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開催終了「ピッピと子どもたち」上映会のお知らせ

詳細

2007年08月06日 01:44 更新

<ちいさなひとのえいががっこう 夏休み読書感想文おたすけ隊>
アストリッド・リンドグレーン生誕100周年記念
「ピッピと子どもたち」

■ 1、はじめに

「ちいさなひとのえいががっこう」は子どものための映画学校を作るべく活動を始めた、ボランティアによるサークルです。これまで「おはなしくらべ」などの子ども映画会を過去に16回、また「映画館遠足」を3回企画して実施してきました。
http://yaplog.jp/eigagakkou/

今回は夏休みの特別企画として、スウェーデンの児童文学家のアストリッド・リンドグレーン(1907-2002)原作による映画化作品を集めた特集上映を開催します。
リンドグレーンの著書は世界70カ国語以上に翻訳され、100カ国語以上の国で出版されており、日本でも多くのファンに愛されています。その作品は、自然豊かな小さな村での素朴な生活や、日常生活の中に冒険する子供たち、少年探偵の活躍、幻想的なファンタジーなど多岐にわたり、子どもから大人まで幅広いファンを獲得しています。

2007年はリンドグレーンの生誕100周年にあたります。これを記念して3日間で10本の映画を集めた本格的な特集上映を杉並区立中央図書館との共催により開催します。
世界一強い女の子ピッピの活躍が痛快な「長くつしたのピッピ」シリーズ4作品の一挙上映や、ラッセ・ハルストレム監督が映画化した人気シリーズ「やかまし村の春・夏・秋・冬」の他、この機会でしか観ることのできない、ビデオ化されていない貴重な作品や、劇場未公開作品も上映されます。

子どもたちにとっては、リンドグレーンの世界に映画を通して触れることで、原作本にも興味を持ってもらい、映画と本を比べることによって違った楽しみを味わい、夏休みの読書感想文に楽しみながら取りかかる、ひとつのきっかけとなることを期待しています。期間中には、自由研究にも役立つ視覚おもちゃ(絵が動いて見える仕組みを知るおもちゃ)の簡単な工作体験ワークショップも開催します。

子どもはもちろん、親にとっても楽しめるプログラムとなっています。
入場は全て無料。上映の合間には、16mm映写機の仕組みを知るための見学も行います。
ぜひ、周囲のお友だちとお誘い合わせの上、お越しください。

■ 2,開催概要

主催:ちいさなひとのえいががっこう
共催:杉並区教育委員会
協力:東京都立日比谷図書館
日時: 2007年 8月11日(土) 10:30-19:30 (杉並区立中央図書館)
         8月12日(日) 10:30-16:45 (杉並区立中央図書館)
         8月19日(日) 10:30-19:00 (セシオン杉並)
会場:(1)杉並区立中央図書館 視聴覚ホール (杉並区荻窪3-40-23)
    →JR中央線、地下鉄丸ノ内線「荻窪」駅南口から徒歩10分
     地図→http://www.library.city.suginami.tokyo.jp/annai/index.htm
  (2)セシオン杉並2F・視聴覚室 (杉並区梅里1-22-32)
    →地下鉄丸ノ内線「東高円寺」駅徒歩5分、「新高円寺」徒歩7分
    →関東バス(中野 - 五日市営業所・吉祥寺)「杉並車庫前」 徒歩5分
    →都営・京王バス(阿佐ヶ谷 ? 渋谷)「セシオン杉並前」 徒歩2分
     地図→https://www.yoyaku.city.suginami.tokyo.jp/HTML/0030.htm
料金:無料 (各回、先着50名)
ブログ:http://yaplog.jp/eigagakkou/
お問い合わせ:ちいさなひとのえいががっこう
   e-mail: eigagakkou@hotmail.co.jp
* 見学、取材などをご希望の際はあらかじめご連絡ください。

■ 3、上映スケジュール

○8/11(土)杉並区立中央図書館 視聴覚ホール
10:30 ピッピの新しい冒険(88分)
12:15 ピッピの宝島(93分)
14:00 小さなスクローラン(94分)
16:00 ミオ (104分)
18:00 長くつしたのピッピ(82分)
     【19:30 終了】

○8/12(日)杉並区立中央図書館 視聴覚ホール
10:30 親指こぞうニルス・カールソン(75分)
12:00 おもしろ荘の子どもたち (78分)
13:30 いたずら天使ミッシェル(80分)
15:15 やかまし村の春・夏・秋・冬 (86分)
     【16:45終了】

○8/19(日)セシオン杉並 視聴覚室
10:30 長くつ下のピッピ (82分)
12:15 ピッピの新しい冒険 (88分)
14:00 「夏休み工作体験ワークショップ」
15:30 ピッピ船にのる (84分)
17:15 ピッピの宝島 (93分)
     【19:00 終了】

■ 4、アストリッド・リンドグレーン プロフィール
Astrid Lindgren,(1907年11月14日-2002年1月28日)
スウェーデンの南東部、ヴィンメルビューの農家に4人兄弟の長女として生まれました。子どもの頃に過ごした牧場や農村での体験が、創作の基になっています。1945年、世界一強い女の子が活躍する「長くつしたのピッピ」を発表して一躍有名になりました。また、スウェーデンの幼い子供達の愉快な日常を描いた「ロッタちゃん」シリーズも世界中の子どもたちに親しまれています。その他に、「親指こぞうニルス・カールソン」でニルス・ホルゲルソン賞を、1956年にはスウェーデン国家文学賞を、「さすらいの孤児ラスムス」で1958年国際アンデルセン大賞を受賞しています。94歳で、ストックホルムの自宅で死去しました。


■ 5、上映作品の解説
*( )内の推奨年齢は目安です。ちいさなお子さまもご覧になれます。

(1)小さなスクローラン
(1965年/94分/16mmフィルム/日本語吹き替え/6歳から)
20人が暮らす小さなウミガラス島。この島のメルケルさんのお家には、4人の子どもたちがいます。長女のマーリンに生まれた小さなスクローランは、見るもの触るもの全てに興味津々で、少しでも目を離すといろいろなところに歩いていっては、めちゃめちゃにしてしまいます。家族はみんなスクローランに振り回されっぱなし。ある日、スクローランのお父さんツェッペルが、急病で街の病院に入院することになり、マーリンも付き添いで行くことになりました。留守番のメルケルさんは「任せろ」と張り切りますが、案の定、スクローランがいなくなってしまい、大パニック!

小さな島の美しい自然を背景に、のびのびと遊ぶ子どもたちや愛らしい動物が登場し、無邪気なスクローランの一挙一動に振り回されるドタバタコメディ。「わんぱくアザラシ モーゼ」に続く「わたしたちの島で」シリーズ2作目。

監督:オル・ヘルボム
出演:トルステン・リリエクローナ、ルイーズ・エドリンド
★劇場未公開、☆ビデオ未発売

(2)ミオ
(1987年/104分/ビデオ上映/日本語字幕/8歳から)
ストックホルムに住むボッセは、孤児院から引き取られた夫婦に育てられていました。本当は女の子が欲しかったおばさんは、いつもボッセにつらくあたります。ある日、雑貨屋のルンディンさんに赤いリンゴをもらい、手紙を言付かったボッセは、はるかな国へと迷い込みます。そこで、ボッセは国王となっているお父さんに出会い、自分の名前は本当はミオと言い、悪のカトーを倒しにいく宿命を告げられます。仲間のユムユムと、白馬のミラミスと一緒に冒険に出たボッセはいくつもの試練を乗り越え、カトーと最後の戦いに挑みます…。

「ロード・オブ・ザ・リング」や「ハリー・ポッター」などのSFファンタジー世界を描く、少年の冒険物語です。孤独な魂を抱える少年が父親の愛を求める描写にリンドグレーン作品らしさが感じられます。CGをほとんど用いずに、特撮技術を存分に駆使したスケールにも注目です。ユムユムを少年時代のクリスチャン・ベールが演じています。

監督:ウラディミール・グラマティコフ/製作:イングマル・エーヴェ/脚本:ウィリアム・エルドリッジ/撮影:アレキサンダー・アンライベンコ/音楽:アンダース・エリアス
出演:ニコラス・ピッカード 、スザンナ・ヨーク、ティモシー・ボトムズ
★劇場未公開

(3)親指こぞうニルス・カールソン
(1990年/75分/ビデオ/日本語吹き替え/4歳から)
大好きなお姉ちゃんが病気で死んでしまったベルティルは、共働きの両親が仕事に行っている間にお家で留守番をしなければなりません。ひとり遊びにも飽きたベルティルの目の前に、ベッドの下からこびとの男の子、ニルス・カールソンが現れます。小さくなれる呪文を教えてもらったベルティルは、ベッドの下のニルスのお家で一緒に遊び、あっという間に仲よくなります。ある日、ニルスのお家の大家さんのネズミが家賃の取り立てにやってきます。家賃を払わないと頭からかじられる、とふるえるニルスに、ベルティルはなんとかしてネズミを追い払おうとしますが…。

特撮効果をふんだんに使ったトリック撮影や、本物のネズミを使ったアクションがハラハラどきどきのファンタジー作品です。姿が小さくなることで、普段、何気なく目にしている砂糖入れがお風呂になったり、肉団子のひとつが、いくら食べてもなくならない大きなご馳走になったりします。

監督:スタファン・ゲスタム/製作総指揮:ヴァルデマール・ベリエンダール
出演:オスカー・レフクビスト、ヨナタン・リンドフ
★劇場未公開

(4)おもしろ荘の子どもたち
(1980年/78分/ビデオ/日本語吹き替え/6歳から)
マディケンとリサベットの姉妹は、新聞記者のお父さんと優しいお母さんと一緒におもしろ荘に住んでいます。お母さんのお誕生日には家族でピクニックに出かけたり、遠足のかわりに屋根に登ったり、毎日が楽しいことの連続です。お隣には酒飲みでぐうたらなパン屋の夫婦とその息子で働き者のアッベが住んでいます。マディケンは優しいアッベが大好き。学校には、厳しくてちょっと意地悪な校長先生や、貧しい家庭でついつい意地をはってしまうために友だちとなじめないミーアがいます。マディケンは少しずつミーアとも仲よくなっていきます。

「やかまし村」やその他の作品に描かれる郊外ではなく、都市部を舞台に描いたシリーズ2作目です。素直な子どもマディケンの視線から、社会に横たわる様々な不公平や不条理などを浮かび上がらせています。

監督:ゴーラン・グラフマン /製作:オル・ヘルボム/撮影:ヨルゲン・ペルソン
出演:ヨンナ・リリエンダール、リブ・アルスタールンド 、アラン・エドワール
★劇場未公開

(5)いたずら天使ミッシェル
(1971年/80分/16mmフィルム/日本語吹き替え/6歳から)
わんぱく少年ミッシェルはいつもいたずらをしては、みんなを困らせています。遠くの景色を見たいとねだった妹を旗ざおに吊り上げたり、パーティーでは花火を爆発させたり、大事な鍋を頭にかぶってしまって抜けなくなったり…。クリスマスが近づいた季節、お隣のアルフレッドが指を傷つけてしまい、敗血症でひどく苦しみだしました。外はものすごい吹雪で、街の病院へ連れていくこともできません。このままでは大好きなアルフレッドが死んでしまう、とミッシェルはひとりでソリをひいていくことを決心しました。

いつもはわんぱくで困り者のミッシェルが、大事な場面で優しさと勇気を見せるラストが感動的です。ミッシェルを大らかに見守るお父さんやお母さん、まわりの大人たちの視線も印象的な作品です。リンドグレーン自身が、原作だけでなく映画の脚本も担当しています。

監督:オル・ヘルボム/脚本:アストリッド・リンドグレーン/撮影:ロルフ・リンドストレーム/音楽:ゲオルク・リーデル
出演:ヤン・オールソン、レナ・ウィスボルグ
★劇場未公開、☆ビデオ未発売

(6)やかまし村の春・夏・秋・冬
(1986年/86分/ビデオ/日本語字幕/8歳から)
やかまし村は赤い屋根の家が3軒だけならぶ小さな村。子どもは全部で6人。みんな仲良く街の小学校に歩いて通います。クリスマスにはショウガ入りのクッキーを焼いて、家族みんなでテーブルを囲んでお祈りをします。そして、みんなでプレゼント交換!
大みそかには、眠らずに年越しの瞬間を待っていたのですが…。
大雪で学校を早退したものの、遭難しそうになって靴屋のおじさんの家で嵐をやり過ごしたりします。そして春がやってきて、雪解けの頃には真っ白な子羊が生まれました。

「ショコラ」や「ギルバート・グレイプ」などの作品で知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督による、シリーズ第2作。前作の夏休み明けの秋から冬、春にかけての季節が綴られています。凍った湖でのスケートや、そり遊びなど、自然をうまく利用して遊ぶ子どもたちの生き生きとした姿がとらえられています。前作の「やかまし村の子どもたち」に引き続き、リンドグレーンが脚本も担当しています。

監督:ラッセ・ハルストレム /製作:ヴァルデマール・ベリエンダール/脚本:アストリッド・リンドグレーン/撮影:イェンス・フィッシェル/音楽:イェオルグ・リーデル
出演:リンダ・ベリーストレム、アンナ・サリーン、ヘンリク・ラーソン、エレン・デメルス、ハラルト・ロンブロ

(7)長くつ下のピッピ
(1970年/82分/16mmフィルム/日本語吹き替え/4歳から)
赤いおさげにソバカスだらけ、長くつしたのピッピは世界で一番強い女の子。海賊のお父さんが残してくれたたくさんの金貨をカバンにつめて、がらくた荘に引っ越してきました。力持ちのピッピは、金貨を狙ってやってきた泥棒二人組を投げ飛ばしたり、馬を持ち上げたりと元気いっぱいです。おとなりのトミーとアニカは、気球に乗ったりイカダに乗ったりのピッピとの冒険に夢中になり、すぐに仲良しになりました。

(8)ピッピの新しい冒険
(1970年/88分/16mmフィルム/日本語吹き替え/4歳から)
お母さんに叱られたトミーとアニカは家出することを決心。お母さんに頼まれて、ピッピと馬のおじさんも二人についていくことになりました。雨宿りをした家で出会った行商人のコンラッドさんからもらった特別なノリはすばらしい接着力です。靴の裏に塗ると、壁でも天井でも歩けてしまいます。道の途中で樽を見つけたピッピは、中に入って川下りをします。そのままどんどん流されて二人とはぐれてしまいましたが…。

(9)ピッピ船にのる
(1970年/84分/16mmフィルム/日本語吹き替え/4歳-)
ある日、ピッピたちは湖に沈んでいるボートを見つけました。がらくた荘に持って帰って、あっという間に直してしまった3人は船に乗り込み出発! クリスマスのお休みが近づいてはしゃぐトミーとアニカを見て、ピッピは「わたしもみんなと同じようにお祝いしたい」と言い出しました。そのためには、ピッピも学校に行かなければなりません。教室にやってきたピッピのおてんばぶりに、先生もみんなも大騒ぎ。

(10)ピッピの宝島
(1970年/93分/16mmフィルム/日本語吹き替え/4歳-)
海辺でピッピが拾った空きビンの中にはお父さんからのお手紙が入っていました。「海賊につかまって塔の中に閉じ込められた。助け出してくれ!」 さぁ、大変。ピッピはトミーとアニカと一緒に気球に乗り込み、海賊の島へと向かいました。途中、火山を飛び越えたり、ぽんこつの飛行機に自転車を取り付けて飛び上がったりしながら、ようやく島へ。大砲の中に隠れて砦の中に入ったピッピと海賊たちの戦いが始まります!

世界中の子どもたちに愛されているピッピの映画シリーズです。ともすれば、おとなが‘あぶないから’‘お行儀が悪いから’‘よごれるから’などの理由で「やってはいけません」と禁じていることをすべてピッピは平然とやってのけます。そんなピッピと繰り広げる冒険に子どもたちが心を躍らせて夢中になるのでしょう。ピッピの吹替えの声を岸田今日子さんが演じています。

監督:オル・ヘルボム/脚本:イドレント・イドーム/撮影:カール・バーグヘルム/音楽:ゲオルグ・ピーデル
出演:インゲル・ニルセン、パー・サンドバーグ、マリア・パッセン

★★ 視覚おもちゃで遊ぼう! 工作体験ワークショップ ★★
8月19日14時から(予定)
映画やアニメーションはどうやって動くのかな?
簡単な視覚おもちゃを使って、絵が動いて見える仕組みを知ります。フリップブック(パラパラ漫画)や、ソーマトロープ、ゾーイトロープ、フェナキティスコープ(驚き盤)で遊んでみましょう。希望者には、工作体験も実施予定です。夏休みの自由研究に役立ててください。(先着順)

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