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開催終了L Gallery,F-1展覧会のお知らせ「空へと還る/笹谷晃生 展」

詳細

2008年06月06日 12:39 更新

 6/7(土)よりL Gallery,F-1、6月の企画展『空へと還る/笹谷晃生展』がスタートいたします。
 画像は今展のDMより、「湿度について」(鉄・銅・ガラス)。美しく繊細なオブジェが並んだ様は、きっと金属とガラスで出来た植物園。笹谷さんの作品に向かうと、“無機質の奏でる詩情”というコトバが頭に浮かびます。

 東海地方では、実に10年以上ぶりの笹谷晃生さんの個展。入梅したばかりの名古屋ではありますが、ぜひ遊びにい らしてください。

『空へと還る / 笹谷晃生 展』
6/7(土)- 22(日)
13:00-20:00
会期中は無休

作家在廊日 6月7日(土)・21日(土)

L gallery,F-1
名古屋市名東区本郷 1-43
The Apartment LiF F-1 〒465-0024
tel 052-774-5599
アクセス:地下鉄東山線本郷駅下車、2番出口(北方面バスターミナル側)より徒歩7分。
エントランスの呼出しボタンF-1を押してお知らせください。
お車でお越しの方は、建物南の駐車スペース N にお停めください。


 戸外から鳥の声、乳白の空、軒を打ちはじめる優しい雨、
遠くを車が過ぎる音…笹谷晃生の作品には、しっとり湿りを
帯びた空気がよく似合う。植物園の温室のイメージから生ま
れたという「湿度について」は、空気中の水分と関わりなが
ら緑青を噴き変化してゆく、金属に対する思いの昇華。素材
と造形が織り成す心地よい緊張感に、思わず深い溜息をつい
てしまう。

 玩具が、普及しはじめたプラスティックに次々と取って変
わった子ども時代。そのニセモノ感に辟易した。近所の射撃
訓練場に忍び込み鉛玉を拾ってきては、自分が満足のいく遊
び道具をこしらえていた記憶、それが金属にこだわる彼の物
づくりの原点だという。質感、重量感、鈍い輝きこそが本物
の証だった。

 しかし、いま私たちの目に映る作品は、驚くほど軽やかだ。
ずっと追い続けてきた植物の有機的フォルム。それらはまた
羽根のようでもあり、古きよき時代に空を駆けたプロペラの
ようにもみえる。上へと指向するベクトル、ふわり飛び立つ
真際のものたち。そしてすべては、擦り切れ綻び、解け消え
亡くなり素中へと還る。空へと還るのだ。金属ですら例外で
なく、永い永い時を経て逝く。そのものたちが、やがて空へ
と還るための装置とも思え、尚さら、柔らかでシンとした心
持ちになる。

 この地方では久方ぶりの笹谷晃生展です。雨の季節に寄り
添うような、慎ましやかな叙情に充ちた世界へと、どうぞ足
をお運びください。

L Gallery , F-1
http://l-gallery-f1.que.jp

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  • 2008年06月07日 (土) 土)〜6月22日(日
  • 愛知県 名古屋市名東区
  • 2008年06月07日 (土) 締切
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参加者
1人