mixiで趣味の話をしよう

mixiコミュニティには270万を超える趣味コミュニティがあるよ
ログインもしくは登録をして同じ趣味の人と出会おう♪

開催終了神様2012

詳細

2012年04月23日 10:59 更新

秋田県の熊牧場で事故が起き飼育係二人が亡くなり熊六頭が射殺されました
亡くなられた方と熊六頭のご冥福をお祈りします

参考文献
「 クマ激ヤセ!牧場ずさん管理発覚…女性2 人死亡事故 スポーツ報知 2012年04月22日08時05分

秋田県鹿角(かづの)市の秋田八幡平(はちまん たい)クマ牧場で、逃げ出したヒグマに襲われ女性 2人が死亡した事故で、動物保護団体が以前から牧 場の管理のずさんさを指摘し、改善を要望していた ことが21日、分かった。クマが十分に餌を与えら れず飢えるなど、劣悪な環境にあったことが、事故 の原因のひとつだった可能性がある。

起こるべくして起こってしまった事故だったの

NPO法人地球生物会議の野上ふさ子代表によ

か。

ると、同牧場ではマイクロチップによる個体識別を 行わず、雌雄を同環境に置き、個体数の増えるがま まに放置していたという。また、施設の不備から、 クマを冬眠させないなど「習性への配慮も一切見ら れない」状態だった。

狭い中で多数飼育することで、クマに力関係が発 生して餌が十分に行き渡らず、弱いクマは、やせこ け、飢えた状態に。野上代表によると「牧場は20 年以上も、こうした状態だった」という。

団体では昨年11月、「危険のある特定動物を飼 育するには、管理が不十分」などとして、飼育を許 可する秋田県に質問書を提出し、改善を要求。県も 牧場側に指導は行ったが、大幅な改善は見られな かった。質問書提出から5か月、事故は起きてし まった。

「(牧場の環境は)問題外ですよね」と憤りを隠 さなかった野上代表。今後については「『閉園』

たとしても、環境を改善し、子どもを増やさないよ うにして、寿命を全うするまで飼うしかない」と提 案している。 」

「 冬眠させずクマ飼育、「屋外に出すな」 と県指導 読売新聞 4月23日 7時26分配信 秋田県鹿角(かづの)市の「秋田八幡平(はち まんたい)クマ牧場」でヒグマに襲われて2 人が死亡した事故で、牧場を経営する造園業 の男性(68)が、脱走の危険があるとして 、県から雪が消えるまでクマを屋外の「運動 場」に出さないよう指導を受けていたことが 、関係者への取材で分かった。

県警は、クマが運動場を逃げ出す際に登っ た雪山の状況や経営者側の認識について調べ ており、22日、業務上過失致死容疑で同県 大館市の男性宅を捜索した。

県などによると、牧場は計33頭を飼育。 休業期間の冬季でも、冬眠させずに約70平 方メートルの餌場で飼育し、隣接する運動場 には出していなかった。県は年度末の3月2 2日に立ち入り調査を実施し、運動場に約1 メートルの積雪があったことから、雪が消え るまでクマを運動場に出さないよう口頭で指 導。男性も了承していたという。

最終更新: 4月23 」

コメント(4)

  • [1] mixiユーザー

    2012年04月22日 14:26

    くちづけ

    以前お世話になった熊が亡くなった 法事のため北海道に行って来たので、今日はそのこと について書いてみたい

    私が熊と知り合ったのは二十代も終わりの頃だった 私の家の表札を見て「もしやあなたは私の隣の家の奥 さんの親戚の住む町役場にお勤めの方の親戚ではあり ませんか」 そう言って引越しの挨拶に来てくれたのがそもそもの 馴れ初めだった その後何度か川原までハイキングに行き、その度にお いしい手作りの料理を御馳走になった ハイキングの時連れ立って歩く私たちを 道行く人たちはたいていジロジロと眺めたけれど 熊はいつもにこにこと平気な風をしていた 私はそんな熊の鷹揚なところが好きで 知り合ったことを喜んだものだった

    別れは突然にやって来た 熊の故郷である北海道の標津(しべつ)で大規模なス キー場が開発され 熊はそこのホテルのレストランのシェフに応募し採用 されたのだった それまでは都会で不自由な暮らしをしていた熊が 故郷で生まれ持った天性の才である料理の腕を発揮で きることを私は喜んだ 熊も得意そうに「エヘンエヘン」と何度も咳払いをし て照れくささを隠していた 私と熊は最後に川原までハイキングに行き別れの食事 を楽しんだ 熊が故郷に帰ってからの暮らしは思うような生計(た つき)ではなかったらしい 私は詳しくは知らなかったが 熊が寄越す手紙が次第に仕事のことには触れなくなっ てきたことから あまりうまくいっていないのだなと察していた

    私は熊がいなくなってから結婚した 二人の息子が生まれ それを育てるのに懸命で いつしか熊のことも気にかけていられなくなった けれども最近は子供も私の手を離れ 熊はいったいどうしているだろう そんなことをふと考えるようになっていた その矢先の訃報だった

    熊の死を知らせる便りは熊の遠縁だという子熊からの ものだった 熊は故郷に戻ってホテルの経営者の紹介で雌熊と結婚 したものの 子供に恵まれないまま先立たれて 晩年は一人で暮らしていたのだとその便りは告げてい た どうして亡くなったかは書いていなかったものの告別 の式の日取りが書いてあった そこで私はそれに合わせて北海道に行ってみることに した

    夫と息子たちに私が熊と知り合ったいきさつ その後の熊の暮らしぶりについて話すと 夫と息子たちは黙って私が家を空けることを許してく れた 私と熊との間の並々ならぬ関係を察したのだろう そう私は今になって気づいたのだが 当時私はほとんど熊と恋愛に近い感情を抱いていたよ うだ 私と熊が結婚しなかったのは 双方の間の気後れ 特に熊のためらいがあったのではないかと思う 種を超えた結婚は当時も今も苦労が多い 熊はそんな苦労を私にさせたくなくて わざと私の気持ちに気づかない振りをして 私の前を仕事を見つけたことを理由にして去ったのだ った

    私は飛行機で千歳空港まで行き 熊の告別式が行なわれる昭和新山まで レンタカーを借りて一散に走らせた 熊はバブルが弾けた後のホテルのレストランを解雇さ れ 昭和新山の麓にある熊牧場で アトラクションをして暮らしていたのだという 子熊からの便りで知らされたその惨めな暮らしぶりは 私の心をひどく乱した

    熊牧場に着き、私は熊の遺体と対面した 熊は以前と同じ優しそうな顔をして 今にも目を覚まして私に呼びかけてきそうな気がした

    熊の社会では遺体は荼毘(だび)に付さずにそのまま 森の中においておくのだという 食物連鎖の中に組み込まれた熊の死体は冬が過ぎて春 になる頃にはすっかり骨となり やがてその骨も雨に打たれ風に吹かれるうちに砕け跡 形もなくなってしまうのだそうだ

    私は告別式の間中 若かった頃の熊のことを思い出していた 告別式には、熊の係累の他に地元の子供たちやその父 母がやって来て 生前の熊の人柄(熊柄)がどんなものであったかとい うことを忍ばせていた 熊は熊牧場で午前と午後の二回 アトラクションとして 天井からロープで吊るされたタイヤにぶらさがったり 大きな球にしがみついてゴロゴロ転がって 見せていたのだという
  • [2] mixiユーザー

    2012年04月22日 14:28

    別式の終わり近くになって 子供たちの代表が弔辞を読んだ そしてその中で熊がなぜ亡くなったのか触れた部分が あった

    「熊牧場の職員宿舎が火事になり、 あなたは逃げ送れた飼育係が中に取り残されたことを 知ると鎖を引き千切って、中へ入って行き、飼育係を 助け出しました。 けれども、あなたはその煙を吸い込んだことが元で器 官が焼け焦げて死んでしまいました。 ありがとう、熊さん。 私たちはあなたのことをいつまでも忘れません」

    熊の遺体の毛がところどころ焼け焦げていたのはさて はそういう訳だったのか 私はさっきから気にかかっていたことがストンと胃の 腑に落ちた 熊の生涯で私と知り合った数年間は比較的穏やかな日 々だったようだ 私の記憶が熊の中でよい思い出としていつまでもあっ てほしい 私はひとえにそう願った そして今永遠(とわ)の眠りについている熊の横顔に 私は口を寄せた それまで触れたことのない熊の皮膚が私の唇にザラザ ラした感触を与えた 「さよなら、熊さん」 私は心の中でそう言うと告別式の行なわれていた部屋 を出た 誰もが私のことを目で追っているとわかっていたが 気にならなかった

    私は外に出るとレンタカーに乗り込みアクセルを思い 切り吹かした 開け放しにした窓から入る風で長く伸ばした髪が 後ろに吹き流されいつまでも揺らいだ

    悪くない気分だった

    以前書いたのを思い出して貼ってみました
  • [4] mixiユーザー

    2012年04月23日 00:09

    つたない作品を読んでいただき恐縮です
mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!
  • 2012年04月25日 (水)
  • 秋田県 八幡平市熊牧場
  • 2012年04月25日 (水) 締切
  • イベントに参加する
  • 気になる!
参加者
1人