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開催終了"WXY-TV" Public Viewing in cat's heaven...!

詳細

2006年07月31日 22:52 更新

"WXY-TV" Public Viewing in cat's heaven...!

原田 晋/Susumu Harada × 吉田 和貴/Kazutaka Yoshida

会期:2006年8月19日(土)
開廊時間:18:00 - 22:00
メディア:ビデオ・インスタレーション

about cat’s heaven...!

cat's heaven は、第二次世界大戦終結の日という特定の日を
念頭においたグループ展です。戦争との関連で語られるその
日を前に、ストレートに戦争や戦後を問う展示も重要に違い
ありませんが、確実に日常の生活の中から消え去っていくそ
の記憶や、それに対する問題意識を、露悪的かつ正直に吐露
することも重要なのかもしれません。無邪気に集められた表
層的な幸福の表象は、その背後に飲み込まれていこうとして
いる戦争の記憶そのものを、むしろ浮上させることになるか
もしれません。

犬死について考える(thinking about dog's death)のではな
く、猫たちの幸福(cat's heaven)を想うこと。充満する幸
福の香りは、密かに踏みにじっているもののむせ返るような
異臭を含んでもなお、甘美なままいることができるのでしょ
うか?

" WXY-TV Public Viewing "

昔、未来人の予想図がドラえもんに書いてあった。詳しい事は忘れてしまったが、眼と頭が極端に肥大して、ヒョロヒョロになった手にテレビのリモコンが握られていた。確かドラえもんは「テレビの見すぎでこんな形に進化した」と言っていたような気がする。そして、僕らはテレビを見ていた。あるときは、ただぼんやりと。あるときは、真剣に。我々は、エジプトのピラミッドに沈む夕日をイメージすることが出来る。サッカー選手がどんな表情でピッチの上に立っているかを知っている。作り話である事を知りながら、その作り話にドキドキしたりハラハラしたりすることが出来る。自分とは無関係な話に心の底から笑うことが出来る。自分は寝転んでいるこの瞬間に、海を隔てた遠くの世界で飛行機がビルに突撃したことを知ることが出来る。想像力は、自分とテレビの中に映し出された物とを、簡単にブリッジしてしまう。テレビを見るという行為は、ほんの幾つかの感覚が欠落した体験であり、欠落した感覚を付随情報と想像力が埋めてしまう。たとえ、そこに痛みや匂いが無いとしても、我々はそれを体験してしまい、自らの中へ収納してしまう。我々は想像力を使ってテレビを見ているのではない。想像は出来てしまうのだ。僕らの進化は、既に始まっているのかもしれない。

“WXY-TV Public Viewing”は、そんな進化への挑戦なのではないだろうか?彼らの会場では、彼ら自身が制作したテレビ番組が放送される。それらの映像はテレビ番組の中にあるエッセンスを自らが追体験していく物だ。 そして、それを見る視聴者の姿をさらに外部へ放送することで、彼らは「テレビを見る」という構図そのものを、その会場に出現させようとしている。彼らが作るテレビへのラブレターとも挑戦状とも取れる番組は、切なく痛々しい。しかし、その感覚こそが「テレビを見る」という行為であり、テレビというただの家電がもたらしトレーニングし続けた、情報にコネクトし自らの体験としていくという「新しい知覚」なのではないだろうか。視聴者である我々が、切なく痛々しい番組をテレビとして受け入れたとき、そのテレビを見ている自分の姿を、もう一つのテレビで確認したとき、もう一度、気が付くのかも知れない。

「僕らはテレビが好きなんだ」と。(篠昭好)

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  • 2006年08月19日 (土) 18:00〜22:00
  • 東京都 東京メトロ 東西線/日比谷線 茅場町駅 3番出口より徒歩3分
  • 2006年08月19日 (土) 締切
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参加者
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