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開催終了11月2日夏淑琴さん名誉毀損訴訟、判決!

詳細

2007年10月26日 00:38 更新

南京への道・史実を守る会より、夏淑琴さん名誉毀損訴訟の判決日をお知らせします。
その翌日には、夏淑琴さんをお招きして報告集会を開催します。

=== 夏淑琴さん名誉毀損訴訟・判決 ===
日時: 11月2日金曜日午後4時30分
場所: 東京地方裁判所 709号法廷(前回と同じ)
事件番号: 平成18年(ワ)第9972号 損害賠償等請求事件
*傍聴席40人分  30分ほど前から抽選券配布の見込み
*3時50分より原告の夏淑琴さん、弁護団、支援者で入廷行進を行う予定
(地図)
http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai.html
(傍聴券交付情報)
http://www.courts.go.jp/search/jbsp0010?crtName=15
(今回は弁護士会館での報告集会は予定しておりません)

=== 〜 南京事件から70年 〜 史実は勝つ! ===
===  南京事件被害者夏淑琴さんをお迎えして  ===
日時: 11月3日土曜日午後1時30分開場 2時開演
場所: 江東区総合区民センター6F 区民館ホール
参加費: 500円

(地図)
http://www.kcf.or.jp/009map/kumin_map.html
http://map.yahoo.co.jp/pl?lat=35.68564306&lon=139.83078&p=%C1%ED%B9%E7%B6%E8%CC%B1%A5%BB%A5%F3%A5%BF%A1%BC
・JR総武線・亀戸駅より 徒歩15分
・都営地下鉄新宿線・西大島駅A4出口より 徒歩1分


日本兵に家族を殺された夏淑琴さんが、「否定派」として有名な東中野氏と展転社に対し、損害賠償と謝罪を求めて争っているこの裁判は、昨年6月の第1回公判以来7回の口頭弁論が行われ、ようやく判決を迎えることになりました。7月27日の第7回(最終)口頭弁論の傍聴の抽選は、傍聴席40に対し抽選券の発行は26枚という寂しい人数でしたので、判決日は是非多くの方々に集まっていただきたいと願います。翌日の報告集会も是非ご参加下さい。

1937年12月13日、南京の新路口付近に住んでいた夏淑琴さんの9人の家族は、侵入してきた日本兵によって7人を殺害され、夏さん自身も背中や脇腹を銃剣で傷つけられました(これは「新路口事件」と呼ばれています)。当時南京在住のアメリカ人宣教師ジョン・マギーは事件の現場を調査し撮影フィルムとその解説文(英文)を残しています。

しかし亜細亜大学教授・東中野修道氏は著書の「『南京虐殺』の徹底検証」(展転社)の中で、
「夏家の『七、八歳になる妹』は銃剣で刺し殺されたことになっている、すなわち夏淑琴さんはこの事件の生存者ではない」
という主張を行いました。つまり夏さんは偽の証言者であると、記述したことになります。
この東中野氏の推測の元となったものは(恐らくは意図的な)誤訳です。氏は「bayonet」という動詞を「銃剣で刺し殺す」と訳しましたが、これには「銃剣で突き刺す」という意味もあり、必ずしも殺害を意味するものではありません。しかも氏の解釈では12月13日に刺し殺されたはずの「七、八歳になる妹」が、年が明けてから「ドアのところに立って」いるところをマギーに撮影されているのです。氏の解釈はこの部分を無視して創作されたものであり、事実を無視した誹謗中傷に他なりません。

被告側(東中野氏の弁護側)はこの指摘に対し過ちを認めるどころか、多くの準備書面を提出し「名誉毀損に値する記述ではない」「夏淑琴さんは事件の被害者とは別人だという判断も妥当である」「新路口事件の証拠がない」などと主張してきました。
それらは氏の従来の主張を繰り返すようなものでしたが、原告側(夏さん支援側)は一つずつ反論を積み重ねました。被告側が提出した原文が不明な邦訳文献については、数多くの資料を収集しなぜそのような記述が生まれたのか解明しました。どちらの主張に妥当性があるかは一目瞭然でしょう。

戦争犯罪の被害者・証言者の名誉を守り、歴史の事実を正しく伝えるためにも、この裁判に勝たなくてはなりません。その為にも一人でも多くの方々に集まっていただきたいのでよろしくお願います。(事務局高橋)


*東中野氏の主張の問題点については、これらのサイトで詳しく論じられています。

南京大虐殺 論点と検証
http://wiki.livedoor.jp/kknanking/d/%c6%ee%b5%fe%c2%e7%b5%d4%bb%a6%a1%a1%cf%c0%c5%c0%a4%c8%b8%a1%be%da
夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『SAPIO』論稿をめぐって−
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/kashukukinsapio.html
続・夏淑琴さんは「ニセ証人」か?−東中野修道氏『「南京虐殺」の徹底検証』を検証する−
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/tetteikenshou.html

コメント(9)

  • [1] mixiユーザー

    2007年10月26日 00:41

    11月3日の集会ですが、
    「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館」の朱成山館長もお招きして、お話していただく予定でしたが、朱成山館長は来日出来なくなりました。
    申し訳ございませんがご了承願います。
  • [3] mixiユーザー

    2007年11月02日 21:25

    勝訴ですね、うれしいです。しかも賠償400万。

    勝訴は間違いないと思っていましたが、この金額は驚きました。傍聴して私が受けた印象では、被告側が裁判官に対して、求めて悪印象を与えるような態度(露骨に分かる引き延ばし作戦)と、いかにもやる気がない雰囲気を漂わせていていたので、かなり「自爆」の部分もあったんじゃないかと思います。

    ただ、被告は控訴するんでしょうね。まだまだ先は長い。もっとも、実質審理は多分高裁であと1回だけですね。
  • [4] mixiユーザー

    2007年11月02日 21:57

    おめでとうございます。
    inti-solさんはじめ、支援者の方々、たびたび足を運んだ甲斐がありましたね。

    ただし、そもそもが東中野の無理筋ですからね。「百人斬り」よりもウヨクにとって分が悪い。
    虐殺なんてなかったんじゃないのかなー、とか中国の捏造なんじゃないのかなー、と
    思う分には勝手ですが、なかった、とか捏造だとか、ニセ証人と言ったとたんに御用と
    なるわけです、ちっとは思い知ったかしら。
  • [6] mixiユーザー

    2007年11月04日 15:57

    予想通りの勝訴ですが、謝罪広告要求は却下されたのは残念です。
    コルチャック先生によると、先ほど御一行は成田を発ったそうです。
    4名のマイミクさんたちがお見送りに参加したそうです。お疲れ様でした。

    400万円の内訳は、
    日本語版については東中野氏と展転社の分担で350万円(慰謝料300万円+弁護士費用50万円)、
    台湾版・英語版については東中野氏が50万円を支払うことになります。でも多分控訴するでしょうね。

    ところでピッポさんが判決文をUPしました。
    http://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/737.html

    「通常の研究者であれぱ「突き殺した」と解釈したことから生じる上記不自然・不都合さを認識し・・・」
    「通常の研究者であれぱこの矛盾を認識し,そこに至る推論の過程のいずれに誤りがあるかを検証し・・・」

    東中野氏が「通常」ではないことが認定されて喜んでいますが(笑)、蛙の面に小便でしょうか?
  • [7] mixiユーザー

    2007年11月06日 22:39

    判決の内容と当日の詳しい模様について、同じ文章を3種類のMLと問答有用に投稿してしまいましたが、しつこくこちらにも投稿させていただきます。

    ご存知の通り東京地裁は被告の東中野修道氏(亜細亜大学教授)と展転社に、合計400万円の賠償を命じました。残念ながら謝罪広告要求は棄却されましたが。
    (東京地裁民事10部、平成18年(ワ)第9972号 損害賠償等請求事件)
    (三代川三千代裁判長裁判官、藤本博史裁判官、兼田由貴裁判官)

    賠償金の内訳は以下の通りです。
    1.「『南京虐殺』の徹底検証」(展転社)の日本語版については、著者の東中野氏と出版した展転社の分担で慰謝料300万円+弁護士費用50万円
    (原告からの反訴状送達の翌日である2006年5月18日から支払い済みまで年5分の遅延損害金が加算)
    2.同著の台湾版・英語版については、東中野氏に50万円
    (原告からの請求拡張の申立書送達の翌日である2007年1月20日から支払い済みまで年5分の遅延損害金が加算)

    今にして思えば当然の勝訴ですが、結果が出るまで非常に不安でした。約1年半に渡り傍聴・集会に参加していただいた皆様、応援していただいた皆様、本当にありがとうございました。


    当日、事務局メンバーはいつも通り開廷の1時間ほど前に集合し、宣伝活動を行いましたが、「中国人強制連行藪塚・月夜野事件群馬訴訟」の支援の皆様のご厚意で、ワンボックスカーの天井から演説するマイミク某氏と共同代表の大谷猛夫さんの勇姿を仰ぎ見ることになりました。また群馬訴訟の支援の皆様も傍聴の抽選に並んで下さいました。お礼申し上げます。

    開廷時間が近づき、夏さんと訪日団、弁護団が入廷行進を行いましたが、「南京大虐殺なんか無かった!」と叫ぶ男性(常連の「ムラタ」氏です)が現れ一時騒然とした雰囲気になりました。(その彼も傍聴席では静かにしていたそうです)
    今回の妨害者はこの男性以下数名で、彼の同志のはずの西村修平氏らは3月の第5回公判以来、姿を消したままです。
    傍聴の抽選ですが、35人分に対し87名という約2.5倍の競争率となり、落選者は玄関の外で結果を待つことになりました。
    思いのほか待たされたのでヤキモキしましたが、菅野弁護士が出てきて裁判所の玄関前で「勝訴」の旗を掲げると、歓喜の雄叫びとフラッシュの嵐が起こり、そして弁護団から判決要旨の説明が行われました。

    #知らなかったのは私だけかもしれませんが、東京都教育委員会から不当免職されたhttp://www.masudamiyako.sakura.ne.jp/増田都子さんも傍聴されたそうです。ありがとうございました。
    http://list.jca.apc.org/public/aml/2007-November/016199.html
    [AML 16672] 右翼出版社、展転社、3たび敗訴!

    増田さんは法廷から出るとき「ムラタ」氏を見かけたので、声をかけたが無視されたそうです。私も、裁判所前での弁護団の挨拶が終わってから数人で立ち話をしていると、この「ムラタ」氏が通りかかったので、私の顔も知っているはずなので手を振ってあげましたがやはり無視されました。どうやら意外と人見知りをする御仁のようです(笑)

    その後裁判所内のロビーで記者会見が始まるのを待っていると、夏淑琴さんが弁護団の方々とやってきて、事務局のZ女史と熱く抱擁し、喜びを分かち合っていました。中国語が堪能なZ女史は訪中して夏さんを訪れたこともあり、今回の夏さんの滞日中はかなりの時間同行していました。小柄なお二人が抱擁する姿は忘れ得ぬ光景になりそうです。
    記者会見はぎゅう詰めの会場にマスコミ関係者でもなんでもない我々も入り込んでしまいました。夏さんが、
    「南京虐殺から70年を前にして記念すべき日で、亡くなった同胞にも一つの弔いになった。真実を述べる機会はそんなに多くない。これからも史実を語り続けたい」
    と語ったことはhttp://www.asahi.com/national/update/1102/TKY200711020441.html翌日報じられました。

  • [8] mixiユーザー

    2007年11月06日 22:41


    判決文は、主要な争点として以下の3点を挙げています。
    1.東中野氏の著書「『南京虐殺』の徹底検証」は、原告(夏淑琴さん)の名誉を毀損するものなのか?また、原告の名誉感情を傷つけるものなのか?
    2.この著書に違法性がないか?
    3.被告(東中野氏)が、自分の主張は正しいと思い込んでいたことは、無理も無いことなのか?

    1については、
    「徹底検証」の中の「『8歳の少女』と夏淑琴は別人と判断される」などの記述を引用し、
    「夏さんは『8歳の少女』のフリをして虚偽の証言をしている」というのが、
    この著書の主張であることを、「普通の注意と読み方をする一般の読者であれば」理解するだろうと指摘しています。
    つまりこの裁判を通じての「夏さんを嘘つきなどと言ったわけではない」という被告側の主張は、「普通の読者」ならば受け入れられないことが、認められたのです。
    そしてこれは、南京大虐殺の「生存被害者」として有名な夏さんの名誉を毀損し、さらに夏さんの名誉感情を「著しく侵害するものであることは言を俟たない」と指摘しています。

    2については、
    「徹底検証」はアメリカ人宣教師マギーの記録について、
    #「bayonet」という単語には「銃剣で突き殺す」だけでなく「銃剣で刺す」という意味があることを、無視したこと
    #「7、8歳になる妹」と「その8歳の少女」を別人だと解釈したこと
    これら誤った解釈を行い、夏さんを事件の被害者とは別人だと主張したのであり、「違法性を欠くということは」できないとしています。
    東中野氏は(恐らくは意図的な)誤訳と曲解によって夏さんは別人だという主張をひねり出したのですから、当然のことでしょう。

    3については、
    「bayonetted」を「突き殺した」と訳したことからもたらされる不自然さに「通常の研究者であれば」気付くはずであり、
    「『8歳の少女』は、シアの子供でもマアの子供でもなかった」などという珍解釈は、
    マギーの記録の中の「その8歳の少女は傷を負った後、母の死体のある隣の部屋に這って行った」という部分と全く矛盾するものであり、
    「論理に破綻を来たしている</b>というほか」になく、「通常の研究者であれば」この矛盾に気付き、他の翻訳と同様の解釈に至るはずだとしています。
    つまり東中野氏の主張は「通常」ではなく、その論理は矛盾だらけで破綻していることが判決で認められたのです。
    詳しくはマイミクのhttp://www16.atwiki.jp/pipopipo555jp/pages/737.htmlピッポさんがUPした判決文をお読み下さい。

    南京大虐殺否定論とは無知と妄想でこしらえられたものですが、その代表的論者とも言える東中野氏の主張が、このように完膚なきまで覆されたのは喜びに堪えません。(「名誉感情」の侵害が認められた点も併せてどれほど画期的な判決なのかは、「思考錯誤」で指環さんが論じて下さると思います)
    東中野氏は控訴する方針ということですが、この一審判決の根幹に揺るぎは無いでしょう。
  • [9] mixiユーザー

    2007年11月06日 22:43

    判決の翌日には、江東区の区民館ホールにて、「〜南京事件から70年〜 史実は勝つ! 南京事件被害者夏淑琴さんをお迎えして」と題して報告集会を行い、多くの方々が参加してくださいました。本多勝一先生もいらっしゃいました。
    夏さん、「南京市律師協会監事長」の談臻さん、「南京市法律援助中心主任」の陳宣東さんのお話、弁護団の渡邉晴巳さんによる判決の説明、「中国人戦争被害者の要求を支える会」事務局長の大谷猛夫さん、歴史教育者協議会委員長の石山久男さんのご挨拶に加えて、事務局のメンバー有志で寸劇「第一回歴史改竄会議」を、中国語同時通訳の中で行いました。
    「元総理」が「歴史改竄会議」を主催しましたが、「御用学者」が南京大虐殺を否定することなど不可能なことを悟りご破算になるというストーリーです。「元総理」は*倍前首相を巧みに形態模写し、失言して「秘書」に丸めた紙で後頭部を叩かれるシーンなどは後ろで見ていてふき出してしまいました。「元総理」の間抜けぶりだけでなく、歴史改竄の愚かさを表現できたと思います。惜しむらくは安*前首相と比べて「元総理」役のB氏の逞しい身体つきは、その役柄にそぐわなかったことです(笑)

    集会終了後近くの居酒屋で、夏さんご一行、弁護団、本多先生、我々支援者の大人数で祝勝会を行い、大いに盛り上がりました。
    翌日、クマさんら事務局4名が車3台に分乗し、ご一行を成田までお送りしました。全く頭が下がります。(私は前日の祝勝会で泥酔し、二日酔いで寝込んでいました)
    夏さんとまたお会いできることを心待ちにしております。
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