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開催終了六道講式集中講座

詳細

2007年03月07日 22:18 更新


<内容>
 「往生要集」を著した源信(942-1017)は、仏教の大衆化のために、六道の物語を書きました。その物語を語る法要を作り、「六道講式」、正式名は「二十五三昧式」と呼ばれました。
 六道とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天という六つの世界を著します。「魂」というものは、その六道を「輪廻(何度も永久に生まれ変わる)」するのだと。今は人間としての魂を持っているが、生まれ変わって動物や、餓鬼の魂になると、その世界での苦しみが待っているのだと。
 源信は、だから、そのことを悟って輪廻の輪から抜け出そうと言います。
 源信の功績は、人々に、わかってもらうために、「梵網経」をはじめとする経典をもとに、彼の日本語によって、「語り」の文章で、それを著し、それに節をつけて、仏教の教えを聞きに来た一般の人々に向けて語ったということです。中国語そのままの経典を棒読みしても、誰もわからないと思ったからです。
 その「日本語の語り」を「講式」と言います。そして、この「講式」のスタイルが、日本のお坊さんの「お説法」につながってゆきます。
 このワークショップでは、本来なら、習得に何年もかかるものを、8回に分けて、読んで、実際に声にだして、「節」をつけていく実習をします。
 また、希望者は、講習の終了したあとに、実際に「六道講式」が行われている、比叡山横川の元山大師堂で、聴聞しようという企画です。
 さらに、6月11日(月)は石川県輪島市の満覚寺で開かれる「全国節談説教大会」にも行きます。
 満覚寺は浄土真宗です。親鸞(1173-1262)は、この講式のスタイルを独自の「他力本願による現世での往生」を独自の旋律で説いて回りました。これが「節談説教」として、親鸞の歩いた北陸地方に残っていましたが、現在では、この「節談説教」のできる浄土真宗の僧侶は、満覚寺就職、廣陵兼純氏ほか、数えるばかりです。
 この「講式」「節談説教」は日本の音楽の語りのルーツとも言えるでしょう。平家琵琶、謡、浄瑠璃、長唄、常磐津、さらには落語、講談、浪曲など、すべての日本の語りの節は、この「講式」「節談説教」から始まったと言えます。
 平安末期から始まった源信の講式、そして、数少ない「節談説教」を2日間連続で聴けるチャンスをお見逃しなく!

<講師>
 桜井真樹子
<場所>
 A.武蔵野楽器フィールド M
 B.延命寺

<日程>
A. 武蔵野楽器
 〒114-0003 東京都北区豊島1-5-6-1F?TEL 03(5902)7281 / FAX 03(5902)7282
 http://musashino.gagaku.net/
 2007年4月2日(月)〜6月4日(月)まで 13:00から15:00
 <前期>
 第1回 4月2日(月)「声明の解説」「表白」
 第2回 4月9日(月)「地獄」
 第3回 4月16日(月)「餓鬼」
 第4回 4月23日(月)「畜生」
 <後期>
 第5回 5月7日(月)「修羅」
 第6回 5月14日(月)「人」
 第7回 5月28日(月)「天」
 第8回 6月4日(月)「結章」「全体のまとめ」

B.延命寺
 〒330-0052?埼玉県さいたま市浦和区本太1-42-2 ?TEL 048-882-6390 ?FAX 048-885-3666
 http://www.enmeiji.com/koutu.htm
 2007年3月28日(水)から6月6日(水) 18:30から20:30
 <前期>
 第1回 3月28日(水)「声明の解説」「表白」
 第2回 4月4日(水)「地獄」
 第3回 4月11日(水)「餓鬼」
 第4回 4月25日(水)「畜生」
 <後期>
 第5回 5月2日(水)「修羅」
 第6回 5月9日(水)「人」
 第7回 5月30日(水)「天」
 第8回 6月6日(水)「結章」「全体のまとめ」
 
<月謝>
 前期、後期、それぞれともに1万円
 前期、後期のそれぞれの最初の講習会のときに、徴収します。
<テキスト代>
 「二十五三昧式」経本(芝金聲堂) 2,500円
  テキスト代(コピー代) 2,500円
  合計5,000円
※ テキスト代に関しては、前期のみ、後期のみ、前後両期受講にかかわらず、ひとりにつき5,000円徴収致します。
※ 各回の最初(前期は第1回、後期は第5回)に徴収します。
<応募締め切り>
 前期 3月19日(月)
 後期 4月16日(月)
<申し込み方法>
 「前期、後期、あるいは、前後両期受講希望」「武蔵野楽器、あるいは延命寺」のそれぞれと、申し込み者の氏名、電話番号、メールアドレス、住所を明記して onbasarasatanba@yahoo.co.jp 048-297-4354(tel&fax) (桜井真樹子宛)に申し込んで下さい。

<桜井真樹子プロフィール>
 作曲家・ヴォーカリスト(天台声明)・パフォーマー(白拍子)
 天台宗大原流声明を中山玄晋に師事。龍笛を芝祐靖氏に師事。1988年東京音楽大学専攻科作曲修了と同時にイスラエルに行き、ユダヤ教の音楽を研究。1994年ACC(アジア文化交流基金)の奨学金を得て渡米、2000年ヘレン・ウォーリッツァー財団の奨学金を得て、再渡米。共にネイティヴ・アメリカンの音楽を研究。1993年より、声明のコンサート活動を始める。平安時代の女性歌謡と舞踊の復曲と創作活動を行い数々の作品を生み出す。http://www.zipangu.com/sakurai/

コメント(7)

  • [1] mixiユーザー

    2007年03月11日 19:11

    とても興味があるのですが、もしかして女性のみ? でしょうか? ちょっと怪我が完治していなくて、特に最初のほう出られるかまだ微妙なのですが。あと、北区のほうが近いけれど昼間ということで それも含め検討中であります。
  • [2] mixiユーザー

    2007年03月17日 13:42

    結さま
     ありがとうございます。
     女性のみじゃありません。声明はもともと男性の僧侶のみのものです。しかし、これは、参列者参加型の法要であると歴史的にはなっています。
     浦和は、電車に乗れば、赤羽から10分もかかりませんデス。
     どうか、ご検討のほど、よろしくお願い申し上げます。
  • [3] mixiユーザー

    2007年03月17日 20:59

    そうですよね 声明するのに性別関係ないとは思ったのですがw

    確かに 電車でもそれほどは遠くないですねぇ。ふうむ・・・怪我のほうはようやく松葉杖が取れまして、筋力つくまではまだちょっと遠出はしんどい感じですが、この会が始まる頃にはなんとかなっていると思います。わからないけれど・・・そうこうしてる間に締め切りがもう明日!ですねぇ。うぅむ。
  • [4] mixiユーザー

    2007年03月18日 07:56

    結さま
     コピーとか、実習開始の準備のことがあったので、今日を締め切りにしたんですが、もし、行けそうでしたら、とにかくご連絡を!お待ちしています。
  • [5] mixiユーザー

    2007年03月18日 21:40

    了解です。ちょっと遅れるかもしれませんが、連絡します。たぶんお願いするかと思います。でも もし間に合わなければ それはそのとき 遠慮なく断ってくださいね。
  • [6] mixiユーザー

    2007年03月19日 01:33

     きゃぁっ、滑り込みでした。
     前期、後期とも申し込みます。
  • [7] mixiユーザー

    2007年03月19日 23:47

    結さま
     はい、お待ちしております。どうか、よろしくお願いします。

    fushimi@絞り込み中さま
     お申し込みありがとうございました。
     武蔵野楽器の第1回目は、4月2日(月)からです。どうか、よろしくお願いします。
mixiユーザー
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