも、他のセレクター達の選曲を研究して自分の選曲にも反映させるのだが、その選曲に大きい影響力を持っているのがアップタウンマンデーズで毎週セレクトしているサウンドシステム、ホットイットアップムーブメントのアッターボールである。ダンスホールを好きな人なら、ミスターヴェガスの去年のヒット曲ホットワックは知っていると思う。マニアックな人なら、そのビデオも見たことがあるかもしれない。そのビデオ中でHOTT IT UP!!って言ってるのが、アッターボールである。ホットワックという最新の踊りをセクシーな女の子たちが(人差し指をくわえて踊るダンスを)踊っているのをダッティーフライデーズやウェディウェディ、アップタウンマンデーズで見ていたあったーボールが、ミスターヴェガスにホットワックの曲をレコーディングすればきっと流行るからといったのがきっかけでホットワックがジャマイカ、そして世界中で人気の1曲になった。その時調度トニーマタロンのダッティーワインが流行っていたころで、ダンスでは女の子たちが揃ってダッティーワインを踊っていた。それが、ホットワックが掛かりだしたと同時に、今度は女の子たちが揃ってホットワックを踊りだしていた。ジャマイカでは、ホットワックだけでなく、数々のヒット曲は自然にヒットするのではなく、アップタウンマンデーズやウェディウェディといった人気ダンスでセレクターがプッシュする結果ヒットが出来る。そうするうちにラジオのパーソナリティー達もそれらの曲を掛け始め、ミュージックビデオが出来上がり、テレビ局がヘビーローテーションでそれらのビデオをかけるといった仕組みになっている。実際、ダンスに行くと、沢山のラジオのパーソナリティーを見かけるのもそのせいだろう。
アップタウンマンデーズに行ったことのある人ならわかると思うが、アッターボールのミックスやMCは、新しい曲をお客の頭に叩き込む凄い勢いを持っている。アッターボールは、彼を親友として慕っているミスターヴェガスと去年、1ヶ月にわたるUSツアーをし、Hemo & Mo Fireと一緒に、リディムMURDERのミュージックビデオにも出演。それでもセレクターになる前に12歳くらいまでは毎週レディウェディなんかに行って飴やタバコを売っていたそうだ。シリア人の祖父を持ち、色が白いが、キングストンの音楽シーンにまったく違和感無く溶け込んでいるアッターボールのミックスCDが日本独占で販売されることになった。そのタイトルはOUR WORLD OUR CHANNEL。OUR WORLDは俺たちの世界、ジャマイカを意味するが、そのジャマイカが世界に向けて優れた音楽を発信するといった意味で世界をも意味する。CHANNELは、最近のジャマイカのスラングで出かける&足を伸ばすといった意味。それらの言葉を使って、"俺たちが世界中(広範囲での俺たちの世界)に足を伸ばしてジャマイカ(狭い範囲での俺たちの世界)の音楽を届けに出かける”の作品のモットーとしている。
ミックスCDは最近ジャマイカでも日本でも大人気のデマルコのFallin Soulja (Fallin Soldiers)で幕をあける。2曲目はこちらも大人気中のビジーシグナルのDays (These Are The Days),ムンガのTake My Place、ビジーシグナルのJail, アンソニー BのLong Time等のヒットの連発。それも、ジャマイカのダンスで掛かる現場の生の凄く荒削りでリアルなミックスで、実際にダンスに言っているみたいな感覚に浸れる。日本人のみんなには本当に嬉しい、ミックスCDの頭からラフでバッドアティテュード(態度の悪さ丸出し)な格好よすぎる出来上がりである。去年からジャマイカで注目を浴びているアイ・オクテンのStab Vampireや、シンガーJのLove Me、ヴェガスのDUBが続き、ジャマイカのダンスでは定番のゴーストのLost Without Youのカヴァーバージョン、中盤はJah Cure所属のレーベルDanger ZoneからリリースされたビッグリディムJam Downがズラーっと続く。そのリディムの直後、がっらと雰囲気が変わり次はアップテンポなLukie DのシングルSearchingが去年日本独占でリリースされた彼のアルバムHere I Amから抜粋され、プレッシャーのLove & AffectionのDUBへとつながり、デリックモーガンの娘クイーンアイフリカが家庭内での性的虐待を切なく歌ってジャマイカで賛否両論を起こしたDaddy(ちなみにクイーンアイフリカは19歳になるまでデリックモーガンとは実際にあったことが無かったから、あくまでも歌詞の中のDaddyはデリックモーガンのことを指していない)、ビューグルのExercise(What We Gonna Do)、ルータンファヤのSt. Jago De-La-Vega、マヴァドのInformer、若いカリスマシェーンーOのCrab Inna Barrelと続く。全曲44曲がぎっしりと詰まっているので、春になってOUR WOLRD OUR CHANNELの第2弾が出るまでカーステレオの中に入れたままになりそうなジャマイカ直郵の最高級のミックスCDである。