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開催終了アンナ・ポリトコフスカヤ追悼集会―ロシアの闇とチェチェンの平和を考える―

詳細

2007年09月01日 10:45 更新

●チェチェンイベント情報(転送・転載歓迎)●

 昨年10月に、チェチェン戦争を追い続けて暗殺された、ジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤさんの追悼1周年集会です。
 先ごろ、ようやく容疑者が逮捕されたそうですが、トカゲの尻尾切りのような感じで、背後にどのような組織が関与していたのかは、解明されないままになっています。
 命を懸けてチェチェン報道を続けたアンナさんの追悼集会に、ぜひご参加下さい。


集会名:アンナ・ポリトコフスカヤ追悼集会 
―ロシアの闇とチェチェンの平和を考える―

日 時:9月22日(土)13時30分〜16時30分
(開場13時00分)3時間(休憩1回)
会 場:東京都・文京区民センター2A (210名収容可)
参加費:500円(予定)
共 催:チェチェン連絡会議 市民平和基金 
    チェチェンニュース編集室 
    ハッサン・バイエフを呼ぶ会 
    社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 

地図 :
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_academy_shisetsu_gakusyubunka_kumincenter.html
交通 :地下鉄丸ノ内線・南北線「後楽園」駅徒歩5分/地下鉄三田線「春日」駅A2出口真上・大江戸線春日徒歩1分

 昨年の10月7日、チェチェン戦争を追っていたジャーナリストのアンナ・ポリトコフスカヤさんが、モスクワの自宅アパートで暗殺されました。彼女は1999年以来、毎月のようにチェチェンに通い、軍事侵攻で虐げられた人々についての地道な報道を重ねており、プーチン政権を厳しく批判していました。

 ポリトコフスカヤさんの死後、日本では新たに著書『ロシアン・ダイアリー 暗殺された女性記者の取材手帳』(NHK出版)が刊行されるなど、皮肉にも暗殺によって、ロシア・チェチェン問題への関心が高まっています。
 また、暗殺事件の直後の11月には、イギリスに亡命してプーチン政権を批判していた元連邦保安局(FSB)職員、A.リトビネンコ氏も暗殺されています。
 プーチン政権によると見られる、反対派に対する暴力は、見過ごすことはできません。平和・人権の運動や、ジャーナリズムの場でチェチェンに関わってきた私たちは、彼女の貴重な仕事を忘れず、あらためて暗殺への抗議の意を表するとともに、現在の状況を理解するための集会を開催します。
 集会では、長年チェチェンを現地取材し、ポリトコフスカヤさんにも取材している林克明さんや、最近アムネスティ・インターナショナルが発行した人権報告書の解説など、アクションの呼びかけなど、有識者の報告を伺います。

 会場では、日本語に翻訳されているポリトコフスカヤさんの全著作と、9月に刊行される林克明さんの最新刊、『プーチン政権の闇-チェチェン戦争・独裁・要人暗殺』(高文研)を販売いたします。
 また、遺族にあてたお見舞金を受け付けます。土曜昼間の開催ですので、比較的長い時間を、会場からの質問や、討論にあてたいと思います。
 ぜひ、ご参加ください。

 もしあなたに、アンナ・ポリトコフスカヤさんの名前を知るご友人がいたら、この案内を転送してあげてください。他のサイトでの紹介も歓迎します。
 どうぞよろしくお願いします。

コメント(3)

  • [1] mixiユーザー

    2007年09月21日 06:45

    アンナ・ポリトコフスカヤさん集会は、いよいよ明日開催です。DAYS jAPANも後援に入ってくださっています。
    たくさんの皆様のご来場をお待ちしております!
  • [2] mixiユーザー

    2007年09月23日 08:32

    昨日の集会の参加者は、主催者発表では、95人参加とのことでした。
    なかなか盛況でした。

    ・・・

    質疑応答の時に出た質問で、印象に残ったものがあります。
    アンナさんの性格についての質問が出たところ、講演者の林さんがこんな風に答えていらっしゃいました。

    彼女は正直な性格の人で、固有名詞をはっきり出すのが彼女の記事の特徴。いつ、どこで、誰が、何を、という、ジャーナリストが押さえておかないとならない基本を、そのまま実践していた。
    (権力者の汚職の記事などは、個人を特定すると危険が付きまとうので)もっとうまく書いて、何か因縁を付けられた時でも、言い抜けできるような書き方もできたはずだが、彼女はそれをしなかった。
    まるで、ジャーナリストを志す中学生や高校生に教えるような報道の基本姿勢を貫いていた。

    彼女の遺稿となった著書「ロシアン・ダイアリー」には、ノーヴァヤ・ガゼータ紙(アンナが所属していた新聞社)には載せられなかった文章が数多く載っている。
    ぜひ、読んで頂きたい。

    とのことでした。
    というわけで、林さんの新作著書と、ロシアン・ダイヤリーを購入してきました。

    林さんの、チェチェンと沖縄の状況はよく似ている、というお話も印象深かったです。

    最後に、共同声明の読み上げがあり、
    「歴史はかならず、人権と民主主義、そして平和を求める人々の側にあると、私たちは信じます。私たち日本に住む市民は、アンナ・ポリトコフスカヤさんを忘れず、そして無関心に陥ることなく、これからも、チェチェンの平和と、ロシアの民主化の実現のためにできる限りの行動を重ねます。
                        主催者一同 」

    と締めくくられました。
  • [3] mixiユーザー

    2007年09月23日 20:26

    行ってきました。
    私からもいくつか付け足しで書いておきます。
    主催者の発表では、去年のアンナさんの殺害後に急遽開かれた追悼集会では、たった2日間しか準備期間がなかったにもかかわらず、170名もの人達が参加してくれたそうです。そして1周年である今年の追悼集会には95名。数は半分程度に減っても、まだまだ多くの人々が関心を持っていることの現れです。

    では、これから1年後にはロシアとチェチェンの状況にどのような変化があって、その時に開かれるであろう2周年の追悼集会にどれだけ人が集まってくれるのか? それを考えると私はどうにも不安になりますが、その日を迎えるまでに少しでも努力しておかないと、ね。

    では追悼集会の内容について、忘れないうちに紹介とコメントを。

    ◇映像(NHK−BS「誰がアンナを狙ったのか−ロシア報道記者暗殺の真相−)
    NHKで放映された海外ドキュメンタリーを、今回の集会のためにコンパクトにまとめた映像。ロシアの現状を理解するのに大いに役立ちました。かつてソビエトの独裁政権を支えていた情報機関の人間達が、今では次々と新興企業の幹部に収まり、独裁的なプーチン政権を支えているロシア。ジャーナリスト・人権活動家・反プーチン的な政治家や企業家が次々と殺害される暗殺大国と化してしまったロシア。今のロシアがこうまで危険な方向に走ってしまったが為に、ロシアを少しでも良き方向に向かわせようとしていたアンナさんが殺害されてしまった訳ですね。

    ◇林克明(ノンフィクションライター)「プーチン政権の闇を語る」
    克明さんは「日本の危機が判らないと、ロシアの危機が判らない」と語られていましたが、全てはこの言葉に集約されていると感じます。詳しくは克明さんの新著「プーチン政権の闇」(高文研)に書かれていますが、当局の検閲ならぬメディアの自主規制によって、権力の意にそぐわない意見が次々と封殺され、国家が戦争をやりやすい方向にどんどん傾いていく。程度の差はあっても、それはロシアも日本も変わらないのだという克明さんの主張にはまったく同感です。

    ◇川上園子(アムネスティ・インターナショナル)「チェチェンにおける強制失踪と正義の実現」
    アムネスティからの協力の呼びかけです。追悼集会で配られたリーフレットには、ロシアのプーチン大統領宛のハガキが添付され、文面はチェチェンにおける強制失踪の停止と被害の調査を求めるものになっています。

    ◇岡田一男(映像作家)「ポリトコフスカヤの思い出」
     一男さんの話によれば、一男さんはポリトコフスカヤさん本人よりも、むしろ彼女と親交があり共に暗殺されたリトビネンコ氏との交流が深かったそうです。とても元FSB(ロシア連邦保安庁)の人間とは思えないほど、気さくな方だったとか。11月23日に予定されている「リトビネンコ追悼集会」で上映される追悼映像の一部も上映されました。

    ◇質疑応答
     質疑応答で取り上げられた内容で、特に気になることを書いておきます。
    ・チェチェンの現状
     プーチン政権に後押しされたカディロフ政権の成立以来、チェチェンでは同じチェチェン人同士の憎悪と対立が深まっている。人々はロシア軍よりもむしろ、カディロフの配下にある武装組織を恐れるようになっている。
     第1次チェチェン戦争の取材では、現地の人々はジャーナリストの質問に対して積極的に答えてくれた。しかし第2次チェチェン戦争以降、人々は沈黙してジャーナリストの質問にもなかなか応じようとしない。ロシア軍による苛酷な占領が、人々の心を恐怖で縛りつけたのだ。
    ・ソチオリンピック
     オリンピックの開催地となったソチは、かつてはコーカサス系民族の土地だった。しかし長年に渡るロシアの侵略により、コーカサス系民族はこの土地を追われ、代わりにロシア人が住み着いた。この地がロシア領となったのは、このような歴史的背景がある。土地を追われたコーカサス系民族の多くはトルコへ移住しており、ソチオリンピックにもっとも反対しているのも彼らである。
     チェチェンの戦火は周辺地域にも拡大し、今やコーカサス戦争の様を呈している。チェチェンでの戦争は下火になったものの、隣接するイングーシでは戦闘が激化。
     ロシア連邦から独立しようとするチェチェンに対しては徹底的に弾圧するロシアだが、今は隣国グルジア領に組み込まれているアブハジアや南オセチアがグルジアを離れ、ロシア連邦に復帰しようとする動きに対しては、ロシアは積極的な支援を行っている。この事はロシアとグルジアの軋轢を生み、コーカサスの情勢をいっそう不安定なものにしている。
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