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開催終了シリーズ・グローバル資本主義の行方第1回予習講座

詳細

2012年10月21日 22:34 更新

テオリア講座第1期
シリーズ・グローバル資本主義の行方第1回
世界金融恐慌のからくりを暴く
D・ハーヴェイの『資本の〈謎〉』を中心に

講師 森田 成也さん(マルクス経済学者)

☆日時
 12月19日(水)午後6時半〜9時

☆会場
 文京シビックセンター5階会議室B
   (後楽園駅・春日駅・水道橋駅)

☆参加費 一般1000円/会員500円
※当日参加もできますが、なるべく事前に申し込みください

◆参考文献 『資本の〈謎〉――世界金融恐慌と21世紀資本主義』(デヴィッド・
ハーヴェイ:森田成也・大屋定晴・中村好孝・新井田智幸訳/作品社)


≪講座テオリア予習講座≫

 11月28日(水)午後6時半〜9時
 ※21日から変更になりました。ご注意ください。
▼報告 テオリア運営委員
▼会場 研究所テオリア事務所(神田駅徒歩5分)
▼参加費 一般500円
※なるべく事前に申し込みください


主催 研究所テオリア
仮連絡先 東京都千代田区富士見1−3−1上田ビル210(11月13日まで)
?&Fax 03−3230−3639
新連絡先 東京都千代田区内神田1-17-12勝文社第二ビル1階(11月14日から)
http://theoria.info  
email@theoria.info


 ◆講座テオリア第1期開講のお知らせ◆
シリーズ・グローバル資本主義の行方

 研究所テオリアは、9月22日に「グローバル資本主義とグローバル対抗運動の
課題」と題してシンポジウムを開催しました。予想を超える多くの参加者を得
て、無事研究所は発足しました。このシンポでの議論を承けて、研究所はこの秋
から「講座テオリア」を開講します。講座は、単発的なテーマではなく、半年か
ら1年は続く継続性のあるものを目指します。また、講座の1か月前には予習の
ための研究会を開き、論点の掘下げと議論の活性化を図ります。
 12月開講予定の講座第1期は「シリーズ・グローバル資本主義の行方」です。
2008年秋の米国のリーマン・ショック以降、「百年に一度の危機」と呼ばれ
るほどに世界に波及したサブプライムローン危機。それは今も欧州ソブリン危機
(債務危機)という形で継続しています。グローバル経済の金融化はどのような
仕組みで拡大したのか? そしてグローバル資本主義は経済危機からなぜ逃れら
れないのか? 英国出身で現在は米国の大学で教鞭をとる経済地理学者・マルク
ス経済学者のデヴィッド・ハーヴェイの『資本の〈謎〉――世界金融恐慌と二一世
紀資本主義』(作品社)などをてがかりに、研究者の講演をお願いする予定です。
 経済のグローバル化は、各国間の経済的な依存度を著しく高めました。グロー
バル化の波に乗り、貧困からの脱出を図る発展途上国も出てきました。世界大の
貧富の格差、南北問題は経済のグローバル化によって克服されるかもしれないと
いう幻想がありました。しかし実際には進行したのは、いわゆる「先進国」にお
ける産業(製造業)の空洞化による失業の増大、工業地帯の経済不振・貧困化で
あり、いわゆる「途上国」における都市と地方の経済格差の拡大です。一握りの
大金持ちがさらに財を蓄え、他方で中間層の解体・縮小が進行しています。生活
の最低水準を割り込む貧困層も目に見えて増大しています。円高のために日本の
製造業も生産拠点を中国など人件費の安い国に移転しました。シャープの亀山工
場のように、高付加価値をつけて生き残りを図った企業も、さらなる円高攻勢に
今や再編を強いられています。経済のグローバル化・円高・産業の空洞化。現在
も進行中の事態を冷静に分析し、将来社会の構想を練りあげる。この課題に挑戦
します。
 リーマン・ショックの日本への波及は、まずは製造業における操業停止・生産
調整となって現われました。これにより、小泉政権が製造業における派遣労働の
解禁(法改正)を行なったことを背景にして、いわゆる「派遣切り」「雇い止
め」が急速に拡大しました。2008年の年末から翌年の初頭まで東京の日比谷
公園で組織された年越し派遣村は、私たちの記憶に新しい出来事です。日本の労
働法制と雇用の在り方は、この10年で激変しました。そして民主党政権下でも雇
用情勢・雇用システムに大きな改善は見られませんでした。これからの日本社会
における人びとの働き方はどうなっていくのか? 雇用法制・貧困問題・社会的
排除などをキーワードに、このテーマを探ります。
 また、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は、加盟国の関税の撤廃を通じ
た自由貿易協定の推進を謳い、日本の経済成長と社会の再活性化を目指すものと
されていますが、日本が加盟することで私たちの生活世界は激変します。食の安
全性や雇用の在り方、さらには医療や保険制度まで、米国主導のグローバル企業
に席巻される危険性があります。日本の関税を撤廃し、自由貿易をさらに進める
ことは、誰にとってメリットのあることなのでしょうか? TPP加盟によって
私たちの生活世界はどのような変容を余儀なくされるのか? 識者を招いて議論
します。
 グローバル資本主義はこの20年間、さまざまな矛盾や危機を世界中にもたらし
ました。90年代のアジア通貨危機、そして現在進行中の欧州債務危機が典型的で
すが、そうした経済危機に対して民衆は、これまでどのような抵抗とオルタナ
ティブを組織してきたのでしょうか? 世界社会フォーラムやG8サミットに対
する抗議行動がもう10年以上の歴史を重ねています。ウオール街の占拠闘争
(オッキュパイ・ウオールストリート)も私たちに強い印象を与えました。そう
した様ざまな街頭抗議行動や国際シンポジウムに加えて、人びとが自発的に対抗
的経済圏を組織する実験に着手しています。それは地域通貨の発行であったり、
住宅闘争の一環としての公共空間の占拠だったり、水道・ガス・電気などの生活
インフラを住民自治・共同体自治によって整備する取り組みだったりします。い
まやこうしたグローバル資本主義への対抗運動は、文字通りグローバルに、全世
界に拡大を見せ始めています。社会運動の研究者を招いて、こうしたグローバル
対抗運動としての新しい社会運動の現状と可能性について検討します。
 多くの皆さんのご参加をお待ちしています。
                            研究所テオリア

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