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開催終了松下眞一没後20周年追悼個展

詳細

2010年02月10日 10:44 更新

情報の拡散に御協力願えれば幸甚です。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。

http://ooipiano.exblog.jp/12896328/

《松下眞一 歿後20周年 追悼演奏会》

2010年2月27日(土)午後6時開演 /午後5時半開場
京都市国際交流会館・イベントホール
(京都市左京区粟田口鳥居町2-1 tel.075-752-3010)
地下鉄東西線「蹴上」駅下車、2番出口から南禅寺方向へ徒歩5分

〈前売〉 学生¥2,000/一般¥3,000 
〈当日〉 学生¥2,500/一般¥3,500(全席自由)
ローソンチケット 0570-084-005 (Lコード 54392)
お問い合わせ アクティブKEI ?075-255-6586
concert.yoyaku[at]gmail.com
〈助成〉朝日新聞文化財団 関西元気文化圏参加公演

大井浩明(ピアノ)
宮本妥子(打楽器助演※)

●松下眞一: 《可測な時間と位相的時間》(1957-60)
●松下眞一: 《スペクトラ第1番》(1964)
●松下眞一: 《スペクトラ第2番 〜日本神話にもとづく6つの断片》(1967)
  I. オノゴロ島(Île d'Onogaro en ciel)、II. ヨミの国(Le royaume 'Yomi' (sombre royaume))、III. 天照大神とスサノオの尊(La Desse Amaterasu et son frère, Susano-o)、IV. イナバの国の物語(Histoire du royaume d'Inaba)、V. 海幸・山幸の物語(海底の国)(Histoire d'Umisachi et Yamasachi (le royaume sous-marin))、VI. 天孫降臨(Descente des dieux du ciel (Tenson-Kôrin))
●I. クセナキス: 《ヘルマ -記号論的音楽》(1961)
●松下眞一: 《スペクトラ第4番》(1971)

  〈休憩 20分〉

●松下眞一: 《スペクトラ第3番 〜打楽器奏者助演を伴う※》(1970)
●I. クセナキス: 《エヴリアリ》(1973)
●松下眞一: 《スペクトラ第5番 〜図形楽譜による》(1973/世界初演)
●I. クセナキス: 《ミスツ》(1980)
●松下眞一: 《スペクトラ第6番 --d’assez près de poétique (6つのバガテル)》(1984)
  I. 第一プレリュード(Prélude 1)、II. 第二プレリュード(Prélude 2)、III. 過ぎ去りし夏の風のあとに(Après le vent d’été passé)、IV. 深い闇のなかの開裂(Déhiscence dans l’ombre très foncée)、V. 器械体操(Gymnastique à la machine)、VI. モンソー公園の春(Le printemps au Parc Monceau)


松下眞一(松下真一) 1922年10月1日、大阪府茨木市生まれ。旧制第三高等学校(現:京都大学教養)理科を経て九州大学理学部及び同大学大学院修了。理学博士。関数解析学・ポテンシャル論の研究者として国際的に知られる。大阪市立大学助教授を経てハンブルク大学客員教授、同理論物理研究所研究員。理論物理学者パスクアル・ヨルダンとヨルダン代数の共同研究を行う。作曲はほぼ独学であり、幼少時より父・久一より音楽的感化を受ける。1961年5月、第35回ウィーン世界音楽祭より招待(同ISCM:日本代表)。1962年4月、ローマ国際作曲コンクール入選。1965年6月、ザグレブ・ビエンナーレより招待。同年、マドリッド世界音楽祭より招待。1968年5月、スウェーデン国立放送電子スタジオより招聘。世界初のGaborsystemの共同研究。欧米では、ブーレーズ、マタチッチ、ロリオ、サットマリー等により作品が演奏され、また、クセナキス、シュトックハウゼン、ノーノらとも親交を結ぶ。1970年、EXPO’70日本万国博委員。途中、1963年12月より1974年まで国際現代音楽祭「大阪の秋」を創立し常任委員を務める。作曲家としては早くから声明(しょうみょう)や和讚(わさん)に取り組み、東西本願寺・高田派・佛光寺派等の真宗教団連合結成50周年のためのオラトリオ『親鸞』、阿含経(あごんきょう)に基づく交響曲『サムガ』、レコード9枚におよぶ法華経カンタータ《沸陀》などが、晩年の代表作として挙げられる。1990年12月25日歿。本公演は、長らく譜面の所在が不明であった《スペクトラ第5番》世界初演を含む、ピアノ独奏のための《スペクトラ》シリーズの全曲通奏初演であり、また、作曲者歿後20周年にして初の追悼個展となる。

コメント(28)

  • [1] mixiユーザー

    2010年02月10日 10:47

       松下眞一個展を最初に企画したのは、かれこれ15年程前に遡ります。当初は大学の先輩ということで興味を持ちました。関西出身、あるいは関西在住の作曲家による個展シリーズ《Portraits of Composers [POC]》を立ち上げ、篠原眞、塩見允枝子&フルクサス、西村朗、甲斐説宗個展あたりまでは何事も無く実現したのですが、さて次に松下眞一作品に取り組もうとした際、大きな壁にブチ当たりました。

      まず第一に、散逸した楽譜の蒐集です。松下氏は独奏・室内楽曲の場合、書き上げた自筆譜を手元にコピーを残さずそのまま演奏家へ直送していたらしく、未出版作品の譜面入手は困難を極めました。このあたりの諸現状は実に許し難いものがあるので、近々きちんと〈総括〉したいと思っています。第二にスポンサード探し。武満徹を初めとする中央楽壇に舌鋒鋭い批判を向けておられたせいか、財団助成やホール協賛にもなぜか縁遠いのは、シュトックハウゼンが日本から30年間パージされ続けた状況と酷似しています。そういえば、1998年に大阪で行ったシューマン(Opp. 5, 6, 7, 8)とシュトックハウゼン(ピアノ曲XI, XIII, XVI)によるリサイタルは、そもそもは松下眞一個展を提案していたのですけれども、主催者側から駄目出しを喰らい、ボツになりました。また、ヨーロッパ主要都市のホールでは、ピアノの内部奏法の跡が無い楽器を見たことが無いくらいですが、日本国内ではこの期に及んで舶来物品信仰が続いているのか、会場選定も難航しました。今回は、「京都市の文化行政の根幹、沽券に関わる由々しき問題」だと、京都国際交流会館様が手を差し伸べて下さり、非常に状態の良いスタインウェイD型の内部奏法使用を御許諾頂きました。こういった厄介な要素が積み重なり、また松下作品のエクリチュールが決して演奏容易なものでは無いため、作曲者歿後20年ものあいだ、誰も手を出さない状況が続いたわけです。このたびも、京大音楽研究会の先輩である松井卓氏(九州大学数理学研究院教授)がプロデュースを申し出て下さなかったら、私自身、重い腰が上がらなかったでしょう。

      さて、本公演の目玉は何と言っても、今まで全容が明らかでなかった、ピアノ独奏のための《スペクトラ》連作の通奏初演です。中でも、長らく所在が不明だった大作《スペクトラ第5番》の譜面は、松下氏御遺族の尽力により新発見され、作曲以来40年ぶりに世界初演されます。同封チラシ表面にあしらわれているクレーあるいはカンディンスキーのような図柄は、全17ページに及ぶ図形楽譜の終結部近くの1ページにあたり、その読み取り方は奏者に一任されています。初演以来40年ぶりの蘇演となる《スペクトラ第3番》は、一台のグランドピアノをピアニスト(鍵盤側)と打楽器奏者(内部奏法)の二者が双方向から演奏する、という非常にユニークな作品です。内部奏法側にもソリスティックな超絶技巧が要求されるため、欧米で御活躍ののち現在は滋賀県にお住まいの名手、宮本妥子さんに協演をお願い致しました。

      クセナキスのピアノ曲全曲を関西で演奏するのは、1996年の京都コンサートホールでのリサイタル以来、14年ぶりになります。松下氏とクセナキスは同い年(1922年生)で、生前ヨーロッパで親交を結んでおり、また共に高等数学を作曲に援用したことで知られています。松下《スペクトラ第2番》は日本神話(古事記)と群論、クセナキス《エヴリアリ》はギリシア神話と樹形曲線…、といった具合です。松下眞一個展の招待作品としてのクセナキス、あるいは、クセナキスとカップリングするに最もふさわしい邦人作曲家・松下眞一、というコントラストをお楽しみ頂ければ幸甚です。

      また当日は会場ロビーにて、生前松下氏が主宰なさっておられた、地元・茨木市「野いばらの会」の御厚意により、業績年表・写真などのパネル展示も予定されています。
  • [2] mixiユーザー

    2010年02月10日 11:44

    いい会になりますように!
  • [3] mixiユーザー

    2010年02月10日 12:16

    面白そうですね。予約をお願いします。
  • [4] mixiユーザー

    2010年02月10日 12:26

    松下真一のオルガン曲にも似たような譜面がありますね。
  • [5] mixiユーザー

    2010年02月10日 17:43

    >tadaさん
    有難う御座います!

    >ERuKaさん
    前売・予約等は上記のアクティブKEIさんに一本化させて頂いております。お手数で恐縮ですが、そちらへお問い合わせ願えますでしょうか。

    >チャーリーさん
    サットマリーの録音で知られる《精神集中 Konzentration》は、実は任意楽器のための作品です。序文では、尺八独奏やエレキギター独奏も推奨されています。
  • [6] mixiユーザー

    2010年02月10日 20:55

     東京での開催やCD化を切望する次第です。
     ところで、何方かヨルダン代数とはどのようなものなのかご存じの方がおられましたら、定義・概要などご紹介いただけませんでしょうか。
    クリフォード代数とハイゼンベルク代数は手持ちの本の中に説明を見出すことができるのですけれど、
    ヨルダン代数の方は、検索を試みてみましても、肝心な内容が出てまいりません。
    なんかすっきりいたしませんもので・・・。
  • [7] mixiユーザー

    2010年02月10日 21:14

    >紅葉さん
    英語のウィキペディアに説明がありました。
    http://en.wikipedia.org/wiki/Jordan_algebra
  • [9] mixiユーザー

    2010年02月10日 21:48

    意欲的なコンサート、東京ではなさらないのでしょうか?
    聴いてみたい。

    松下眞一の散逸した楽譜の収集をということですが、
    手もとに3曲あります。
    氏のサイン入りでした。

    「黒い僧院」北園克衛:詩

    「星たちの息ぶき」管弦楽のための

    「廻向」混声合唱のための
  • [10] mixiユーザー

    2010年02月10日 22:18

    >せきねさん
     英語版Wikipediaに掲載済みだったとは、失敬いたしました。
    以前本企画を知ったときに、英語のページを含め一通り探してみたつもりでいたのですが、
    何故か取りこぼしていたようです。
    早速のご解答どうもありがとうございました。今、読んでいるところです。
  • [11] mixiユーザー

    2010年02月10日 23:39

    さっそくですが、このまま本日ブログに転載させて頂きました。
    不都合ある場合はご一報下さい。お差し支えがないようでしたらレス不要でございます!

    へぼ記事で恐縮です。あせあせ(飛び散る汗)

    http://ken-hongou2.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/27-3e5c.html
  • [12] mixiユーザー

    2010年02月11日 10:24

    >紅葉さん
    東京での再演は企画中ですが、ここには詳細を書けないほど「敵」が多かった人らしく、実現が危ぶまれます。首都圏では、スタインウェイのコンサートグランドの内部奏法にOKを出すホールもありませんし…。

    >せきねさん
    有難う御座います。松下眞一の数学的業績については、現在の視点からの総括を予定しております。追ってこのページでも御案内申し上げます。

    >yamanvaさん
    楽譜の蒐集、というのは、もちろん未出版譜のことです。今回は、譜面を「死蔵」したがる演奏家等に手を焼きました。

    >tadaさん
    お心遣い有難う御座います。助かります!
  • [13] mixiユーザー

    2010年02月14日 22:47

    今回の公演のプロデューサーである松井卓氏(九州大学数理学研究院教授)によるエッセイ《数学者としての松下眞一》をアップしました。 http://ooipiano.exblog.jp/13734324/
  • [15] mixiユーザー

    2010年02月14日 23:49

    あの、、最後の写真はクマ脚に見えるので良いのですが、最初の卒業式の写真って、、
    文章書いた人と関係ないですよね。おそらく。
  • [16] mixiユーザー

    2010年02月15日 10:24

    >シロクマ雄さん
    言うまでも御座いませんが、近年はコスプレで有名な京大卒業式の写真です。毎年この時期には報道されています。

    そういえば京大体育館のこの模様って、トゥレット修道院(クセナキス設計)と似てますね。何か関係があるんでしょうか。
    スイスでは案外あちこちに、ルコルビュジェ設計の集合住宅(要は団地)みたいなのがありました。
  • [17] mixiユーザー

    2010年02月20日 22:26

    曲目解説などをアップしました: http://ooipiano.exblog.jp/
  • [18] mixiユーザー

    2010年02月20日 22:52

    こんばんわ。
    この場をかりてメールをいただいたお礼を申し上げます。

    滅多に無いことだけどとても行けないなぁ、
    と思って京都在住の友人知人に紹介していたのですが、
    突然の関西出張要請があって行けるかもという可能性が・・・

    何とか駆けつけられるよう努力します あせあせ
  • [19] mixiユーザー

    2010年02月20日 23:55

    >なんばあエフ様
    湯豆腐と聖護院ロールがお待ちしておりますえ!!
  • [20] mixiユーザー

    2010年02月25日 20:10

    行けるようになりました手(チョキ) チケット手配も完了。

    湯豆腐と聖護院ロールのプリペアド演奏ですか、楽しみです(爆
  • [21] mixiユーザー

    2010年02月25日 21:00

    聖護院ロールは、会場併設のカフェテリアで召し上がれます。

    『松下真一 未発表作に見る前衛』2月25日読売新聞大阪本社版

  • [22] mixiユーザー

    2010年02月25日 22:36

    ローソンでチケット買いました。
    松下眞一が楽しみなのは言うまでもありませんが、久々に生演奏で聴くXenakisも非常に楽しみです。
  • [23] mixiユーザー

    2010年02月27日 02:08

    「静かな」ご盛会を、心からお祈り申し上げます。
    お聴きになれる皆様が、音との対話を存分に楽しんで下さいますように!
  • [24] mixiユーザー

    2010年03月02日 09:49

    コメント書いておりませんでした。
    無事に開演に間に合いまして、全曲「見・聴き」することが出来ました。

    堪能しました。
    40年近く前にこの種の音楽を聴き漁っていた頃を思い出して感慨にふけったり・・・

    下手側、前の方の席に座れたので楽譜と鍵盤をずっと見ていることもできたのも
    大きかったかと思いますが、以前に比べてはるかに余裕で楽しむことが出来、
    こんなに聞きやすい音楽だったっけかと不思議に思いました。
    (単にトシか?!あせあせ(飛び散る汗))

    (曲の感想はいずれ自分の日記に書こうと思っております。)

    大井さん、誠にありがとうございました。
  • [25] mixiユーザー

    2010年03月02日 12:22

    追伸です。

    初めて聞く曲が多いのに一曲一曲を明快に反芻出来るのは
    大井さんの演奏という安心感と明晰さによるものと思われます。
  • [26] mixiユーザー

    2010年05月19日 05:28

    2010年9月23日(祝)に門仲天井ホールにて、東京公演を開催する運びとなりました。

    http://ooipiano.exblog.jp/14409301/
    [【ポック1】松下眞一×野村誠] 〜松下眞一没後20周年追悼公演

    2010年9月23日(祝) 午後7時開演  大井浩明(pf)、宮本妥子(perc、※)


    ●松下眞一(1923-1990):《スペクトラ第1番》(1964)、《スペクトラ第2番 〜日本神話にもとづく6つの断章》(1967)、《スペクトラ第3番 〜打楽器奏者助演を伴う※》(1970)、《スペクトラ第4番》(1971)、《スペクトラ第5番 〜図形楽譜による》(1973/東京初演)、《スペクトラ第6番 〜六つのバガテル》(1983、全6曲による東京初演) 

    ●野村誠(1968- ):《DVがなくなる日のためのインテルメッツォ》(2001) 、《ロシアンたんぽぽ》(2004/10、ピアノ版初演) 、《誰といますか》(2004/10、ピアノ版初演) 、《ベルハモまつり》(2009/大井浩明委嘱作・東京初演) 、《六つの新しいバガテル 〜松下眞一のタイトルによる空想作曲》(2010、委嘱新作初演)


      #松下眞一《スペクトラ第6番 〜12のバガテル》の後半は、未完(あるいは未発見)であり、タイトルだけが遺されています。今回は、同じ京大理学部数学科卒つながりの作曲家、野村誠氏による「空想作曲」をカップリング初演する試みです。
  • [27] mixiユーザー

    2010年05月19日 05:34

    >なんばあエフ 様
    >こんなに聞きやすい音楽だったっけかと不思議に思いました。

    御来駕有難う御座いました。
    松下眞一氏の唯一の孫である女性(28歳)にお話を伺ったところ、「生前の祖父は、私に対してだけは例外的に決して怒鳴らず、非常に優しかった。2/27の演奏からは、私だけが知っている、祖父のプライヴェートな面を強く思い出した」、とのことでした。


    >crystalline radical

    前売り券ご購入有難う御座いました。
    そういえば、田中カレン《crystalline》は、そもそも《クリスタル・ライン》だったのに、「小卒の評論家が」なぜか《クリスタリーヌ》と表記したため、以降それが定着した、と初演ピアニストがボヤいておりました。


  • [28] mixiユーザー

    2010年05月19日 12:25

    東京での開催決定おめでとうございます。
    当日、自分に予定が入らないことを願っております。

    野村さんの作品はCD一枚でしか存じませんが、これは大好きで、ぜひ伺いたく思っております。
mixiユーザー
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  • 2010年02月27日 (土) (土)午後6時開演 /午後5時半開場
  • 京都府 京都市国際交流会館・イベントホール(地下鉄「蹴上」駅下車)
  • 2010年02月27日 (土) 締切
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参加者
6人