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開催終了三浦綾子作「壁の声」より・・・「壁」公演

詳細

2010年06月14日 02:09 更新

先週の土曜日、三浦綾子さんのファンのオフ会、
「光綾の会」の会合50回を迎えて、ささやかなお祝いの会が催された。

私達の劇団も、三浦綾子さんの作品の劇化を中心課題にして
演劇活動を続けている関係で、9年前からお付き合いを続けている。

・・・といっても、

三浦綾子さんといえば熱心なクリスチャンだったので、
劇団も伝道を目的にしているように思われるが、
劇団員にクリスチャンは1人しかいないし全く違う。

三浦綾子さんは、戦時中小学校の代用教員から、
正規の教員となり、懸命に戦時教育に携わった。
子ども達に天皇の民としての教育を叩き込んだ。

そして迎えた敗戦。

自らが青春の情熱をつぎ込んだ教育が、
欺瞞と過ちに満ちたたものであったことに直面し、
その空虚さに気付き、彼女を悔恨と病に突き落とした。

結核に冒され、脊椎カリエスを病み、7年間のギブスベッド生活を送ることになる。
その病が癒やされて後も大腸癌や心臓病等々に悩まされ、病気の問屋とまで言われながら、
朝日新聞の懸賞小説に応募した「氷点」が選ばれ、小説家の道を歩み始めた。

私達は、その生涯の殆どを、命と向き合い生きてきた彼女の作品の全てに、
生きることの大切さ、命の尊さの説得力の強さを感じたのである。

キリスト教に救いを求める読者もあるだろう。

ぼくは、命を授かり、今を生きているということを自らに感じることに、
すでに救いを求るべきは、それは自分の存在なのであるという考えをもっている。

そして、その存在は身近に在る多くの人々や、手にするあらゆるものによって育まれ、
養われ、成長し続けて今を生きている・・・そう思うのである。

この夏、
野方区民ホールで「壁」を上演する。
これは、三浦綾子の「壁の声」を脚色したものだ。

ここでは、ぼくもみんなも、全て善人にであると同時に
罪人ではないのかという疑問を呈したいと考えている。

折りしも、裁判員制度1年である。
そして、三浦綾子さんのファンの集い50回の年である。

日本だけではなく世界の国々は混乱に満ちている。
きな臭ささも感じられる。
人間は、何故、人間として生きることを放棄したい衝動に駆られるのか・・・
もっともっと、真剣に考えていいのではないだろうか。

無実の死刑囚の話です。
裁判制度施行1年目を迎え、大胆に脚色を加えて、
「裁きとは」「生きるとは」と真剣に向き合います。
27日は終演後、懇親会も計画しています。
出演・・・・・
 多賀谷誠・・・・・関根秀直
 関越(弁護士)・・三園ゆう子
 只野(記者)・・・直江美樹
 裁判長・・・・・・松下光雄
 誠の母・・・・・・三井茂子
 検事・・・・・・・大門拓
 廷吏・・・・・・・櫻田幸博
 女将・・・・・・・鶴田久美子
 車掌・・・・・・・杉江京子
 店員・・・・・・・鈴木麻里子
          殿木直子
 ギターの男・・・・佐久間俊之

原作  三浦綾子
脚本  神尾哲人
演出  伊藤豪
美術  坂倉忠士
照明  村上正雄
音響  米野直樹

中野区 野方区民ホール(西武新宿線「野方」下車3分)
¥2,500(当日:3,000)
チケット販売開始6月10日

コメント(6)

  • [2] mixiユーザー

    2010年06月08日 23:11

    劇団アドックによる『壁』のチケットの前売りが始まりましたのでご案内させて戴きます。
    皆様是非奮ってご鑑賞くださいますようにお願いいたします。

    題名:『壁』・・・三浦綾子原作『壁の声』から
    脚色:神尾哲人
    監修:石橋武征
    出演:劇団アドック
    日時:2010年7月27日(火)午後7時から
       2010年7月28日(水)午後6時半から
    場所:野方区民ホール (http://nicesacademia.jp/facility/nogata.htmlを参照ください )

    前売券:2500円(当日券は3000円です)
    ご希望の方は劇団アドックにメールにてご連絡ください。アドレスはgekidan@ad-hoc.jpです。
    参考ページ:http://profile.ameba.jp/kappamonogatari/



    尚、メールでお申し込み戴く際に「mixiで知った」と付記していただくと助かります。
  • [3] mixiユーザー

    2010年06月13日 11:53

    「壁」という作品は大変な舞台です。
    自分のブログにも書いていますが、私(たち)は、この作品の中で、
    一人の青年に死刑の判決を言い渡します。そして処刑します。

    裁判員制度が施行されて1年が過ぎました。

    「裁く」とは何か・・・
    「自らの敵は自らにあり」
    私たちは人を裁くことが出来るかを問題にしているのではありません。

    自らを裁いているか・・・このことに目を向けたいのです。
    自らを許すほどに他人を許せるか・・・

    私は、この舞台で主人公を処刑する前に、
    非常に強固な壁を見、触り、「これは何で出来上がっているのか」
    を考えなければならない。

    ・・・とても大変な課題を抱えているのです。
    その解決を、果たして一ヶ月で出来るのだろうか・・・
    その悩ましさを抱えながら、明日から週2日の稽古に入ります。
  • [4] mixiユーザー

    2010年06月25日 00:01

    クリスチャン新聞にも取り上げて頂きました。
    http://jpnews.org/pc/modules/xfsection/article.php?articleid=1915
  • [5] mixiユーザー

    2010年08月06日 11:31

    好評のうちに2日間の公演が終了しました。
    わたしたち自身の問題として「裁き」とは何かを問い続けました。

    三浦綾子さんの原作を大胆に脚色し舞台に乗せたことで、
    お客さんの劇団アドックの姿勢への共感を強め得たと思っています。

    以前の「母」公演ではスペインやタイからのお客さまもありました。
    今回は国内にとどまりましたが、北海道からも多くの皆さんに来ていただき、
    仙台、大阪等々の範囲にわたりました。
    年齢層は10代から90代まで多岐にわたり、終演早々再演を望まれる声を沢山いただきました。
    ご支援、ありがとうございました。
  • [6] mixiユーザー

    2010年08月11日 03:22

    感想文の一部を掲載しました。
    http://profile.ameba.jp/gekidan-adhoc/
mixiユーザー
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  • 2010年07月27日 (火) 28日
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