6月1日から7月4日まで両国シアターχカイにて第9回国際舞台芸術祭IDTFが開催されます。
今年はロシアの文豪チェーホフの生誕150年を記念し、テーマは「チェーホフの鍵」。
演劇、舞踊、パフォーマンス、落語などチェーホフ作品がさまざまなジャンルで上演されます。

この芸術祭にチェーホフの祖国ロシアからアレクサンドル・カリャーギン率いるモスクワ・エトセトラ劇場、そしてモスクワ芸術座にならぶロシアでも国宝級の劇団サンクトペテルブルク・ボリショイドラマ劇場が参加します。

カリャーギンといえばミハルコフ監督の映画「機械仕掛けのピアノのための未完成の戯曲」の主役プラトーノフを演じた国民俳優で、現在は自身が立ち上げたエトセトラ劇場の芸術監督。さらにロシア演劇連盟の会長も務めています。今回はチェーホフの短編5本を組み合わせた2人芝居「人物たち」を同じく名優のシーモノフと共に演じます。この作品は2001年にもシアターχカイで上演され大好評を博しました。

サンクトペテルブルク・ボリショイドラマ劇場は1919年に作家ゴーリキーなどが立ち上げたロシアでも有数の伝統を誇る劇団。演出家トフストノーゴフによって世界的な名声を得るようになり、レベジェフ、ラヴロフ、バシラシヴィリなど数多くの名優を輩出しました。'83年、'88年の来日公演ではスタニスラフスキーシステムが唱えるところの「人間の精神生活」を見事に具象化した舞台で日本の演劇界にも衝撃を与えました。今回はなんと22年ぶりの来日となり、2009年にロシアの舞台芸術における最高の賞「ゴールデン・マスク賞」で4部門（小劇場作品、演出、主演男優、舞台美術）にノミネートされ話題になった「小犬を連れた奥さん｣を上演します。


ロシアの名優たちによる舞台を間近に見られるこの機会を是非ともお見逃しなく！！！

＜チェーホフ生誕150年記念第9回国際舞台芸術祭IDTF＞

サンクトペテルブルク・ボリショイドラマ劇場公演
「小犬を連れた奥さん」
6月5日(土)14時・19時開演

モスクワ・エトセトラ劇場公演
「人物たち｣
6月9日(水)　19時開演
6月10日(木)　14時開演

料金：両方共に全席指定￥5,000
会場：両国シアターχカイ

チケット申込、問い合わせ：
シアターχカイ
TEL　03-5624-1181　FAX　03-5624-1155
MAIL　info@theaterx.jp

ロシアの劇団以外にも日本、韓国、アメリカの団体が参加します。
芸術祭のプログラム、スケジュールはシアターχカイ公式サイトを参照ください。

http://www.theaterx.jp