「僕らのゲイライフプロジェクト」10回目の今回は、
映画『トーチソング・トリロジー』の内容をふまえて、
カミングアウトについて考えます。

『トーチソング・トリロジー』は、1988年につくられた
作品で、ドラァグクイーンの歌手として働く主人公のア
ーノルドを中心に、パートナーとの関係、母親との関係、
ゲイへの暴力、ゲイの子育て（養子）など、現代のゲイ
が抱えるさまざまな問題が盛り込まれています。

なかでも、母親へのカミングアウトをするシーンは、カミ
ングアウトとは相手とどんな関係をつくるためにするのか、
とても考えさせられるシーンになっていると思います。

その一方で、アーノルドのパートナーのアランは、
ゲイ（のカップル）であることを知られたために、
暴力（バッシング）にあい、殺害されてしまいます。

同性愛者であることを知らせる・知られることは、
必ずしもメリットだけではありません。

最近、メディアでもカミングアウトという言葉を目にしたり、
耳にしたりする機会が増えました。ですが、ただ単に｢秘密の
告白」「打ち明け」くらいの意味で使われているようです。

カミングアウトについては、おかれている状況が異なれば、
異なった考え方も当然でてくると思います。

カミングアウトはなんのためにするのか、
カミングアウトをつうじてどんな関係をつくっていきたいのか、
カミングアウトをするリスクにはどんな点があるのか、
カミングアウトしておいてよかったこと、
どうしてノンケはカミングアウトしなくてすむのか・・・

こんなことを、参加者の経験を出し合いながら、考えたいと
思います。

『トーチソング・トリロジー』に興味のある方、
カミングアウトするかどうか悩んでいる方、
カミングアウトなんて必要ないと思っている方・・・
ぜひ参加してみませんか？

９月１日(土)１６時から、
場所は、コミュニティスペースｒｉｓｅ（地図は上の画像参照）。
多くの皆さんのご来場を、心からお待ちしています^o^/