イベント独特の世界感で選ばれる心地良い楽曲、そしてMartinica節?ともいえる、ジャンルを違和感なく変えながら徐々に盛り上がりさらに高揚感を持たせ続ける展開。打ち込みの楽曲や、テックなトラックも、ファンクを、ヒップホップもかかる...。なのに「ジャズ」と感じる。それを言葉であらわすのは正直難しいのですが、何でもプレイすれば「ジャズ」って訳でもない。でも「ジャズ」。クラブ世代におけるジャズDJのジャズは、ハードバップや、スウィンギーな音楽だけではない。今月も We Play The Best Music of All Time を心に DJ各々が感じる“新しいジャズ”を惜しげもなく投入してきます!
彼女本人に春が訪れているかは別として、この選曲ですっかり僕の心も春めいてしまった訳です。(笑)
Joane Johnsonがヴォーカルをとる美しい人気ボッサ、「 It's Always Spring 」で幕を開け(個人的にも大好きな曲です)、Bent Axen幻の名盤LET'S KEEP THE MESSAGEに収録の「Lady Bird」の転がるピアノについつい心も踊らされ、村本玲奈による説明不要のJoyce Cooling「It's You」のカバーや林有三 & サロン’68などの純粋に「最高!」と思わず叫びたくなる中盤の流れに、僕の心はもう花見を想像してしまう・・・。
ここから、本人も来日公演を観に行くほど大好きだというRoman Andrénの最新作から「Captain's Sword 」への流れにもう心は最高潮!!
そして最後は、「楽しかった宴会ももう終わりですよ。」と言わんばかりに切ないギターが印象的なEarl Klughの「Living Inside Your Love」で幕を閉じる。
いやほんと、純粋に音楽が好きな人にしか作れない素敵な一枚ですね、コレ。
イシカワアツヒロ
◆トラック・リスト◆
OLIVIER PETERS QUARTET/It's Always Spring
Laurie Holloway Quartet/I Couldn't Live Without Your Love
Gianni Basso & Irio De Paula/Lamento
Bent Axen/Lady Bird
Raphael Chicorel/Walking With Jocko
村本玲奈/It's You
Bobbe Norris/Flight
Francesca Sortino/The Music I Play
PAZ/THREE BLONDE MICE
林有三 & サロン’68/素足の人魚
Roman Andren/Captain's Sword
Starcrost/Grandfather Clock
Earl Klugh/Living Inside Your Love