(1) Bodegas Centro Espanolas, La Mancha DO "Allozo" Gran Reserva 2003 ⇒土壌は粘土質と石灰質がまじりあい、ブドウ畑の平均海抜は650m、年平均降水量も少ない気候です。ブドウはほとんどが1986年に植えられたもの。アメリカンオーク樽で18ヶ月、ボトルで1年間熟成しています。テンプラニーリョ100%。2003年にはパイサヘ・イ・ボデガス・デ・エスパーニャ誌にて《スペインを代表する素晴らしい25のワイナリー》のひとつに選ばれました。ワインスペクテーター誌89点。
(2) Bodegas San Pedro Regalado, Ribera del Duero DO "Canta Perdices" 2009 ⇒ブドウ樹は1900〜1920年に植えられたもので、樹齢100年にも達する超古木。この地域の最も古いブドウ樹の一部となっています。畑は850〜900mの高地にあり、砂、粘土および石の混ざった土壌。ブドウは丁寧に手摘みされます。ステンレスタンク(28℃)で15日間発酵を行なった後、フレンチオーク樽で12ヶ月間熟成させます。ティント・デル・パイス(テンプラニーリョ)100%。パーカー91点。
(3) Winery Arts, V.d.T (Ribera del Queiles) "Number Nine Special Edition 9・9・9" 2009 ⇒2009年の9月9日に、縁起がよいとされている数字9が3つ並ぶので、その貴重な日(?)に収穫したブドウからつくられたという、もう絶対に2度とつくることができない(?笑)ワインがこのワイン。シャレみたいなワインですが、その実真剣につくられているようで。。。 産地はエブロ川下流で地形と土壌はリオハの特徴を持つ、独特の気候のリベラ・デル・ケイレス。標高520メートルで、65年樹齢のテンプラニーリョの畑(3ヘクタール)と、21年樹齢のメルローの畑(2.5ヘクタール)で、独特なミネラルをワインに与える、小石が多く混ざる鉄分を含む粘土質の土壌です。2009年9月9日に11,500kgを収穫。風の穏やかな秋の日でしたが夏の暑さが残っていたため、明け方に収穫を行いました。テンプラニーリョは14.2%、メルローは15.1%のアルコール分を含みます。 ステンレスタンクで28℃以下に制御しながら発酵させ、16日間マセレーションを行う。2009年9月25日にタンクから出し、2009年11月中旬まで13ヶ月間、フレンチオークの新樽でマロラクティック発酵。そのまま2010年10月末まで13ヶ月樽で熟成させています。その間3度澱引を行う。(マロラクティック発酵が終わった2009年11月、2010年3月、2010年7月)樽から出した後、卵の白身で清澄化し、2011年1月にボトリング。樹齢65年のテンプラニーリョ75%、樹齢21年のメルロー25%。
(4) Femal, Pago Florentino VP 2008 ⇒スペインのグラン・クリュ(ビノ・デ・パゴ)です。スペイン中心地ラ・マンチャDOのエリアにあるシウダ・レアル県マラゴン村に位置しています。この地域は、日照時間が極めて長く、昼は暑く夜は寒いです。土地の特徴はガレキがメインで粘土質が混ざっています。雨量が少なくブドウは水を求めて根深く伸びていき、より多くのミネラルを含む強い樹木を作ります。雨が少ないため、糖分の高い葡萄が出来ますが、ドリップ灌漑という方法を駆使して、タンニンと酸のバランスの取れた葡萄造りをし、その葡萄を厳選して、ワインを作ります。フレンチオークとアメリカオークにて8ヶ月間熟成。低温処理にて清澄させ、人工的な手を加えずにノンフィルターで瓶詰めしています。センシベル(テンプラリーニョ)100%使用。2005年のデカンタ誌でリージョナル・スペイン・シングル・バリエタル・アワードのトロフィー獲得。
(5) Finca Villacreces, Ribera del Duero DO "Pruno" 2010 ⇒海抜710m、ドゥエロ河のすぐ横に拓かれた平坦な畑は、偉大なベガ・シシリアに隣接している。1980年頃に植樹された40haの畑から自社でワインを造る傍ら、2004年までピングスにその一部を貸していたというのだから、土地のポテンシャルは明らかだ。標高が上がるにつれ、土壌は丸い小石が混ざった砂主体の沖積土から、石灰や粘土を多く含むものへと変化する。排水性がよく、栄養分に乏しい。表層は砂に覆われており、その下には河の丸石が多く混ざった鉄分を含む赤く薄い層がある。暑く乾燥した夏と極寒の冬をもたらす大西洋の影響を受けた大陸性気候は非常に厳しく、年間2400時間という恵まれた日照、少ない降雨、時には30度にも達する昼夜の寒暖差がブドウのクオリティを磨き上げる。認証は取っていないが、ビオ。剪定した枝や葉も畑に還元することで土壌の肥料としている。除草剤は用いず、畑に生える野草のコントロールは土をすき耕すことで行う。リベラ・デル・ドゥエロは乾燥した気候のためカビが発生しにくいものの、最大限の通気性と日照を得るためにキャノピーマネージメントに手作業での大きな労力を割いている。この地域最大の問題の一つである蛾対策としては、フェロモン剤を使用。収量制限は剪定と芽かきで行い、グリーンハーヴェストしない。土壌は栄養素に乏しく、雨も少ない環境の中、ブドウの樹は自分自身で生育を調整しているが、夏の暑さが厳しいと水ストレスが起こるため、主に春と夏に2〜3週間おきに人工衛星のサーモグラフィで畑を観測したり、夜から昼にかけてのブドウの樹の幹の直径を機械で計測し、過剰な水不足に陥った区画がないかどうかを調べ、問題があれば適切に対処している。尚、畑の周囲の松林はこの厳しい気候を和らげるのに一役買っている。10月2週目から3週目に手作業で収穫し、容量15kgの箱に入れてセラーに運ぶ。選果台で2回選果をし、除硬後、破砕せずにステンレスタンクでアルコール発酵。抽出はピジャージュで行う。マロラクティック発酵はステンレスタンク、木製の発酵槽とフレンチオークのバリックをワインごとに使い分けている。熟成に用いるバリックは、フランスのボルドーでも限られた一流シャトーのみに販売されるダルナジュー社製もしくはタランソー社製12ヶ月熟成。ティント・フィノ(テンプラニーリョ)90%、 カベルネ・ソーヴィニヨン10%。パーカー94点!