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開催終了竹村京 はなれても

詳細

2007年09月06日 14:33 更新

本展は、ベルリンを拠点に活動する竹村京(1975年生まれ)の2度目の個展です。会場におきましては、大サイズ(260x500cm)の刺繍と写真およびドローイングを重ねた平面作品4点、そして11点の小さな立体作品による最新インスタレーションを発表致します。

最新の作品では、私と平行して生きる人びとの時間がモチーフとなっている。
アフリカに滞在していたM.B.の見た景色、私の見たマイアミの海岸。
震災後にベルリンに越してきた友人R.M.の部屋。実家の近くの取り壊された家。
故郷のアバダンを訪ねたA.F.の見た景色。テルアビブを通り過ぎたM.H.の見た景色。
友人のドイツ人老婦E.G.がかぎ針で作る何百の花。
私の知っている人びとからもらった写真、私が参加していなかった風景から自分の記憶と重なり触れるシーンを選び、そこへ別の場所・時間に起こった私自身の記憶を重ね、次のイメージへと転化させるプロセスにおいて、記憶を具象化するための色選択と画面内での構成を意識的にこころみた。 竹村 京

刺繍をするという行為は、竹村にとって「仮に」という状態を作りだすことである。自分の記憶/作業を見張る。この「仮に」という状態が、今の美術の位置するところであるという竹村の考えの具現化された行為である。美しさそのものの見出し方、ひいてはその視点とその周りにおける環境との関係を作品として提示する。写真や描かれたドローイングにオーガンジーを通して光が落ち、布に施された刺繍の影とその線が重なりあうとき、光と未完成の線の関係性を通して、場の記憶が強く呼び起こされる。作家の記憶は、それひとつで成立しているものではなく、紡がれた糸の辿る他者の記憶と交差し、しだいにその境界を越えて、見知らぬ人々をも巻き込みうる普遍的な記憶を呼び起こす。

http://www.takaishiigallery.com/exhibition/2007/09_even_if_were_not_together/japanese.html

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  • 2007年09月06日 (木) 〜31日
  • 東京都 江東区 清澄倉庫タカ・イシイギャラリー
  • 2007年09月06日 (木) 締切
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参加者
1人