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開催終了小島久弥展 critical point“Re '08”

詳細

2008年11月17日 21:00 更新

 緻密で徹底した作品づくり。時に驚きに満ちた手法を用いながら、繊細で危ういcritical point(臨界点)を現に立ちあげる小島久弥。彼の作品はいつも、観る者をワクワクさせる遊び心に満ちています。
 モノを左右対称に配置することで実在しない鏡面を作り出したり、フィギュアを用いスケールトリップを試みたり、水の三様態を可視させる装置を作ったり、水と油のランデブーを仕立てたり…虚と実の狭間にありながら双方が矛盾なく合致する瞬間=critical pointを、詩情豊かに紡ぎ出します。

 昨年に続き、2会場同時開催となる個展。車道・ギャルリhu:では、子どもの頃に自分が描いた絵を、現在の自分が描き広げてゆく『Thanks mom!・自画自参』シリーズを中心に展示。
 日進市・ギャラリーMでは、その自画自参シリーズ「ゆめのちゅうとっきゅう」を軸に展開した、新作の映像インスタレーションが繰り広げられます。
 “ボク達はドコから来て、ドコへ行くのだろう”永遠の命題とも思えるこの問いの、答えを探し続ける終わらない旅。その道行きは、私たち自身への内側と連なっているのかもしれません。

 この小島久弥展『critical point“Re '08”』、会場・ギャラリーMにて、11月23日(日)18:00頃より、江藤莅夏によるリーディング・パフォーマンスを行います。
 ホオズキ少女、ランタン少年、ヒグラシ、にわか雨、草の匂い、生まれなかったもう一人のボク、終わらない夏の日…様々な形で関わってきた今展に、相応しい内容になればと思います。
 お時間は20分〜30分ほど、観覧は無料です。ぜひともお気軽に遊びにきてください。

小島久弥展 critical point“Re '08”
映像インスタレーション / Thanks mom!・自画自参シリーズ
11月23日(日)〜12月23日(火)
11:00〜19:00 月・火休廊 [12月22日・23日を除く]
11月23日(日)17:00よりオープニングパーティーを行います。
また、18:00頃から、江藤莅夏によるリーディングパフォーマンスを行います。

ギャラリーM
〒470-0131 愛知県日進市岩崎町根裏24-2
Phone 0561-74-1705
アクセス
●名古屋駅 名鉄バスセンター、栄駅 オアシス21からは名鉄都市間高速バス[香具山経由愛知学院行]【岩崎御岳口】下車、徒歩10分
●星ヶ丘駅から名鉄バス[藤が丘行]【岩根】下車、徒歩5分
●星ヶ丘かから名鉄バス[五色園行][長久手車庫行]【岩崎御岳口】下車、徒歩10分
http://gallery-m.cool.ne.jp/

 1963年、6歳の小島久弥が描いた「ゆめのちゅうとっきゅう」は、
2008年、45年の時を経て走り出した。新作の映像インスタレーション
は、小島少年と作家小島とのコラボレーションである。
 小島の愛車「グレートレッド」から旅は始まる。いつしか目の前に
は線路が現れ、私たちを誘導する。私たちが乗っているのは「ゆめの
ちゅうとっきゅう」なのだろうか。赤信号の警告を振り切って進む
列車は、生と死が交錯する異次元空間へと吸い込まれていく。先に
待ち受けるのは骸骨。その骨盤をくぐり抜けると広がるのは、胎内か
それとも宇宙か。そして列車は、見覚えのある風景へと帰っていき、
繰り返す旅を予告する。
 現在と過去、現実と虚構、生と死のイメージが融け合う宇宙を迷走
する列車は、相対する事象の臨界点(Critical Point)をテーマとし
た制作活動を続けてきた小島の姿に重なっても見える。
 「ボク達はドコから来て、ドコへ行くのだろう」-小島少年と、現
在の小島が、その答えを探して終わらない旅を続けているようだ。
          (金沢21世紀美術館 キュレーター 平林 恵)


同時開催
小島久弥展 critical point“Re '08”
Thanks mom!・自画自参シリーズ / 映像
11月23日(日)〜12月23日(火)
11:00〜18:00 月・火休廊 [12月22日・23日を除く]

ギャルリhu:
〒461-0003 名古屋市東区筒井3-22-2
Phone 052-953-4808
アクセス
●地下鉄桜通線【車道】下車、1番出口徒歩2分

 どこまでが現実で、どこからが虚構なのか。自分が今、ここに存在
することの偶然、そして奇跡。とはいえ、それは同時に必然なのでは
ないか。小島久弥は、一貫してテーマに据えるクリティカル・ポイン
ト(臨界点)をさまざまに変奏し、世界と自己のせめぎ合う接点の
観察者であらんとする。
 代表作のインスタレーション、「相称的一致」では、物質の存在と
鏡の不在が、物質の不在と鏡の存在に逆転する錯覚の場面に、見る者
を遭遇させる。あるいは、生と死を往還する通過儀礼のような体験に
導く映像作品や、小島自身の過去と現在が邂逅する絵画のシリーズ
「自画自参」。そこには時間と空間の幻想性があり、因果律という
より、むしろ東洋的と言っていい感覚がある。大きな宇宙の中で、
過去と今、此岸と彼岸、物と物、事象と事象が歩み寄り、交差して
溶け合う瞬間。その臨界点が柔らかく、遊び心と一緒に開示される
のが小島の作品なのだ。
                  (REAR制作室 井上 昇治)

画像・左/ギャラリーMで行われる映像インスタレーション(一部)
画像・右/DM

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  • 2008年11月23日 (日) 日)〜12月23日(火)
  • 愛知県 日進市・名古屋市東区
  • 2008年11月23日 (日) 締切
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参加者
1人