（企画）スペインワインの実力診断

近年のスペインワインの躍進はすばらしいものがあります。

デイリーの赤ワインで最も高いコストパフォーマンスを見せるのは間違いなくスペインワインです。1000円前後でパーカーポイントが９０点というワインが陸続と･･･。本当に美味しいです♪

一方、高級ワインはダメかというと、さにあらず。

２００４年ヴィンテージはパーカーポイントが１００点満点のワインがいきなり５本！　私の知る限り、イタリアでさえこれまで１００点をとったワインはたった２本だけだというのに･･･

でも残念ながら、やっぱり日本ではあまり人気が出ません。盛り上がりませんね。
イタリア料理店に比べ、スペイン料理店が少ないのが大きく関係しているとは思います。日本に比べてはるかにスペイン料理店が多くあるアメリカからスペインワインが大ブレイクしましたから。


（企画）スペインワインの実力診断は以下の４シリーズです。


（１）ボデガ・マタドール「バルセロ2000」【済】
　　〜ピーター・シセックとテルモ・ロドリゲス ２人の天才 夢のコラボ〜

（２）ボデガス・ラン「クルメン・レセルヴァ2001」
　　〜リオハ最高のテロワールの妙〜

（３）アレハンドロ・フェルナンデス「ペスケラ・ハヌス1995」
　　〜スペインワインの歴史を変えた“スペインのペトリュス”〜

（４）ボデガス・サン・アレハンドロ「レイシス・ウノ1998」【済】
　　〜お手頃価格の“高級ワイン”群〜


うち、（１）は今年の年初に、（４）は去年の秋にすでに実施。
（４）ではスペインのお手頃価格のワインの秀逸さに改めて感心させられ、（１）は今年第１回目のワイン会にして、おそらく今年最高のワイン会となると思われるすばらしい経験となりました。

そして、今回はいよいよ満を持して（２）。
超ど級戦艦、『クルメン・レセルヴァ』の登場です！







今、リオハで最も注目を集めているワインがあります。

それがボデガス・ランがリリースした最高傑作『クルメン・レセルヴァ』です。

既に前ヴィンテージである1995年物は、ワイン・スペクテーターやデキャンター等で高い評価を受け、　今回6年振りにリリースされた2001年物は、今年5月ビルバオで行なわれた　ワイン・テイスティングの国際コンクールで、なんとシャトー・ラトゥールと全く同等の評価を受けて見事リオハNo.1に輝きました。

このコンクールには、2004年にアテネで行われた世界ソムリエ・コンクールの優勝者で、パリの3ッ星"ル・サンク"のシェフ・ソムリエを務めるエンリコ・ベルナルドも審査員として参加。
クルメン・レセルバの驚くべき実力に震撼したと伝えられています。
加えて、ドイツのワイン専門誌「ヴァイン・ウント・ヴィッセン」が2月号で行なったモダン・スペイン・ワインのテイスティングでは、あのピングス（95点）やベガ・シシリア（96点）を超える98点を獲得！

注目なのは、6,400平方メートル、25,000個のバリックが並ぶエイジング・ルームで、その光景は壮観の一言に尽きるそうです。

古代円形劇場を彷彿とさせるシャトー・ラフィット・ロートシルトの熟成庫に比肩する美しさ。

しかし、ボデガス・ランのワインの最大の秘密はテロワールにあるのです。

実は、ボデガス・ランは、リオハでも唯一無二のミクロ・クリマを享受する究極の単一畑を所有している。それは、リオハ地方を東西に貫くエブロ河が、ギリシャ文字のオメガの形のように蛇行した場所にある。

つまり、この単一畑の周りを取り囲むようにエブロ河が流れているという訳なのです。

「ビーニャ・ランシアーノ」と呼ばれるこのモノポール畑は、標高500メートル、南向き斜面の小石に覆われた沖積土土壌で、」エブロ河に囲まれていることによって周辺の畑より気温が高く、葡萄が早く熟す極めて稀なテロワール。

ポイヤックで最もジロンド河寄りのシャトー・ラトウールで、他のシャトーを陵駕する傑出した葡萄が生まれるのと同じ理由なのです。

つまりリオハのグラン・クリュと言っても過言ではない畑であり、そして、この単一畑の中で最も標高が高く、最も日当たりが良い最上の区画が「パゴ・エル・リンコン」。

ボデガス・ランの旗艦ワイン、クルメン・レセルヴァとラン・エディション・リミターダは、この「パゴ・エル・リンコン」で 栽培される樹齢80年に達する選りすぐりの葡萄から生まれるのです。

ジュブレ・シャンベルタン村に例えるならは、まさにル・シャンベルタンと呼べるようなグラン・クリュの中のグラン・クリュで収穫した最上のヴィエイユ・ヴィーニュのみを、アリエ産のフレンチ・オークの新樽100％18ヶ月熟成させ無清澄、無濾過。

シャトー・ラトゥール、ベガ・シシリア、ピングスを超える評価を受けたことは決してフロックではない事が分かって頂けると思います。

最後に、ボデガス・ランのワインは、当然の如くエル・ブジ、マルティン・ベラサテギ、アルサックといったスペインの 3ッ星レストランのワイン・リストに輝かしく掲載されており、イベリア航空やヴァージン・アトランティック航空のファースト・クラスでもサービスされているます。

もちろん、『クルメン』以外にも美味しいワインをたくさんご用意しますが、まずは『クルメン』の壮大な世界へと、ともに旅をいたしましょう！！



■名称：神戸いちごワイン会 vol.49
　　　　　ボデガス・ラン『クルメン・レセルヴァ2001』
　　　　　〜世界が震撼？！ リオハ最高のテロワールの妙〜
　　　　　【スペインワインの実力診断?】

■カテゴリー：【赤】 【スペイン】

■日時：６月２７日（金）午後７時〜

■場所：bucato cafe（地下鉄海岸線「みなと元町」駅東２番出口からすぐ）
　　　　　神戸市中央区栄町通３丁目６−１７　２階
　　　　　078-393-3815
　　　　　http://mixi.jp/view_community.pl?id=161199
　　　　　http://blog.goo.ne.jp/bucato/

■定員：１２名

◆参加決定者（12名）
うたおさん、roccoさんの会社の先輩2名、ぽちさん、ジャスミンさん、AALTOさん、masutatsuさん、TIGERさん、たまみさん、vinorizoさん、やっしーさん、poz♪

◆キャンセル待ち（繰上げ順位順）（現在0名）：
　
【赤】か【スペイン】のどちらか、ご希望のカテゴリーを選んでコメントでキャンセル待ち表明してください。詳しくは、『ワイン会のルール【キャンセル待ち】』をよく読んでくださいね。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=30371268&comm_id=1720969

■会費：ひとり6500円 （ワイン代＋料理代）

■応募：本トッピックページの参加登録にご登録ください。
　　　　　そして、同時に登録した旨を必ずコメントしてください。

■ワイン：ひとり頭１本弱飲みます。６名なら５本、１２名なら１０本。

主役の『クルメン』以外のワインのご紹介は、当日のお楽しみということでお願いします。メンバーを見て、これまでのいちごワイン会で飲んだことのないスペインワインを飲んでいただけるように留意します。


Bodegas Lan, Rioja DOC "Clumen" Reserva 2001
⇒ものすごい重量瓶に入っており、生産者の意気込みが伺える。
超一級畑“ビーニャ・ランシアーノ”の中の最高区画パゴ・エル・リンコンで栽培される樹齢80-年のブドウから徹底選別。収穫後２−３日に直り３２度に温度管理されたステンレスで醗酵。そして２週間のマセラシオン。さらにエレガントなタンニンを引き出すために軽めのルモンタージュを繰り返しながら３週間のマセラシオン。その後アリエ産のフレンチ・オークのバリック（新樽比率１００％）でマロラクティック醗酵と熟成。熟成期間１８ケ月。無清澄、無濾過。テンプラニーリョ75％、マスエロ20％、グラシアーノ5％。
濃いガーネット色の色調を帯びたローブ。フルーティーで，ヴァニラを思わせる複雑でパワフルな香り。バランスが良く，濃い味わいですが、調和の取れたエレガントな味わいに仕上がっている。フィニッシュは持続性があり，非常に心地良い。洗練されたモダンなスタイルのリオハ。サーヴィスは17-19度で。ジビエ肉料理・ウオッシュタイプのチーズに最適。