山形金山スロー村　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　山里講座「田舎暮らし入門」のご案内
　
団塊の世代が、来年から順次退職の時期を迎えます。昭和22−24年生まれだけで、670万人。退職金がざっと50兆円といいますから、世代のボリュームの大きさが分かります。
　人口減少時代を迎えた東北各県、各自治体は、団塊の世代の「ふるさと回帰」の受け皿となるべく、智恵を絞っています。しかし、期待は大きくても、Ｕターン、Ｉターンを促し彼らを地元に誘導する決め手を持たないのが事実です。
他方、団塊の世代の中には、「田舎暮らし」にあこがれ、農村に生活拠点を求めようとする動きも活発です。でも、プレ「団塊の世代」の中には、「あこがれ」で空き農家を求め移住しても農村集落になじめず、結局は家を転売して都会に逆戻りするケースもあります。
平成16年度に発足した山形金山スロー村は、田舎暮らしにあこがれる人たちが田舎に軟着陸するノウハウを学ぶ場です。20数人が出資して取得した空き農家を拠点に、地元13戸の集落の古老から伝統的な生活スタイルを学び、都市側からは時代の最先端情報を持参するなど、相互交流・相互学習へ種々の試みを行っています。
今回の講座は、「田舎暮らし入門〜都市農村交流・グリーンツーリズムの視点から〜」のテーマで事例を持ち寄り、「過疎・過密」の逆転現象を促進するべく、経験交流を行います。
記
１、 日時　平成18年11月11日（土）午後5時〜
２、 場所　山形金山スロー村（山形県最上郡金山町杉沢）
３、 基調報告　「田舎暮らし　夢と現実のギャップをどう埋めるか」
　　元宮城大教授　宮原博通氏（仙台市から山形県高畠町に移住）
４、 事例報告
・ 休憩施設付き市民農園、定住促進へ住宅建築助成制度、団塊世代向け宅地造成…木村和紀（宮城県丸森町建設住宅課長）
・ 農村体験企画「どろんこ探検隊」…工藤利夫（石越一歩の会、登米市）
・ 湯治と農山村の資源を生かした地域再生…板垣幸寿（鳴子ツーリズム研究会、大崎市）
・ 会員制別荘の試み…石川博資（かたくり庵クラブ、山形県大江町）
・ 四季の学校の10年…庄司博司（四季の学校運営委員会、山形県金山町）
・ 哲学と交流の里づくり…栗田和則（暮らし考房、山形県金山町）
５、 交流懇親会　午後6時30分〜、同会場。新米餅つきも。
６、 参加費　１、０００円（スロー村に宿泊の場合は３，０００円）。10月30日締め切り。
７、 問い合わせ・申し込み　0233−52−7132（栗田）、022−301−0880（穴澤）以上
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　　　山里講座参加申し込み票（送り先ファクス022−301−0880、切り離さず送る）
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