浅野裕介を中心としたオーガニック・ポストロック・プロジェクト。彼は、バリ島滞在時、虫の音、蛙の声などからインスピレーションを受けて曲作りを始めたという。そのエピソードが物語るように、様々なパーカッション、ガムラン、カリンバ、ウクレレ、シタール、トランペット、アナログシンセなど、様々な楽器によって紡ぎ出されるエキゾチックな雰囲気は聞き手の心の琴線に触れる。2002年に地元名古屋のレーベルstiffslackから1stアルバム"kupu kupu"を発表。レコード店だけでなく、カフェや雑貨屋、セレクト家具屋などでもロングセラーを記録。tortoise等の作品で知られるアンディーミューラーがジャケットデザインを手掛けたことも話題となった。東京の新鋭ダブ、アブストラクトレーベルmaoのコンピレーション"seeds of dub"に新曲で参加後、2004年末には豪華アーティストが多数参加した、リミックスアルバム"ini apa?"を発表。続いて2005年には同じ名古屋のエレクトロニカアーティスト、タナカアキラとのスプリットシングルと精力的なリリースを続ける。全国で積極的に行われているライブでは、ダブ処理も加わったダイナミックな演奏や、美しいアコースティックバージョンなど、多様な表情を見せる。今後もさらに音楽性の拡張を続けて行くだろう。2006年には待望の2ndアルバムをリリース予定。